表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
0.5%の恋  作者: まんぷくねこ


この作品ページにはなろうチアーズプログラム参加に伴う広告が設置されています。詳細はこちら

35/39

第34話 ARAZOME 後編

第35話 USUZAKURA 「タイトルのみ本編なし」


第34話 ARAZOME 後編


「せっかく来てもらったのに勉強できなかったね。」


僕は和ませようと話をふる。


「テスト勉強よりも勉強になったけどね。」


隣で花菜が笑っていう。


「大好きだよ。ずっと一緒にいたい。」


「私ね。ずっととか永遠とか一生って好きじゃないんだ。」


僕は軽口で言った告白にドキッとしてしまった。


「だって私まだ20年も生きてないのに

 その言葉に何度も裏切られてきたから。

 信じられないんだよ。」


なんとなくその気持ちは分かった。


「でも、今度のずっとは信じてもいいのかな。

 信じたいな。何となくずっと一緒にいる気がするんだ。」


「僕も花菜とのずっとも永遠も一生も信じたいし、

 叶えたいよ。大好きだよ」


「フフッ、ありがとう」


「私達、きっと大人の階段を登ったはずだけど

 なんていうか何かが大きく変わったとかってないんだね。」


「そうだね、景色が変わるとかはないかなー。

 でも、花菜が一段と綺麗に見える。」


「もう、恥ずかしいよ!」


そんな会話をしていたら

いつの間にか映画が終わっていたことに気がつく。


「この映画ほとんど見なかったね」


「また見に来てもいい?」 


「もちろん、今度はちゃんと見よう」


「ちゃんと見る。でいいの?」


「えっ、、、」


僕は顔が熱くなって

閉め切ったカーテンを開けた。

外はもう暗がってきていたので

結局カーテンを閉める。


「今から勉強とはならないよね。お散歩する?」


「うん。そうだね」


支度をして家を出る。

遠回りをしながら

海の見える広場までやってきた。

海と言っても浜はなく、港のようなものだった。


花菜はそっと腰掛けた。

僕も隣に腰掛ける。


「海とか波を見ると落ち着くよね」

「そうだね。とても落ち着く。何でだろうね」




「何か考えてるの?」


「ううん、何も。

 なんか考えてるような考えてないような。

 海を見てるが1番合ってるのかも」


そんな花菜を横目に

僕は海よりも少しずつ消えていく夕日を眺めていた。


あぁ、今日が終わるなー。


僕は何か変わってしまうかもという不安があったが

何も変わらなかったことに安心していた。


その後も何回か花菜と勉強し、自分でも勉強し、

テスト結果はそこそこの結果で終わるのだった。


テストが終われば

高校最後の夏が始まる



評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

↑ページトップへ