ブランド料って、ちょっと高すぎませんか?
加藤「なあなあ。今度服買いに行こうぜ」
高木「いいよ。そろそろ春服欲しいし」
加藤「志村は?」
志村「俺はパス」
加藤「なんでだよ。お前もそろそろ新しい服買おうや」
志村「俺は一生プーマでいい」
加藤「小学生か!!」
志村「俺は小学1年生から服を変えてない」
加藤「は??」
高木「いや身長は!?」
志村「あの頃から30センチ伸びた」
加藤「じゃあ無理だろうが!!」
志村「いや無理矢理引っ張って伸ばした」
加藤「嘘つくな!!」
志村「冗談冗談。流石に小5で1回変えたわ(笑)」
加藤「その1回だけ!?」
高木「マジで!?」
志村「マジだけど??だって、新しい服なんて買う必要ないし」
加藤・高木「「あるわ!!」」
加藤「だからお前の私服、いつもビヨンビヨンな上にパッツパツだったのか!!」
志村「ああ。無理矢理着てたらこうなった」
加藤「服が可哀想!!」
高木「おまけに超ボロボロだし!!」
志村「しょーがねーじゃん。買う必要ないし」
加藤「だからあるわ!!」
高木「新しいの買え!!」
志村「なんで??別に着れてるし、洗濯はしてるから臭くはない(はずだ)し、問題なくね??」
加藤「だから、一緒にいる俺らが恥ずかしい」
志村「それは頑張って我慢しろ」
加藤「お前こそ頑張って服を買え!!」
志村「だってさー、一着1000円するんだもん。買えない買えない」
加藤「いやそれめちゃくちゃ安い方!!」
高木「それで高いって言ってたら、確かに無理!!」
志村「え??1000円より高い服があんの??」
加藤「大量にあるわ!!」
高木「てかむしろ1000円以内の服の方が珍しい!!」
志村「そんなもん誰が買うんだ!?」
加藤・高木「「みんなだよ!!」」
志村「どいつもこいつも正気か…??服ごときに2000円も3000円も払うなんて…3日間飯抜いて食べ放題行ったほうがマシだぞ…」
加藤「いやその使い方もどうかと…(笑)」
高木「それでも安い方で、それなりの服とか7000〜8000円は平気でするぜ」
志村「なななななななせん!?そんな大金、みんなどうやって稼いでんだ!?」
加藤「いや、バイトじゃね??」
高木「もしくはお小遣い、お年玉とか??」
志村「大事なお小遣いやお年玉を、そんなところに使うなんて…」
加藤「いやまあ、別にいいだろ」
高木「そんなボロボロでみすぼらしい格好をしてる奴よりはマシだと思うけど(笑)」
志村「人は見た目じゃねえ!!中身だ!!」
加藤「といっても限度がある!!」
高木「しかもお前、中身もゴミじゃん」
志村「確かに!!」
加藤「そこは認めちゃうんだ!?」
高木「つまり、ゴミがゴミのような服装をしていたら、本当にゴミクズになってしまうぞ」
加藤「悪口のオンパレード!!」
志村「なるほどな…一理ある。」
加藤「あ、そこは納得するんだ!?」
志村「パンツも下着も10年間同じの着てるからビヨンビヨンで穴だらけだし、そろそろ新しいの買う
か…」
加藤・高木「「さっさと買え!!」」
~次の日~
加藤・高木「「おっすー」」
志村「よっす」
加藤「本当にいつも同じ服だな…(笑)」
志村「当たり前よ。俺はプーマとともに生きてる」
高木「何言ってんだコイツ…」
加藤「ちゃんと洗ってんだろーな?(笑)」
志村「前も言っただろうが!!1か月に1回はちゃんと洗濯してんだよ!!」
加藤「毎回着たら洗え!!」
志村「ジョーダンだよジョーダン(笑)」
高木「お前の場合、マジでやってそうだからな…(笑)」
志村「俺をなんだと思ってんの!?」
加藤「超絶不潔で小汚くて」
高木「性格も見た目もゴミな奴」
