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目が覚めたら剣と魔法の世界でした  作者: 蜜柑
第一章 初めての異世界

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第七話 異常事態

王都に戻ったユウガたちは魔王信仰軍への対策会議に参加することになった。

「団長、この方たちは?」

「ユウガとエージとエリスさんだ。魔王信仰軍と戦闘を行っていたから役に立ってくれると思ってね。」

「なるほど、ではこちらへ。」

そのには戦闘経験の豊富そうな老人や才能のありそうな若者が多く参加していた。

「団長、この方たちが。」

「ああ、そうだ。ユウガとエージとエリスさんだ。」

「俺の名前はオリファル・タイガーだ。よろしくな。」

「俺はアマミヤ・ユウガだ。よろしく。」

ユウガに気さくに話しかけたのは赤い髪のヤンチャそうな人だった。

「では、早速会議を始めましょう。」

ユウガたちは空いていた三つの席に座った。

「ユウガ、魔王信仰軍の軍団長がどのような戦いをしてきたか聞いていいかい?」

「ああ、あいつはユニークスキル毒操者ってので体の力を抜いてくる毒を使ってきた。あとは体を壊す毒があると言っていた。」

「なるほど、ユウガ、エージ、エリスさん、よければ僕たちと一緒に魔王信仰軍と戦ってくれないか?」

「団長!彼らは戦闘はしたものの手も足も出ずに負けてしまったのですよね!危険です!」

「いや、俺も団長の意見に賛成だぜ。だってよ、まだ戦闘開始日まで半年ある。こいつらにはぜってぇ才能があると思ってる。それまでに強くなるさ。」

「ですが!」

そこにユウガたちが割り込んでしゃべった。

「俺達は強くなる。あいつらと同じくらい、いや、あいつらよりも。だから、俺達も戦わせてくれ。」

「私も強くなるわ、その戦いで足手まといにならないくらい。」

「僕も今よりも治癒魔法を極め、皆さんを助けます。なので半年後の戦い、私たちも参加させてください!」

その言葉にはユウガとエリス、エージの悔しい気持ちが詰まっていた。

「分かりました。あなた達の参加を認めます。ですが、戦闘中は必ず団長の指示を聞くように。」

「ああ、わかった!」

「では、ユウガとエリスさん、エージの参加を認めるということで皆さんも問題ありませんね?」

「あたりまえだろ!」

「わしたちはあなたの判断に従うだけです。クロス団長。」

「では、ユウガ次会うときは王都の城周辺に来てくれ。」

「ああ、分かった。」

「またな!ユウガ!」

「またね、ユウガ。」

「ああ、じゃあな、クロス、オリファル。」

こうして魔王信仰軍との戦いに参加することが決まったユウガたちは別のダンジョンを目指していた。

「どうする?ユウガ、どうやって強くなる?」

「どうしましょうか、ユウガ。」

「そーだな、とりあえずは今目指してるダンジョンとかで実戦経験を積んどくか?それとエージ、俺達は今一時的にパーティーを組んでるだけだ。」

「そーですね。」

「エージ、これからも一緒に行動しないか?」

「ええ、私もそれがいいと思うわ!エージがいたら心強しね!」

「いいんですか?ユウガ、エリスさん?」

「ああ、もちろんだ!」

こうしてエージとこれからも一緒に行動することが決まったユウガ達はダンジョンにたどり着いていた。

「このダンジョンはC級なんだよな?」

「ええ、そうよ。私たちは今からこのC級のダンジョンに潜るの。」

「ユウガ、前出た魔物より強い魔物が出てきます。」

「気をつけて。」

こうしてダンジョンに入ったユウガたちは魔物に遭遇していた。

「エリス、エージ、ワンガスと一緒にいやがるあの小さいロボットみたいなのは?」

「あれはゴーレムよ。あいつは固くて剣が効きづらいから私たちにまかせて、ユウガはワンガスを斬って!」

「分かった!火炎斬!」

「アイスバード!」

「ウィングアルス!」

順調に魔物を倒していたユウガの後ろに突如ゴーレムが出現した。

「ユウガ!後ろ!」

「えっ」

ユウガは後ろから来たゴーレムに少し斬られてしまった。

「ユウガ!フリーズドライ!」

エリスがゴーレムを倒したとき、

「ヒーリング!」

「おお!すげぇな治癒魔法って」

「少し斬られたぐらいじゃすぐに治るもんね!」

「ありがとな、エージ。」

「いえいえ、これが僕の役目ですから。」

そうしてボス部屋にたどり着いたユウガたちは言葉を失っていた。

「なあ、エリス、エージ、あの寝てるやってほんとにC級のダンジョンに出できていい敵なのか?」

ユウガは恐る恐る聞いた。

「いや、あれは」

「あれは黒龍ね。」

「は!?それってクロスが倒したっていう神話級の魔物じゃないか!」

そうこう話していると後ろの扉が閉まってしまった。

「え!?どういうことだ!エリス!エージ!」

「まずいですね、これは外からの侵入は許すが中からの脱出を拒むタイプのダンジョンです!」

「なんだよ、それ。じゃあ、あんなバカでかいドラゴンを俺達は倒さないといけないのか?」

「そういうことになるわね。」

そうこう話しているうちに黒龍は起きてしまった。

「グオオオオォォッ!」

「まずい!」

すると黒龍の腕が振ってきた。

「アイスウォール!横に避けて!」

ユウガとエージ、エリスはすぐさま横に避けた。

「雷撃斬!」

ユウガは黒龍に斬りかかったが

「くそ!ほぼ斬れてない!薄皮一枚くらいだ!」

「ウィングブレイク!私の魔法もほぼ効かない!」

「くそ!どうすれば…!」

「「ユウガ!!」」

黒龍の鋭い爪がユウガをめがけて襲ってきていた。その一撃を剣で防ごうとしたが

「剣が折れ…」

その瞬間、黒龍の鋭い爪がユウガの腹部を貫いていた。

そして、最後にユウガが見た光景は白いローブを身に着けた白髪の老人が黒龍を黒い剣で斬り倒している姿だった。

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