↓ ↑ページトップへ
表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
月と星座と剣士の旅〜魔法が苦手な俺が、魔法で神様を救う話〜  作者: く~が~
ケレス‐アトラス編

この作品ページにはなろうチアーズプログラム参加に伴う広告が設置されています。詳細はこちら

150/372

150話 5月30日#05

 入手したその雑誌を読んで気づいたが、『ピース教団』に関する記事がめっちゃ多い。確かにホットな話題のようだ。


 その記事によると、ピース教は『アルレシャ』という人が創始者らしい。顔写真はないが、どんな人かは詳しく書いてあった。



 「『『霊』と交信し、相談者の想い人の考えを読み取れる』、『魂を死体に入れ、生き返らせることができる』、『カードの表側を一切見ずに、何の数字か当ててみせる』……」


 「言い方があれだけど、『人の考えが読み取れる』っていうのは、ウィルゴが言ってた『うお座の星霊使い(ピスケス)』の特徴と一致するわね」



 リアはこくこく頷いた。



 「たぶん『カードの数字がわかる』っていうのもそれだよね」テンも頷いた。「誰かが表側を見ていたら、その人の心を読めばいいんだから」


 「じゃあ、『死体うんぬん』の話は?」


 「……正直、ちょっとわからない……」


 「うーん……テキトーなこと書いてるだけかもしれんが……」


 「あ、もしかして、」レイは何かを思いついたようだ。「それって、教義の『不死の民』に関するやつに通じてたりして?」


 「何度死んでも、その度に生き返らせ続けていれば、『不死の民』になれるとか……いや!それ、マジでただのホラーだし!」


 「『すごく美しくて、老若男女みんなが魅了されるステキな創始者』」リアが、記事のその部分を足でダンダン踏みつけた。「だったら、顔写真くらい出してよ!」


 「だよなー。顔さえわかりゃ、誰を警戒しなきゃいけねえか、すぐわかるのに」



 俺は眉をひそめた。



 「そもそも、信仰対象が『今生きている人間(ドゥファン)』だって時点で、十分おかしいのに」


 「だよねえ」テンは雑誌のページをパラパラめくった。「『太陽の神』だったら、まだわかるんだけど」


 「後、なんだっけ?『地獄の魔物』を召喚するっていうのは、『ウグイロン』の話?」


 「『ウグイロン』……普段は地下で眠っている……地上の誰かが呼び出すまで、絶対に外に出てこない……」


 「あれはまたちょっと違う話なのかな……」テンは顎に手を当てて考え込んだ。「確か『召喚』した奴らのリーダーって、『レイラ』って人だよね?」


 「そういえば、『ピエール』は、教団の幹部だって言ってた。もしかしたら『レイラ』も幹部かも?」



 そのくらいの実力はありそうな人だった。



 「……で、『ウグイロン』で何したかったんだろう?」


 「普通に考えたら、戦闘要員の増強だよな」


 「一般人を操って戦わせるの?救いようのない人たちね」


 『……みなさん、いろんな情報がつながってきましたね』



 ピエール33世は嬉しそうにしていたが、モルガンは不服そうな顔をした。



 「さっきから何を騒いでいるのだ?我に1つも説明しないで話し合っているなんて、けしからん」


 「まあ、モルガンは関係なかったからな」俺はモルガンを見た。「もしこれから正式に俺たちの仲間として一緒に旅するなら、ちゃんと説明してやるよ」


 「なぜ我が貴様の条件を呑まねばならぬ?我は命令しているのだ……さっさと詳しく話せ」



 俺は肩をすくめると、モルガンにピース教団のことを話して聞かせた。

評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。