爆発のあの日。 (第一話)
どカぁぁーーーーーーーン
犯罪が常となていいる世界でも稀にみる爆発音が響き渡った。テロが起きた。
俺はその時、君と街中にある小さなカフェにいた。
このテロの首謀者の助言者として。
小さなカフェの少ないお客は冷静にでもはやくカフェから出た。
巻き込まれたくないからだろう。
だけど、時すでに遅しだ。
外に出たお客は爆発音が稀にみる大きさの理由が分かっただろう。
確かに、爆発は元々大きかったのだろうが、こんな近くで爆弾が爆発すればあの稀にみる音になるはずだ。
爆発したところは、ここから約300メートルほど先だ。
たったの300メートル。
このテロから逃げ切ることは難しいだろう。
それなら大人しくしていたほうが賢い選択だろう。
俺と君は外に出た。
爆発がおき、無造作に建てられたビルはドミノのように倒れているものがある。
ビルの下敷きになった人達や、ビルの中にいた人達の血で約300メートル先は真っ赤になっていた。
確実に死者は400を超えているだろう。
元々ここら辺は人口が多いのだからそれくらいは普通にいくだろうな。
最悪の場合、600ぐらいにはなる可能性かある。
バがぁァーーーーん
また、爆発音がした。
今度は前より小さめの音だった。
キャァぁぁーー
悲鳴が上がった。
バぁぁーーーン
また爆発。三つ目。
また、悲鳴が上がる。
君は、何も感じていないような瞳で爆発音がした方向を見ている。
君は言った。
今回のテロは派手だね。何人死んでくれるかな。と。
僕は答えた。
400は死んでくれるだろうね。と。
周りから見れば、天気の話をしている程度のテンションだった。
俺が、テロの首謀者の助言者であるならば、君はこのテロの計画をした人だった。
だけど、君はテロの主犯者ではない。あえて言うと自分と同じ助言者だった。
君は今自分が起こした惨状を見て何を思っているのだろう。
きっと何も思っていないのだろうね。
多分、僕と君から助言を受けたテロの主犯者は驚いているだろうね。
計画ではひとつの爆弾でそんなに被害の出ない爆発の予定だったからね。
まぁ、主犯者は利用されたんだ。
君が利用した。
僕がそれに同調した。
だから、今大規模なテロがおきている。
君は嗤った。
「ーー、いこう。」
君は僕の手を掴んで言った。
「うん、いこう。ーー。」
自分も嗤ってた。
君はどんな名前だったのだろうか。
もう、君の名前すら自分は記憶から抜け落ちた。
ひろいたくても、ひろえない。
ドがぁァァーーーーーーン
爆発音がした。
都市丸ごと吹き飛ばすような爆発音だった。
あのテロの倍以上の爆発音だった。
一歩を踏み出した。
自分は一週間後に18になる。




