↓ ↑ページトップへ
表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
月と星座と剣士の旅〜魔法が苦手な俺が、魔法で神様を救う話〜  作者: く~が~
オリオン編

この作品ページにはなろうチアーズプログラム参加に伴う広告が設置されています。詳細はこちら

266/381

266話 6月19日#01〜神様〜

 翌朝、俺たちは『バグボート』に乗って、ディアナに向かって出発した。


 道中『アシッドワーム』という、巨大なミミズみたいなモンスターが俺たちを襲ってきたが、レイが1人でボコボコにやっつけた。



 「……そろそろ休憩にするか」俺はみんなに呼びかけた。「そこの岩場にテントを張ろう!レイ、ソラ、よろしく頼む」


 「「了解」」



 レイは休憩中に『バグボート』を収納に入れており、ソラは解体したテントを運ぶ役割を担っていた。


 俺たちは手早くテントを張り、地面に敷いたレジャーシートに座ってぼーっとしていた。



 『みなさん軽食はいかがですか?』勝手にピエールキッチン|(小)が展開されているなと思ったら、ピエール33世がサンドイッチを配り始めた。



 「おう。気が利くな」俺は1つもらった。


 「何かあたしたち、こういうところを月の神様に頼りきりだけど、『神様界』では普通のことなの?」



 リアが、テンからサンドイッチの端を分けてもらいながら言った。



 『どうでしょうねー』ピエール33世は、緑色に光った|(考え中)。『ワタクシと太陽の神は、『五大魔法大国』を創った後、地球から離れてたんで、他の神がどんな方なのか、あまりよくわからないというか……』


 「……てことは、他にも神様がいるってことか?」


 『えー、そうですねー……ワタクシが知る限りでは、100柱くらいいますね』


 「意外といっぱいいた……」



 リアが、天井を仰いでいた。



 『ええ……でも、それぞれがそれぞれの国を創ったんですけど、それぞれの詳しいことはよくわかりません』



 ――と言った後、ピエール33世がピコンと白く光った|(思い出した)。



 『……あ、そういえば『テクノト』って国を創った神様は、魔法が嫌いだったので、『テクノト』では魔法があんまり広がらなかったみたいですね』


 「……機械大国……」


 『確かに、『テクノト』はそう呼ばれていますね』ピエール33世は、今度は黄色く光った|(喜んでいる)。『その神様と比べたら、ワタクシはとても気遣い上手だと思いますよ。あの人、かなり厳格な方なんで』


 「ピエール33世君とは真逆だねー」テンはそう言いながら、さりげなくレイの隣へ移動していた。


 『あと、『マリーナル』って、1つの海をいくつかの島が囲んでいる国があるんですけど、あそこの神様は、気分屋ですね。行動が予測不能です』


 「……神にも、いろいろいるんだな」


 『そうですね……まあ、ワタクシはこういう性分なので、みなさん気軽に頼っちゃっていいですよ!』



 ピエール33世はそう言いながら、サンドイッチの乗った大皿をみんなに見せた。



 『さ!まだまだありますので、好きなだけ食べちゃってくださーい!』


 「……こんなに『神様』っぽくない神様も、珍しいんじゃない?」



 テンがくすくす笑っているのを聞き、隣にいたレイは、サンドイッチを飲み込んでからこう言った。



 「……だから、こう『仲間』が増えるんじゃないのか?『信者』じゃなくて」


 「……なるほど……」



 ――確かに、月の神がこんな人柄だから、俺たちは頑張って石を集めてあげようとしているところがある。


 俺は、サンドイッチをもう1つ手に取りながら、月の神が関係する1つひとつの記憶を思い出していた。

同時期に(つまり、約400年前に)神様がいっぱい生まれて、それぞれの国を創ったそうです。その後は、ピエール33世のように地球から離れたり、逆に地球に残ったり、海の中や地面の中に隠れたり、それぞれが好きな場所で暮らしているようです。

評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。