↓ ↑ページトップへ
表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
PR
36/96

シーン2 京の町・午前

(登場人物)


青井由太(19)

江戸から京都へ流れ着き、静に拾われた青年。働くことは嫌いだが、料理・洗濯・掃除は得意。年上女性に可愛がられる才能と、本人に自覚のない情報収集能力を持つ。


神無月静(26)

由太の「飼い主」。表向きは花街で生きる女性だが、裏では倒幕派に関係する女間者。剣の腕も立つ。


お梅

由太は町を歩く。

いつもの買い物籠はない。

団子も食べない。

まず八百屋へ。


お梅:

「由太さん、今日は買い物?」


由太:

「聞きたいことある」


お梅:

「珍しいね」


由太:

「昨日の夜、この辺で侍が大勢動いてなかった?」


お梅:

「侍?」


由太:

「うん」


お梅は少し考える。


お梅:

「そういえば、お父ちゃんが言ってた」


由太:

「何て?」


お梅:

「夜中に黒谷の方へ三人くらい侍が歩いてたって」


由太:

「どんな?」


お梅:

「土佐っぽい話し方だったって」


由太:

「ありがとう」


お梅:

「由太さん」


由太:

「なに?」


お梅:

「何かあった?」


由太:

「……静さんが帰ってない」


お梅:

「え」


由太:

「誰かから聞いたら教えて」


お梅:

「うん」


由太:

「お願い」


深く頭を下げる。

お梅は驚く。

普段の由太なら、こんな頼み方はしない。

評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。