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シーン6 屋敷横の路地

(登場人物)


青井由太(19)

江戸から京都へ流れ着き、静に拾われた青年。働くことは嫌いだが、料理・洗濯・掃除は得意。年上女性に可愛がられる才能と、本人に自覚のない情報収集能力を持つ。


神無月静(26)

由太の「飼い主」。表向きは花街で生きる女性だが、裏では倒幕派に関係する女間者。剣の腕も立つ。


男・武市半平太(35)

土佐藩士。京で活動する尊王攘夷派の中心人物の一人。


浪人

屋敷近くの路地。

由太は息を切らしながら歩いている。


由太:

「静さん……どこ……」


男たちの声。


由太は反射的に物陰へ隠れる。


浪士A:

「火勢が強くなってきた」


浪士B:

「予定通りだ。神無月が警護を引きつける」


浪士A:

「標的は?」


浪士B:

「裏門から逃げるはずだ。そこで仕留める」


由太の顔から血の気が引く。


浪士A:

「神無月が斬るのか?」


浪士B:

「必要ならな」


由太:

「……」


二人が去る。


由太は壁にもたれる。


由太:

「暗殺……?」


静が人を殺す。


その姿を想像する。


由太:

「……嫌だ」


小さな声。


由太:

「それは嫌だ」

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