志村「めっちゃ悪口やん!!」
加藤「デパート着いたぞ」
高木「色々見よーぜ」
志村「早く帰ろうぜ」鼻くそホジホジ
加藤「なんだコイツ!?」
高木「テメエも下着やら買いに来たんだろうが!!」
志村「いやー、でもまだ履けるからいいかなって(笑)」
加藤「やべーなコイツ…」
高木「それな。同じ高校生として恥ずかしい」
志村「お前ら、褒めすぎだっつーの」
高木「褒めてねえわ!!」
加藤「あ!!あの超高級ブランド「シュープリーム」の服やん!!すっげー!!」
志村「え??シュークリーム??」
高木「こっちには超高級ブランド「ケッチ」の服とか財布があるぞ!!」
志村「なにそのブランド!?めっちゃケチそう!!」
加藤「うわ、たっか!!(笑)」
高木「こりゃ常人には買えんな…(笑)」
志村「どれどれ…」
志村「なにいいいいいいいいいいいい!?!?!?」
加藤「いやうるさ!!」
高木「騒ぐな!!」
志村「こ、こ、こここの服1着で、よ、よ、よよよよ40万円だって!?」
加藤「ヤバイよな(笑)」
高木「マジで貴族の世界よ(笑)」
志村「たかだか服1着だぞ!?うまい棒が何本買えるんだ!?えーーーーーと…」
高木「大体でいいから10分の1しろ!!そんな難しい計算じゃねえ!!」
志村「しかしこんなわけのわからん服ごときが、40万円もするなんてな…」
高木「わけのわからん服とか言うな!!」
志村「ブランドなんてボッタクリだとは思っていたが…まさかこれほどとは…」
加藤「そんなこと思ってたの!?」
志村「当たり前だ。こんなロゴがちょびっと入っただけの服が、なんで40万円もすんだよ。俺のプーマ服となんも変わんねえじゃん」
加藤・高木「「変わるわ!!」」
加藤「品質とか性能とか全然ちげえんだよ」
高木「そうそう。めっちゃ長持ちすんのよ」
志村「でもこの服がめっっちゃ買えるぜ?そう考えたらこっちの方がコスパは良くね?」
加藤「…………………」
高木「…………………」
志村「………………?」
加藤「まあその話は一旦置いといて…」
志村「話そらした!!」
??「ちょっと。そこの貧民ども邪魔」
加藤「あ??」
高木「なんだコイツ」
??「どーせアンタ達、買わないんでしょ?冷やかしならさっさとどきなさい」
加藤「はあ!?お、俺たちが冷やかしだって証拠、どこにあんだよ!!」
志村「そ、そそそそーだよ!!マジ今、買うか悩んでたからね?40万円払うとこだったからね?」
高木「めっちゃ嘘!!」
??「アンタ達みたいな貧乏くさい、いや全身から貧乏臭を放ってる人間が、こんなブランド服を買えるわけないでしょうが。わきまえなさい」
高木「散々な言いわれよう!!」
加藤「親が大金持ちなだけのお嬢様が調子乗んな!!」
志村「ホントだよ!!テメエは全然すごくねえから!!」
執事長「貴様ら、超大富豪である西園寺家のお嬢様に向かってなんて口を…」
西園寺「下がりなさい」
執事長「しかし…」
西園寺「アタシが、貧民の黙らせ方を教えてあげるわ」
加藤「??」
西園寺「ほら、よく見なさい」
加藤「え??」
西園寺「これなーんだ」
加藤「あ、あれは…」
志村「札束!?」
西園寺「今後、アタシに絶対服従するなら、この10万円をあげてもいいわよ?(笑)」
加藤「じゅじゅじゅじゅ10万円!?!?」
志村「やるやる!!服従でもなんでもします!!」
西園寺「あっそ。じゃあ今すぐここから飛び降りて」
加藤「え…??ここ、3階なんですけd」
志村「はいはいはいはーーい!!飛び降りまっす!!」
加藤「おいバカ!!死ぬぞ!?」
志村「あ、もう飛び降りちゃった…」
加藤「あ…」
高木「死んだコイツ…」
ドンガラガッシャーン!!
