第四話 初めての戦い
「何!?ゴブリンが三十匹も!?」
優雅は驚いて椅子からすぐに立ち上がった。
「エリス!助けに行くぞ!俺ももう魔法が使える!」
「待って!前衛が必要よ!魔法使いだけじゃゴブリンが近づいてきたときにすぐにやられちゃうわ!」
その時、ダードが後ろにあった剣を取り出した。
「ユウガさん、この剣を持っていってください!おそらくあなたなら魔法騎士のように魔法を剣にまといながら戦えると思います!ただの普通の剣なのであまり斬れ味は良くないかもしれませんが少しはマシなはずです!」
「いいのか?ダードさん。ありがたく使わせてもらうぜ。」
アーリアが心配そうにしていたのを見たユウガは
「大丈夫だぜ!アーリア。絶対に死なずにゴブリンやっつけてくるからな!」
そう言いアーリアの頭を撫でて安心された。
「それじゃ行くよ!ユウガ!」
「おう!」
エリスとユウガは二人で戦う準備をし、家の外に飛び出し、ゴブリンのもとに向かった。
「ちなみにユウガ、体に魔力を込めれる?そうすれば身体能力も上がるわ。そして剣に魔力を込めて技を唱えれば炎と雷をまとわせられるわ。」
「分かった!やってみる!」
ユウガは体と剣に魔力を込めた。
「すげぇ!動きやすくなった!これで技を唱えれば炎か雷そして、その両方を纏えるんだな!」
「そうよ、大丈夫そうね!」
そうしている間にゴブリンのもとにユウガとエリスはたどり着いた。
「あれがゴブリンよ、ユウガ。」
「よし、エリスは魔法で援護していてくれ!」
「分かった、任せて!」
そうやって戦い始めようとしたとき、四人の若い剣を持った男性と三人の若い杖をもった女性がやってきた。
「あの、ユウガさんとエリスさんですよね?村長から話は聞いてます。俺たちはこの村で剣士をやってる者です。ご協力ありがとうございます!」
「大丈夫だ!一緒に戦おう!」
そう言いゴブリンの群れに優雅は剣を持ち突っ込んで行った。
ゴブリン達は一斉に優雅に斬りかかった。
「くそ!数が多いな!」
次の瞬間ゴブリンの剣がユウガに届きそうになった。だが
「アイスシールド!」
ユウガに届きそうになった剣は間一髪でエリスが防いだ。
「ユウガ!あまり突っ込みすぎないで!危ないから!」
「悪い!気をつける!」
そう言いユウガは的確にゴブリンを斬り始めた。
「火炎斬!おおー!うまくいったぜ!」
「ユウガ!私がしっかり援護するからその調子で頑張って!」
「おう!」
村の剣士と魔法使いと協力し、ゴブリンを三十匹倒したとき
「よし!これで全部だな!」
「ユウガさん!エリスさん!本当にありがとうございました!」
「こちらこそ本当にありがとうね。」
「待て、エリス何か来る。」
両手に剣を持ち錆びた王冠を頭につけた巨大なゴブリンが現れた。
「エリス、あれは親玉かなんかか?」
「あれはゴブリンキングよ。あの群れのボス。今までのゴブリンよりも強いから気をつけて!」
「わかった!」
そう言いユウガはゴブリンキングに斬りかかった。
「雷撃斬!」
ゴブリンキングは両手の剣を使いユウガの渾身の一撃を受け止めた。
「何!?」
「アイスストーム!」
次の瞬間ゴブリンの体が傷つき動きが鈍くなり
「炎雷斬!」
ユウガの一撃がゴブリンキングに届いた。
「ぐがががあぁぁぁ!!」
そうしてゴブリンキングをユウガとエリスは倒した。
「おつかれエリス。」
「うん、おつかれユウガ。」
二人はそうして向かい合い笑った。




