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シーン5 買い物

(登場人物)


青井由太

江戸から京都へ流れ着き、静に拾われた青年。働くことは嫌いだが、料理・洗濯・掃除は得意。年上女性に可愛がられる才能と、本人に自覚のない情報収集能力を持つ。


神無月静

由太の「飼い主」。表向きは花街で生きる女性だが、裏では倒幕派に関係する女間者。剣の腕も立つ。

昼前。


由太は買い物籠を持って市場へ。


八百屋。


お梅:

「あら、由太さん」


由太:

「大根一本」


お梅:

「今日は三文」


由太:

「二文」


お梅:

「三文」


由太:

「いつも買ってるじゃん」


お梅:

「だから三文」


由太:

「俺、働いてないんだよ」


お梅:

「知ってる」


由太:

「かわいそうだと思わない?」


お梅:

「全然」


由太:

「冷たいなあ」


お梅:

「静さんに養ってもらってるんでしょ」


由太:

「うん」


お梅:

「私よりいい暮らししてるじゃない」


由太:

「そうかな」


お梅:

「三文」


由太:

「二文と半分」


お梅:

「半文どうやって払うの」


由太:

「じゃあ二文」


お梅:

「戻ってる!」


結局三文払った。

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