加藤・高木「「志村あああああ!!!」」
加藤「志村…今まで楽しかったよ…」
高木「地獄でも達者でな…」
志村「いやなんで地獄行き確定!?」
加藤「あれ??生きてんの??」
高木「なんだよ。死んでねーのかよ」
志村「あれ??俺ら友達だよね??なんか死んでて欲しそうなセリフが聞こえたんだけど…」
加藤「気のせい気のせい」
高木「そうそう。生きててウレシーウレシー」
志村「めっちゃ棒読み!!」
西園寺「アイツ、見込みあるわね」
執事長「そうですな、お嬢様」
執事「え??」
西園寺「アナタを、西園寺家の1083代執事に任命するわ」
加藤・高木・志村「「「えええええええええええ!!??」」」
志村「それって、給料いいの!?」
加藤「そこじゃねえだろ!!」
高木「なんで急に!?」
執事長「君は、お金のためなら何でもする。そんな人材を私達は必要としてたんです」
志村「見込みあるな!!流石はあの西園寺家!!」
加藤「お前知らねーだろ!!」
高木「てか1083代目って、どんだけ歴史あるんだよ西園寺家!!」
執事長「いえ、西園寺家はまだお父上とお嬢様の2代しか続いていませんが??」
加藤「え??」
高木「じゃあ1083代って??」
執事長「これまでに雇った執事の人数です。」
加藤「いやどんだけやめてんの!?」
執事長「やめてるのではありません」
加藤・高木「「え??」」
執事長「全員殉職(死亡)です」
加藤「こっわ!!西園寺家こっっわ!!」
高木「1000人以上も死者出すとか、普通に大問題だろうが!!」
執事長「みな、お金のために何でもし過ぎて命を失っていきました…」
加藤「さっきの志村みたいにか!!」
高木「お前らが金で釣ってるんだろうが!!」
志村「なんでもいい。金は命より重いからな」
加藤・高木「「重くねえ!!」」
執事長「素晴らしい。お嬢様、この貧乏人をぜひとも1084代目の執事に任命しましょう」
加藤「あれ??さっき1083代って言ってなかった??」
執事長「え??あれ??何代目だっけ…」
加藤「アンタも忘れてんのかい!!」
執事長「いやもう、1000代以降は数えるのめんどくさくなっちゃって…(笑)」
加藤「人の命をなんだと思ってんだコイツ!?」
執事長「まあとりあえず、執事やる??」
高木「ノリかっっる!!」
志村「時給は?」
執事長「10万円」
加藤「命かかってるだけあって、くっそたけえ!!」
志村「やる!!」
加藤「でしょうね!!」
加藤「もう知らんわ…(笑)」
高木「バイバイ志村…(笑)」
〜次の日〜
志村「10万10万10万円!!」
執事長「落ち着いてください。仕事が終わりましたら、しっかりとお支払いしますので」
志村「ならさっさと終わらせよう!!で、何をすればいいんだ!?」
執事長「執事の仕事ですけど!?」
志村「執事の仕事って何?」
執事長「お嬢様の身辺警護と身辺整理ですね。まあ要するに、お嬢様の奴隷です」
志村「は??」
執事長「奴隷になることですね。なんでも言うことを聞くこと」
志村「えー…ダル…」
執事長「仕方ありませんね。10万円のためですから」
志村「でもどうせなら、楽して10万円欲しい…」
執事長「なんだコイツ!?仕事はちゃんとしろよ!?」
志村「ジョーダンですよジョーダン。しますします!!10万円のためなら!!」
西園寺「言ったわね?」
志村「あ、クソガk…じゃなくてお嬢様。おはようございますでございます。」
西園寺「なんかとんでもない言葉が聞こえたけど、まあいいわ。お前は奴隷として扱うから(笑)」
志村「よろしくお願いします女王様」
西園寺「お嬢様な!?」
志村「で、私は何をすれば?」
