第4章騒乱編3
ローズ村にて
4人の側室がニコニコしアンジュとシズカが顔をヒクヒクさせてる。
マリがお腹を触り「あー、幸せ!」ラナが「夜寂しい・・」ルナは「姉さん欲張り。」シャムは「もっと色っぽくなって2人目を」と呟いている。
ま、まあ作戦会議だ・・・・
「爺が裏門を魔法で壊し、イフリートとヴァルキリーで中のヤツらを殲滅していく。
アンジュは高台から指揮官の貴族を狙撃だ。ハンゾウとシズカ、シヴァは奴隷を救出。俺はブタ共を誅殺する。
何か質問はあるか?」と言うと「若、どのタイミングで仕掛けますかな?」と爺が言う。
「騎士団到着と同時だ。」
召喚状を受け取ったブタは高笑いして無視した。
それどころか「王家を私物化するリリイ王女一党をこの国の為に討つ!」と宣言してくれた。(よしよし。これでシルバーベルも出て来るな。)とほくそ笑む。
10日後
あと1日でボラギ城という所にシルバーベルの軍勢5万が展開している。
「敵に気付かれてはいないか?」と斥候部隊にシルバーベルが問う。
「敵騎士団はボラギ城に集中しているようであります。」と斥候が答えると満足そうに頷く。
(明日の朝、リリイ、アーク、アーナが慌てふためく姿が目に浮かぶわい。)
「おーい!勝利の美酒を前祝で振る舞え!」と上機嫌で言う。明日の朝、戦場が自分たちの墓標になると知らずに・・・・
「リリイを捕えたら褒美は思いのままだってよ!」「さすが!ぶ・・じゃないボラギ様だぜ。」「おりゃ、天下一の美女なら抱きたい。」「なんにしても明日が楽しみだな。」と兵たちが酒を煽っている。
その頃、ボラギ正門では。
リリイが号令を掛ける。「天下の大逆人、ボラギを討てぇぇ!!!」
『ミッション:悪逆ボラギ・シルバーベル一党を討ち、奴隷を全て解放せよ!』
(来たな。言われなくてもやってやる。)
「爺!門を壊せ!!」「承知致しました若!!」
「ドッコーン」と激しい音が鳴り響く。アーク達の方にも聞こえた。
「友が義弟が仕掛けたぞ!」とアークが言うと「あれ、言いたいだけよね?」「はぁ・・・」「バカなの?死んで!」もうそんな事で凹むアークではない。
「よ、よし!我らも・・・」と言いかけたら城内から阿鼻叫喚が響き向こうから扉が開いた。「た、助けて・・・」
「主の御前です。跪きなさい!」とヴァルキリーが言うと「下賤ども、頭が高いぞ!」とイフリートの炎が渦巻く。「主に仇なす者たちよ。消えなさい!」と光のシャワーが降り注ぐ。
「わ、われら高貴な者だぞ!」と叫ぶ貴族に「ウルサイ!」と言ったアンジュの弓が眉間に突き刺さる。
僕と爺は予定通りブタ達を目指した。
リリイ達が勝手に開いた城門に向かうと。「た、助けて・・・」と哀れな兵が縋って来たがアーナ達は容赦なく次々と始末した。今度は城の上部でドゴーンと音がする。
ボラギ城最上階
貴族50人ぐらいがブタと酒宴している。ブタの下に四つん這いのエルフや幼女がイスとして使われていた。(てめーらの血は何色だ!)と叫びたいくらいだ。
妙齢のババアが「下賤が紛れ込んだの?お前たちもイスに・・」と言いかけたら爺がソッとババアに触れると横に{く}の字になったまま吹き飛び、壁にめり込み死んだ。
天叢雲剣を抜き、貴族たちの首を刎ねながらブタに近寄る。「ナマイキな金髪の小僧が!我らのジャマばかりしおって!」と切りかかってきた。たぶんこれがノールとかいうヤツの最後だった。
「我が甥を・・カタキを取ってや・・」みなまで言うな。気分悪い。
上にいた奴隷になっていた子達や下に閉じ込められていた奴隷達を全て解放出来たようだ。
シズカが懸命に治療してくれたお蔭で命を救えたが多くの子が心を病んでる。「シヴァ辛い記憶を和らげてやってくれ。」と言うと「分かりました主様。」と言った。
いきなり全て消すのは良くないらしい。簡単な料理を作り全員に振る舞う。
出来るだけ優しく「辛かっただろう。もう大丈夫だからゆっくり食べるんだよ。」と言うとみなコクコクと頷いた。
のちに、{使徒様に身も心も捧げ隊}と呼ばれるのであった。




