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外伝最終話:「永遠のプロトコル」

外伝最終話をご覧いただきありがとうございます!


すべての試練と過去を乗り越え、英美里と共に穏やかな朝を迎える治臣の姿を描いた完結エピソードです。最強のダークヒーローと愛する妻が紡ぐ、永遠の未来と平穏をお楽しみください!

朝日が柔らかく差し込む西園寺グループ本社ビルの最上階。

その広々としたプライベート・ラボの窓辺に、治臣は静かに立っていた。眼下に広がる東京の街並みは、今日も変わらぬ活気と喧騒に満ち溢れている。


そのすべての営みが、彼の構築した絶対的な富と安全のネットワーク、そして英美里との穏やかな日常に支えられていることを、世界で知る者は誰もいない。


背後から、軽やかな足音が近づいてきた。

振り返ると、そこにはマグカップを二つ手に持った英美里が、柔らかな笑顔を浮かべて立っていた。


「治臣さん、こんな朝早くからまたパソコンに向かって……。たまにはゆっくりコーヒーでも飲みませんか?」


「ああ……そうだね」


治臣は微かに笑みを浮かべると、愛する妻の手からマグカップを受け取った。

前世の絶望と孤独、冷酷な裏切りにまみれた泥沼の記憶。あの暗いベッドの上で誓った「二度と誰にも支配されない」という復讐の誓いは、今や形を変え、大切なものを守るための「絶対的な城塞」となった。


もう、怯える必要などどこにもない。

金も、権力も、そして何より代えがたい温もりも、すべては自分の手の中にある。


「どうかしたんですか? そんなに見つめて……」

「いや……。君と迎える朝が、どれほど価値のあるものかと思っていただけだ」


英美里が少し照れくさそうに頬を赤らめ、治臣の腕にそっと寄り添う。

その温かな体温を感じながら、治臣は心の中で静かに誓った。


――この平穏を脅かす者あらば、いかなる世界の巨悪であっても、私のコードですべてを灰塵に帰してやろう。


表の世界では完璧な西園寺家の次期当主として、裏の世界ではすべてのネットワークを支配する絶対的な王として。

治臣は英美里の手を優しく握り締めながら、二人で歩み出す永遠の未来へと、静かに最初の一歩を踏み出したのだった。

外伝シリーズ全14話をお読みいただき、本当にありがとうございました!


表の御曹司としての顔と、裏の世界を支配する冷徹なハッカーとしての二面性を持つ主人公・治臣の生き様と、英美里との深い絆を描いてまいりました。圧倒的な力を持つ彼が、愛する人の前で見せる温もりと、どんな敵をも一瞬でねじ伏せる爽快感を少しでも楽しんでいただけたなら幸いです。

またどこかの世界で、彼らの物語の続きに出会える日を――。

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