↓ ↑ページトップへ
表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
PR
69/96

シーン1 置屋・朝

(登場人物)


青井由太(19)

江戸から京都へ流れ着き、静に拾われた青年。働くことは嫌いだが、料理・洗濯・掃除は得意。年上女性に可愛がられる才能と、本人に自覚のない情報収集能力を持つ。


神無月静(26)

由太の「飼い主」。表向きは花街で生きる女性だが、裏では倒幕派に関係する女間者。剣の腕も立つ。


お光(26)

静と同い年の芸妓。明るく世話好きで噂好き。由太を弟分として可愛がっている。

朝。


いつもの置屋。


トントントントン。


由太が大根を切っている。


由太:

「静さん」


静:

「何だ」


由太:

「前から聞きたかったんだけど」


静:

「金ならないぞ」


由太:

「まだ何も言ってない!」


静:

「では何だ」


由太は部屋の隅を見る。


そこには静の刀が置かれている。


由太:

「静さんって、刀使えるの?」


静:

「使えなければ持たん」


由太:

「どれくらい?」


静:

「何が」


由太:

「強さ」


静:

「さあな」


由太:

「新選組より強い?」


静:

「比べたことはない」


由太:

「十人くらい倒せる?」


静:

「講談の見過ぎだ」


由太:

「じゃあ五人?」


静:

「朝飯を作れ」


由太:

「三人?」


静:

「由太」


由太:

「はい」


静:

「黙らないと、お前で試すぞ」


由太:

「朝飯にします」


お光が入ってくる。


お光:

「おはよー」


由太:

「お光さん。静さんって強いの?」


お光:

「強いよ」


由太:

「どれくらい?」


お光:

「昔、三人の浪人に絡まれて――」


静:

「お光」


お光:

「はい」


静:

「余計なことを言うな」


由太:

「気になる!」


お光:

「三人とも――」


静:

「小遣いを減らすぞ」


由太:

「なんで俺!?」

評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。