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目が覚めたら剣と魔法の世界でした  作者: 蜜柑
第一章 初めての異世界

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第二十五話 作戦会議と出陣メンバー

騎士団の本部へ向かっている最中、変な金髪の騎士に遭遇した。

「やあやあそこの君たちよ。よかったら俺に騎士団の本部の場所を教えてくれないか?」

意味がわからない。なぜ騎士が自身の騎士団の本部の場所を知らないのか。怪しすぎる。ユウガがそう思っている時、その騎士は予想外のことを話し始めた。

「うむ?もしやお前我が妹のエリスではないか?」

その騎士はエリスを自分の妹だと言ったのだ。

「え?お兄ちゃん?久しぶりね。元気してた?」

エリスはどこか嬉しそうな感じでその騎士に喋り始めた。

「え?その騎士、エリスのお兄さんなの?」

「うむ。我はエリスの兄であり最強の騎士!『雷光』エレクだ!」

そこでユウガが聞いた。

「騎士なのに剣を持っていないのか?」

そう、エレクは剣を持っていなかった。

「わかっていないな。剣とは心に一つ宿していたら十分なんだ!そして、この最強の騎士には最強の戦い方がある!心配するな!」

なんだか心配だ。そうユウガが思った時、エレクが聞いてきた。

「そういえば、お前達の名は?エリスの仲間なのであろう?」

「俺はアマミヤ・ユウガだ。」

「僕はエージ・サロバロスです。」

「俺はガルディア・ファングだ!」

名を聞いたエレクは少し間を空けた。

「うむ!ユーガとエジロスとガルングだな!覚えたぞ!」

次はユウガが間を空けた

「ちゃんと聞いてた?」

「うむ!聞いていたぞ!ユーガよ!」

ユウガは理解した。エレクは馬鹿なんだ。最初に聞いたユウガの名前はだいたい合っているが後から聞いた二人の名前を間違えまくっている。それに、最初にユウガたちに話しかけた理由も自分の騎士団の本部が分からないという間抜けな理由だったからだ、

「ごめんね、みんな。お兄ちゃん馬鹿なの。」

「な!兄を馬鹿と言うか!兄は天災だぞ!」

「お兄ちゃん、文字間違えてるよ。」

「な!我は天才だ!」

ユウガたち三人は思った。この人は妹であるエリスと比べ物にならないくらい馬鹿なのだと。

その後、四人で騎士団の本部へ行くと既に三十名ほどの騎士と二十名ほどの冒険者がいた。

そこには知っている顔が二つあった。一人は―

「おや。あなたたちのような低ランクの冒険者も来るのですね。」

そう、彼は獣族の里で会ったクズのAランク冒険者。ザベルだ。他の仲間はいないようだ。

そしてもう一人は―

「やあ、ユウガさっきぶりだね。お金返してくれない?」

さっき会ったユウガの同郷の友達のレンだ。

「レン!お前も一緒に戦うのか!」

「そうだよ。でさ、ユウガ、お金…」

その時、奥から団長クロス・アルガルドと二名の騎士長が来た。一人は知っている。前の会議で会った赤髪の騎士オリファル・タイガーだ。もう一人は初めてみる。女性で濃い緑髪の騎士だ。その時、その騎士が喋りだした。

「おい!どこに行っていた!」

ユウガ達の方を向いて言っている。そう思ったが否。ユウガたちではなくエレクに言っているのだと気づいた。

「うむ?我か?悪いなガネートよ。道に迷っていたのだ。」

「迷っていたじゃない!何回目だ!もう百は超こえるぞ!それに私は、ガーネットだ!」

「ん?そうだっか?それに我はそんなに道に迷っているのか?」

エレクは呆れるほど能天気だ。

「悪いな次から気をつける。」

「まったく、騎士長のお前がそんなんでどうするんだ。」

衝撃の事実が発覚した。エレクはこんなに馬鹿なのにどうやらただの騎士ではなく騎士長だったらしい。

「お前は強くなければとっくにクビだったんだからな!」

「何を言っている!我は天災だ!我をクビになどできるものか!」

そこでエリスが小声でエレクに教えてあげた。

「お兄ちゃん、また文字間違えてるよ。」

「なっ間違えた!我は天才だ!」

「もういい、早くこっちへ来い。」

ガーネットが呆れながらエレクを呼び、それにエレクは素直に従う。そして、ユウガ達もレンの隣に座り会議が始まった。

会議で決まった内容は主にこうだ。

・一週間後に魔王信仰軍のヨルムンガンドの率いる軍が集まる機会があるからそこに全員が突撃して一気に叩く。

・魔王信仰軍の軍団長『害毒』ヨルムンガンドとは戦闘経験のあるアマミヤ・ユウガか魔王信仰軍との戦いの経験が豊富なカミヤ・レン、または、騎士団、冒険者を含めて最も強いクロス・アルガルド、この三名のうち最低二名が同時に戦う。

・魔王信仰軍は軍団長以外にも手慣れがいる可能性があるのでその者は騎士長かAランク冒険者の者が戦う。

このようなことが会議で決定した。会議が終わったあと、ユウガたち四人とレン、クロス、エレク、オリファルが一緒にいた。

「クソー俺も戦いたかったぜ。」

ガルディアがそう嘆くと、

「ガルディア、君はユウガたちの新しい仲間かい?」

クロスがガルディアに聞いてきた。

「ああ、そうだ、騎士団。」

「うーん、君にも騎士団と呼ばれるのは少し悲しいから、クロスと呼んでもらいたいな。」

「ああ、分かったよ。クロス。」

このやりとりを見たユウガたち三人はこの少しの間でガルディアが素直になってるなーと感心していた。

「そういや、久しぶりだな。ユウガ。」

「確か、オリファルだったよな。」

「ああ、今度の戦いは甘くねぇ。死ぬなよ。」

「当たり前だ。」

エリスはエレクと話しているようだったのでユウガはレンに聞きたいことがあったので聞くことにした。

「そういえばお前はどうやって戦ってるんだ?スキルとか魔法、使えないんだろ?」

「うん、そうだね。俺は基本二本の短剣で魔力を込めるだけ。それで後、は身体能力任せ」

思った以上に脳筋な戦い方だった。

そんなこんなで平和な時間が終わり、魔王信仰軍との戦いが始まるのだった。

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