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転がりながら1歩ずつ

関目線______


「っ!!!」小早も相当ビックリしている

「申し訳ありませんでした。」

「お前らっ…お前らは!」

少佐泣いている…?

「自分のこと大切にしろ!」

ぎゅっと抱きしめられる

「いいか、残されることは辛いが、それでも生きるんだ。生きなきゃいけない。それがお前らの逃げれない宿命なんだ!!」

少佐の腕に力がこもり、暖かい

「お前らは1人でも2人きりでもない。だから2人で無茶して生き急ぐな。」

「はい。申し訳ありませんでした。」


部屋に戻った小早は今まで手を付けなかった食事に手をのばす…

無理矢理一口食べれば吐き出していた小早が食べれた

「うち間違ってた。関は他の隊に配属されてひとりになると思ってた。うちもう安宅くんの所に行きたくて…だから食べれなくて…。」


それから日に日に小早は食べる量が増え、入院して三週間たったころには普通の食事を出来るようになった。

「小早、退院祝い。」

俺が渡したのは映画のチケット。

ずっと小早が行きたいと言ってた映画。

「これいいの!?」

頷くと嬉しそうな顔

「ねぇ、これは関一緒に行ってくれるの?」

予想外の質問に焦る


「ついていってやろうか?」

「うん!」

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