西園寺「そーね。じゃあ買い物に行ってから超豪華な昼ご飯と夜ご飯を人数分作って。この屋敷全ての部屋を掃除して。巨大お風呂と巨大厨房は特に徹底的に。それから洗濯もして。アタシ1日5回は着替えるから大量に溜まってるわよ。そしてその後アタシの肩もんで。これを全て今日1日でやって。できなきゃ死になさい」
志村「…………………」
西園寺(クックック…流石に絶望したかしら?10万円もらうということは、それ相応の対価が必要なのよ。覚えておくがいいわこの貧民!!(笑))
志村「やりません」
西園寺「え??」
執事長「は??」
志村「申し訳ございませんがお嬢様。私はやりません」
西園寺「じゃあ死刑ね(笑)」
志村「勘違いしないでください。できます」
西園寺「じゃあやれよ!!」
志村「でもやりません」
西園寺「はあ!?なんでよ!!」
志村「お嬢様のためにならないからです」
西園寺「はあ??」
志村「それらのことを全てこなすことは僕にとっては簡単です。しかし、やりません」
西園寺「だからなんでよ!?」
志村「このまま、全ての家事を私がやってしまったら、お嬢様は1人では永遠に何もできないダメダメ引きこもりニート女になってしまいます」
西園寺「ならねーよ!!アタシには金がある!!」
志村「あってもなります。だって実際何もできないでしょ?どーせ(笑)」
西園寺「はあ!?できるし!!」
志村「じゃあ料理作ってください」
西園寺「なにを!?」
志村「なんでもいいです。アナタの得意料理を」
西園寺「得意…料理??」
志村「え??」
西園寺「…………………」
志村「あれ??アナタもしかしてですけど、料理をしたことがない??」
西園寺「そうよ、悪い?」
志村「ハア…終わった…」
西園寺「いいからさっさとやれ!!命令に従え!!」
志村「いいですか?執事というのは、仕える者を幸せにする、つまり一人前の立派な人間にするという責任があるのです!!」
西園寺「は??」
志村「今のお嬢様は、半人前どころか、370分の1人前です!!」
西園寺「その数字、どっから出てきた!?」
志村「そんな赤ん坊レベルの何もできないクソガキを、このままのうのうと育てて野放しになんて、できるはずがありません!!」
西園寺「あの、アタシ雇い主だからね!?ナメんなコラ!!」
志村「この私が、執事として責任を持ってお嬢様を1人前に教育して差し上げます」
西園寺「大きなお世話だ!!」
??「素晴らしい!!」
西園寺「え??」
志村「え??」
??「君は、これまでの執事とレベルが違う。なんという心意気だ!!感動した!!」
志村「なんだこのオッサン…」
執事長「お、御館様!!戻っておいででしたか!!」
西園寺「パパ!?いたの!?」
父「君がうちの新しい執事か、とても見込みがある。執事長、いい仕事したな」
執事長「は、はあ…お褒めにあずかり光栄です…」
西園寺「ぜんっぜん良くない!!今すぐコイツをクビにして!!」
父「なるほどな、私は今まで娘を甘やかしまくっていたが、それではダメなんだな」
志村「はい。子供は厳しくしつけてこそ、立派な人間に成長できるというものです」(※個人の意見です)
志村「周りがなんでもやってしまい、何もできない状態のまま大人にしてはダメです。ロクな大人にならない。この私が保証いたします」
西園寺「お前もまだ子供だろうが!!」
父「素晴らしい考えだ。彼を正式にうちの執事として迎え入れよう」
西園寺「はあ!?パパ、本気!?」
父「うちの娘をぜひ立派に育ててくれ…」
西園寺「育たねえから!!こんなクソ執事のもとじゃ!!」
志村「承知しました。しかし1つだけ約束がございます」
父「なんだね?」
