347話 6月23日#24〜ヤギVS双子(?)②〜
――ズガガガガガガガ!!!
俺のマシンガンが火を噴くと、大量の彫像と忍者が宙に舞った。
「「「わーーー!!!」」」
そして、ピンク色の煙を残し、虚空へと消えていく。
敵は唸るほどいるので、照準を合わせる面倒な作業は不要。だが、気が滅入る。
「『パズルブロック』!」
親父も、四角いブロックを積み上げてからそれを倒壊させる|(俺からしたら)意味不明な魔法を使って、敵を一気に蹴散らしていた。
「くそっ!肩が痛くなってきた!」
俺はマシンガンを捨てた。マシンガンは黒い煙となって消えた。
代わりに、別の兵器を『鏡』の鏡面から取り出した。
「……ロケット砲」
取り出したものは手のひらサイズだったが、地面に置いて軽く蹴ったら、巨大化した。
多数のロケット弾を積んだ荷台みたいなもの――ちょっと違うか。
――ま、いいや。
とりあえず発射して、耳を塞いだ。
――ドカーーーーン!!!
いくつものロケット弾が同時に発射され、地面に着弾して爆発する。爆発に巻き込まれた無数の彫像と忍者が煙となって消えていった。
「さすが、ミライ!」親父は、満足そうに頷いた。「この調子で、奴らが増えないうちに、ホンモノを叩く!」
――まあ、そんなわけで。
俺たちは大量の敵を駆逐し、ようやくここで戦っている星霊を見つけた。
「……レオだな」親父はつぶやいた。「俺が話をつけてくる。ミライは今までどおり、こいつらを減らし続けろ」
「……他に方法はないのか?」
「ない」
――親父は、きっぱりと断言した。
親父は、邪魔する敵は全て蹴り飛ばしながら、遠くにいる、普通に見るやつの倍くらいある大きなライオンの元へと向かっていった。
「……チ!移動するのも面倒だ。『戦車』で蹴散らそう」
――というわけで、自動的に前進する『未来の戦車』に乗って、周りを適当に銃撃しながら進んでいった。
それからまた時間がたち、俺は大きな建物に行き着いた。
「……そういやコイツら、『屋敷』に住んでるって言ってるよな」
敵の言うことなんか聞いちゃいないが、同じ言葉を何度も言われたら、嫌でも頭の中に入る。
俺は、適当に手榴弾を投げて近くの敵を殲滅しながら、『屋敷』の中へと入っていった。
すると……
「ふっふっふっ!」
「『忍者屋敷』へようこそ、でござる!」
「ここには、いろいろなカラクリがあるでござる!」
「忍者もたくさんいるでござる!」
「ここへ入った者は、何人たりとも帰っては来れない!」
「さあ!おぬしはここを攻略できるかな……」
俺は、銃を忍者に突きつけた。
「……ここに、連れ去った星霊使いがいるだろ。さっさと場所を吐け!」
俺が引き金を引くと、その忍者は煙となって消えた。
めんどくさがり屋のミライも、やればできる子です。実は、結構カッコいいんですよ。




