↓ ↑ページトップへ
表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
月と星座と剣士の旅〜魔法が苦手な俺が、魔法で神様を救う話〜  作者: く~が~
ユスティティア−ウルカヌス編

この作品ページにはなろうチアーズプログラム参加に伴う広告が設置されています。詳細はこちら

245/381

245話 6月15日#06

 夕飯を食べ終えると、俺は街の外れでリアと模擬戦をした。


 リアの矢の謎の軌道には惑わされたが、リアは基本的に魔法も弓矢を使って発動させるので、しばらくすると相手の行動を読むことができるようになり、最終的に俺は勝利を手にした。



 「くっ、くやしい〜〜〜!!」頭上を剣で刺(・)さ(・)れ(・)た(・)リアが、俺の靴をぽかぽか殴ってきた。「何で負けてくれないの〜〜!!」


 「……模擬とは言え、戦いは戦いだからな」


 「もうっ!!カイトのバカーーー!!」 



 現在の俺の戦績は、リアとソラには勝つことができ、レイには1回、テンには2回負けている――この2人は、攻略難易度が段違いに高い。


 まず、レイの大剣は、後で考えれば考えるほど、互角に戦うことが難しいとわかってきた。


 向こうは、大剣を振り回して俺に当てれば、それが大剣のどの部分であっても、俺を殴るなり叩き斬るなりできる。


 対して俺は、どうあがいても剣の長さが短いので、相手の攻撃範囲内まで近づかないと攻撃ができない。しかも、こちらが攻撃しようとすると大剣を盾として使われてしまい、俺には対処のしようがなくなってしまう。


 レイの魔法の特性と、レイ自身の直感力を考慮に入れても、かなりの強敵であることは間違いない。



 ――一方テンの、癖の強い『銃撃』と『魔法』の攻撃の組み合わせも厄介だ。


 思い出してみると、テンは銃の命中率の高さを利用して、自分の好きな場所へ俺を誘導し、そこへ強力な魔法を叩きつける、という戦い方をしていた。


 自分は動かず、相手を動かす――そういう戦法には、闘技大会で何度も痛い目に遭ってきた。


 他にもテンにはいろんな戦法で攻められ、さらにこちらの動きには柔軟に対応されて、俺は手も足も出ない。


 はっきり言って、俺の一番苦手なタイプだった。



 ――ちなみに、俺がそうやって悩んでいると、戦いたかったのか、突然レイはテンに模擬戦を申し込んだ。テンは「れれれ……レイさんと模擬戦なんて、むむむむ……無理っ!!!」と、真っ赤な顔をして全力で断っていて、それがちょっと面白かった。






 さて、宿を決めて部屋へ入った俺たちは、もう1つの難題について話し合った。



 「ここ、ウルカヌスとディアナの間に『オリオン』って街がある……でも、どう考えても、そのオリオンまでの間のどこかで1泊しないといけない……」と、ソラは地図を指さしながら言った。


 「砂漠は危険なモンスターも多いし、見張りで気を抜くこともできないね」と、テンは付け加えた。


 「どうしようか」と、俺はみんなの顔を見た。「前の『蜘蛛母子(おやこ)』の時みたいに、誰か1人に負担をかけさせると、対応が遅れる可能性がある」


 「2つのチームに分けましょ♪」と、リアは言った。「あと、遅い方のチームの人は、見張りが終わった後に仮眠させないと」



 『バグボート』は乗り物だ。搭乗している間に眠気がくるようなことは、あってはならない。



 「じゃあ、すぐ寝るレイは早番な」俺はテンをちらっと見た。「レイと一緒がいいか?」


 「やー!君、わかってきたねー!」


 「うーん……」レイは首を傾げた。「何かいつもテンと一緒のような……?」


 「だって、僕たち気が合うじゃん!」


 「……そなの?」


 「……そだよ!」


 「……そだっけ?」


 「……そだよ!」


 「うーん…………まいっか」



 レイは、あまり理解していないようだが、そんなに気にしているわけでもなさそうだった。



 「じゃあ、残りのあたしたち|(リア(あたし)、カイト、レオ)で、遅番やりましょ♪」


 「……そうだな」


 「……了解……」

評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。