志村「これからお嬢様を人として成長させていくにあたって、非常に厳しく指導していきます。」
志村「お嬢様はすぐ音をあげるでしょう。しかしそれは全てお嬢様の未来のためを思っての行動ですので、私をクビにしたり、邪魔をしたりしないでいただきたいのです」
父「なるほどなるほど」
志村「ですが、私の鬼指導により、お嬢様を必ず立派なお嬢様に育ててみせます!!」
西園寺「アタシはもう立派なお嬢様だ!!」
父「す、すごい自信だ…任せるよ!!すべて君に一任する!!」
西園寺「ちょ、ま」
志村「ありがとうございます。では早速…」
志村「おいそこのクソ娘」
西園寺「え??」
志村「お前だお前。なんもできないゴミ」
西園寺「は、はあああ!?なにコイツ!?主であるこのアタシに向かって、何よその態度!?」
志村「お嬢様」
西園寺「は??」
志村「これはメンタルトレーニングです。これから先の人生、嫌なことを言われることは何度もあります。そういった時にすぐに怒らずに、冷静に対処することが1人前の大人に必要なスキルです」
西園寺「そんなわけあるか!!ねぇパパ、早くクビにs」
父「素晴らしい…そのとおりだ!!」
西園寺「え??」
父「時にはどんな罵倒にも耐えなきゃいけない時はある!!志村くんの言う通りだ!!」
志村「でしょでしょ??」
西園寺「ああん!?」
父「懐かしいなあ…若い頃は、仕事でよく罵声を浴びせられながら土下座させられたものだ」
西園寺「そんな事あったの!?」
志村「というわけで、そこのゴミバカ無能女」
西園寺「マジでぶち殺す!!」
父「うんうん。いいぞいいぞ」
西園寺「よくねえよ!!娘が罵倒されてんだぞ!?」
父「こらえるんだ娘よ。我慢できない大人は、一人前とは言えないぞ??」
西園寺「我慢も時と場合によるだろ!!」
志村「ギャーギャーうるせえな。指示に従え」
西園寺「コイツ、マジで調子乗ってる!!」
志村「はい。掃除機」
西園寺「は??」
志村「今すぐこの部屋を掃除しろ」
西園寺「いや、意味わかんない」
志村「自分の部屋すらマトモに掃除できない奴が、1人前の大人になんてなれるわけねえだろ??」
西園寺「アンタ、それ言えば全て丸く収まると思ってない!?」
父「その通りだ!!流石は志村くん!!」
西園寺「収まっちゃったよ!!コイツのせいか!!」
志村「というわけなので、さっさと掃除しろ」
西園寺「するか!!てかお前がやれ!!執事だろ!?」
志村「しません」
西園寺「ナメてんのコイツ!?」
志村「私がやってしまったら、お嬢様のためになりません」
西園寺「なるわ!!」
志村「やりたいのは山々なんです。ですが私がやってしまうと、お嬢様が成長できませんので」
父「うんうん。主である娘のことをそこまで考えて…執事の鏡だな」
西園寺「どこが!?ただ怠慢なだけじゃん!!」
志村「いやー、やりたいのはマジで山々なんですけどねー。残念残念」
西園寺「嘘くさ!?全然そうは見えねえんだけど!?」
志村「あー、お嬢様のために働きてええええええ!!」
西園寺「うるさ!!」
志村「というわけなんで、基本的な家事はお嬢様が全部やってくださいね」
西園寺「いや、アンタの仕事は!?」
志村「お嬢様の成長を見守ることです」
西園寺「なんだそれ!?給料泥棒だ!!」
志村「ではお嬢様。今から料理作ってお風呂を沸かして、私の肩をもんでください」
西園寺「誰がやるか!!」
志村「お嬢様を、このまま何もできない大人のまま野に放つことはできません!!」
西園寺「できるわ!!」
志村「じゃあ、何ができます??」
西園寺「え??」
志村「例えば家事、何ができます??」
