146/281
中山隊出陣
中山、関、俺、小早という陣形を組み、重苦しい鉛色の空へと飛び出す。上空を埋め尽くす無数の敵影を前に、中山が不敵に笑ってみせた。
「2人がどれぐらい強くなったか、しっかり見せてもらわないとな!」
「おいおい、初手からプレッシャーかけんなよ、中山」
俺が軽口を叩いて茶々を入れると、あいつは「そんなつもりはないさ」としれっと笑い飛ばす。そのやり取りを見ていた関と小早も、引き締まった顔の中に頼もしい笑みを浮かべて頷いた。
「頑張ります!」
その真っ直ぐな返答に気合を入れ直す。後ろには中山と小早がいる。あいつらが撃ち漏らしを拾ってくれると分かっているからこそ、俺と関は目の前の目標だけに集中できる。
「関、たのむ!」
「了解です!」
一瞬の呼吸で敵の巨体を二人で鋭く挟み撃ちにする。これだけの数の大群を相手にしていながら、背後を完全に預けられる安心感は何物にも代えがたい。
「撃破! 次いくぞ」
「分かった!」
手応えを感じる間もなく次々と迫り来る敵へ向け、俺たちは再び銃口を向けた。




