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なろうモノ嫌いの異世界記  作者: 不連続がと
なろうモノ嫌いの異世界記2

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39/42

10話 パ

――とある、シアタールームにて。


 清掃用の衣服に身を包んだ、銀色の髪をした青年が、せっせとシアタールームの清掃をしている。


色白で美しく、線の細い、中性的な外見に似つかず、楽しそうに肉体労働に従事していた。取り回し易そうな、ハンディの掃除機で、座席の埃を吸い上げている。


彼は、彼を見ている()()()に気がつくと、笑顔で歩み寄り、話し掛けてくる。


◇◇◇


やぁ、こんにちは。


今は、清掃員を務めてる、パンドラ・コントンスだよ。この名前に、聞き覚えは?


無い?


無いよね。


うんうん、そうだよね。


むしろ、その方が、好都合かも。



じゃ、パンドラ・コントンス……、長い名前だから、略して『パ』と呼んでもらおうかな。




さて。




ずいぶんと、深いところまで入り組んでしまった、この物語……。ここから、クライマックスに進む前に、ゲストの思考を整理・整頓・清掃する。パは、そんな御仕事を任されているんだよ。



それから……



お話を、二つ目のプロローグからもう一度、見返してもらえたら、パが物語を"整理整頓清掃"するために働いていた、他の御仕事についてもわかってもらえるんだけと……。


まぁ、そこまでは望まないよ。


それじゃあ……。


本編が、世界の巻き戻りと改変を続けている幕間(まくあい)の待ち時間の間――、物語を最初から、振り返っておこうか。


◇◇◇


【なろうモノ嫌いの異世界記】


 流行りの「なろう系」に馴染めず、なんとなく否定的な考え方を持って暮らしていた尾張匙(オワリサジ)は、ある夜突然、女神によって異世界へと運ばれる。


 彼には、チートスキルも、ハーレムも与えられることは無かった。だが、彼を召喚した召喚術師、ポタル・ギムズとの共同生活の中で、自分の能力や経験を活かしながら、それなりに異世界での成長を続けていった。


 サジは、王都の裏で陰謀を企てる、自称・正義の魔王フギリと対峙する。冒険の中で仲間となった、彼の使い魔、黒曜岩龍オンと、そしてポタルと力を合わせ、フギリの野望を打ち砕く。


 魔法の力を使い果たすと同時に、使命を終えたサジは、現実世界へと帰還するのだった。


 女神から冒険の御褒美として与えられた、web小説『なろうモノ嫌いの異世界記』とともに。


◇◇◇


【なろうモノ嫌いの異世界2】


 サジが異世界から帰った後、残されたオンは、フギリの魔力を喰らったことで人間体を得て、ポタルと共に暮らしていた。


 ところがある時、ポタルはなろう系主人公(ナローシュ)、ジークにうっかり勝ってしまったことで、世界から存在が抹殺される。


 オンは、理性と調和の天使、キョウザメエルの協力を得て、兄弟分の使い魔アキ、旧敵のフギリを仲間に加えつつ、ポタルを取り戻すためにジークへと挑む。


 しかし、勇者ジークの起動(アクティブ)チートスキルがオンを阻む。


 オンは、ジークの手によって、最強のスキルを奪われてしまう。だが、それによって、オンは闇堕ちし、ポタルの奪還よりも勇者を殺すことを目的と認識してしまう。


 結果として、ジークは追い込まれるが、そのとき、ジークの隠されていたスキルが発動する。


 勇者のピンチに自動的かつ無意識下で発動する、受動(パッシブ)チートスキル。その力は、物語そのものを、勇者にとって都合良く書き換えてしまうものだった――。


◇◇◇


どうだったかな。


整理整頓清掃、出来たかな?


さて。



そろそろ、本編世界の準備が整ったようだから……。


パは、ここでゲストとはお別れ。



巻き戻されたオン一行が、次に打つ手段とは。


そして、彼らに待ち受ける、旅の終わりは――。



では、引き続き、お楽しみくださいませ。




ってね。

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