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食堂のおばちゃん

「王子中尉、おはよう。体調どう?」

「おはようございます。貧血はまだありますが、だいぶましになりました!」

「良かった!若いからすぐ治るよ! それと、関中尉、今日副作用やって?」

「そうなんです。」

「お昼、どうする?」

「多分食堂には降りられないと思うので、おにぎり作っていただけますか?」

「分かった! 一応おかずとかも適当に冷蔵庫に入れとくから、それ食べてな。」

「いつもありがとうございます!」

この寮の食事担当のおばちゃんは、本当に気が利く人だ。人数が少ない分、訓練のタイミングを逃して食べ損ねてしまう寮も多いと聞くが、ここはいつお腹を空かせて帰ってきてもいいようにとおかずを作り置きしてくれ、ご飯も多めに炊いておいてくれる。

「ええんよ。予算でちゃんと食費が出とるんやから、食べんかったら予算が余って勿体ないしな!」と、おばちゃんはいつも豪快に笑う。

今日の朝ごはんは、私の大好きな鮭定食だった。関は副作用で食べられなくて勿体ないな……なんて思いつつ、鮭の身をおにぎりにしてもらえるのだから、それはそれで少し羨ましい気もする。出された小鉢のひじきの煮物は、食べられない関の分までありがたく私が平らげた。

貧血のせいで当分は訓練もさせてもらえないし、今日のところは提出する報告書もない。食後は部屋でのんびり映像でも観て過ごそうと、おばちゃんに「今日は一日部屋にいます」と伝えてから自分の部屋へと向かった。


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