第4章騒乱編2
最近慌ただしいなあ。
なので食堂もお昼だけにしている。弟子の育成も終わったのだが4人の側室目当てのお客が多いからだ。
(ミニスカメイド服のアイドルだな。)11時~13時だけにしたが超満員になる。特に最近は色っぽくなったと評判になっている。
(それは4人とも下着・・ないせいだな)下の棚の物を取るのにハルトにオシリを向け、屈伸の状態で取るとミニスカから女が見える。
元々マリは色っぽかったがシャムも14になり負けてない。
そうなると13時以降から頑張ってしまうハルトがいた。そして2か月後・・・閉店した。
4人が妊娠したからだ。そうなるとアンジュとシズカも穏やかでは居られない。王都の3人も焦ってる。
(王女や騎士団長、副官を未婚の母には出来ないな。)
まずは国内を何とかしておく必要があると考えたハルトはリリイに会いに行く。「リリイお願いがあるんだ。」「なあに?改まって?」とリリイが優しく微笑む。
「ボラギ公爵を誅する。」
セデス宰相代理とアーク、アーナが招集された。「どういう手を考えているんだい?」とアークが嬉しそうだ。
「リリイ王女とセデス様の連名と査問委員会での呼び出しをお願いしたい。」「具体的な内容を聞こう。」とセデスが言った。
[ローズ王女暗殺未遂容疑でボラギ公爵の言い訳があれば聞こう。ただし10日以内で王都へは1人で来るように。]
「と言った内容でお願いしたい。」と僕が言うと、アークが「へ?来る訳ないだろ?」「そう!来ないというなら騎士団を率いて逆心ボラギを討つと宣言するんだ。」と僕が言う。
「今やボラギ領に12万の兵や貴族が・・・」とリリイが言うと「騎士団が全部でも2万、勝負にならないがハルトに作戦が?」とアーク。
(まあ僕たちが無双するだけだけどね。)
「また天使を呼び出すさ。」と笑うと「見てのお楽しみなんだろ?」とアークも笑う。
正直に言えば僕たち5人が12万を倒すというより騎士団2万が12万を倒したという方が他国にも聞こえが良いのだ。ヴァレンタイン王国騎士団侮れずの評判も欲しい。
そう伝えると「ハルトは欲張りですね。」とリリイが嬉しそうだ。「私も出陣します!叔父様王都をお願いね。」とリリイがが言うと「うーむ、仕方ないか。」とセデスが唸る。
「リリイ殿下が出陣となると思わぬ人物も釣れるかも?」と僕が言うと「シルバーベル?」とアークが聞く。
「そう!この国がすっきりとする日も近いですね。」と僕が言う。「なら早速ボラギの召喚状じゃな。」とセデスが言った。
リリイ、アーク、アーナ、セラが来る。
「おそらく騎士団2万がボラギの城に着くのが10日、正門から攻撃を仕掛けて欲しい。」と僕はお願いする。「ハルトは?」と4人が聞く。
「僕は裏門を壊し奴隷を解放したら12万を殲滅する。」と言うとシーンとなる。
「なんかスゲー。うん!やっぱ面白えな友よ、いや義弟。」とアークが笑う。弟になったの?
「あれが兄・・」「うん・・」「兄らしい?」と3人の女性に言われアークが凹む。
「よ、よし!みんな力を合わせて頑張ろう!」とアークが力技で締めくくった。
ボラギ城にて
「叔父上、叔父上ぇぇぇぇ!」
城に響きわたる声がする。誰であろうノール子爵だ。
「なんじゃ我が甥。」と面倒そうに答える。王都に謀反の疑いを掛けられ1人で出向けと。
出向かねば軍勢を差し向けるという内容だ。「使徒が来ると思えば騎士団か?しかもたった2万程度とは。」と大笑いする。
「ちょうど良い。王女も来るならシルバーベルと挟み撃ちしてやれ!」とブタが言う。
「シルバーベルも5万を率いて来ると。」「王女は生きたまま捕えよ。褒美は思いのままじゃ。」ひゃひゃひゃとブタが笑う。
「では早速、シルバーベルに連絡を取りまする。」とノールもやらしく笑う。