西園寺「えーーと…皿洗いとか??」
志村「なら、やって見せてください」
西園寺「だからなんでアタシが!?」
志村「テストです。どうぞ」
西園寺「やらないし!!」
志村「あれ??もしかしてできないんですか??(笑)」
西園寺「で、できるし!!」
志村「なら、この皿を洗ってみてください」
西園寺「上等よ!!」
ジャーーー…
キュキュキュ…キュキュキュ
〜30分後〜
キュキュキュ…キュキュキュ
西園寺「できた!!」
志村「おっっっそ!!」
西園寺「え??」
志村「遅すぎますお嬢様!!」
西園寺「嘘!?」
志村「一皿洗うのに30分もかかっていたら、皿洗いができているとは到底言えません!!」
西園寺「なんでよ!?」
父「確かに…流石にヤバいな…」
西園寺「パパまで!?」
執事長「これは…フォローできません…」
西園寺「執事長も!?」
志村「というわけで、やっぱり全ての家事をアナタがやってください。練習です」
西園寺「全部!?正気か!?」
志村「人として成長するためです」
西園寺「やかましい!!」
志村「お父様。このままじゃ、何もできないモンスターニート娘ができあがってしまいます」
西園寺「誰がモンスターニートだ!!」
父「確かにこのままじゃヤバイな。娘よ、彼の指示に従いなさい」
西園寺「はあ!?マジで!?」
~次の日~
志村「というわけで、時給10万円で何もしない神バイトになったわ(笑)」
加藤「マジか。やるやん(笑)」
高木「訴えられるぞ(笑)」
志村「大丈夫大丈夫。あの女の成長のためとか言っとけばなんとかなる」
加藤「まあどうでもいいが(笑)」
高木「とりあえず良かったな(笑)」
志村「その資金を元手に、自分のブランドを立ち上げることにした」
加藤・高木「「は??」」
志村「俺、服のブランド立ち上げるわ」
加藤・高木「「マジで!?」」
志村「ブランド名は、「シムラっティ」だ!!」
加藤「ダッサ!!」
高木「ロゴは?どんなの?」
志村「これだな。「死無羅っT」だ。カッケエエエエエエエエエエエ!!」
加藤・高木「「クッソダサい!!」」
加藤「死んでも着たくねえ!!」
高木「てか漢字の当て字とか、昭和のヤンキーか!!」
志村「なんだよ…もうこのロゴを全面にのせたTシャツを5000着作っちまったよ」
加藤「相変わらず行動力だけはバケモン!!」
高木「売れねーよ!!」
志村「やってみなきゃわかんねえだろ!!もう既に売り出してるからな。今頃爆売れだ」
プルルルルル
志村「あ、もしもし?バカ売れしてる?」
スタッフ「いえ、5時間いて1着も売れてません」
志村「ああん!?なんでだよ!!」
スタッフ「服のセンスがないんじゃないですか?(笑)」
志村「なるほどな。客にセンスがないわけか」
スタッフ「いやアンタの話!!」
志村「仕方ない。わからず屋の客のために、値段を下げてやれ。1着一万円で売るんだ」
加藤「いやこれまで何円で売ってたの!?」
志村「1着10万円」
加藤・高木「「売れるか!!」」
加藤「ブランドなめんな!!」
高木「有名じゃなきゃ意味ねえんだよ!!」
志村「まあこれで売れる。最悪売れ残ったとしても、俺にはあの10万円の神バイトがあr」
プルルルルル
志村「はいもしもし」
執事長「執事長です。志村さん、明日からアナタは来なくて結構です。」
志村「え??」
執事長「お嬢様は皿洗い、掃除、洗濯、料理、肩もみ、マッサージ、エステ、オイルマッサージ、エロマッサージなど、あらゆる全ての家事が1日で完璧にできるようになったので、アナタの来る必要はなくなりました。クビです♨」
志村「はあ!?たったの1日で!?高スペックすぎるでしょ!!てか後半、ほとんど家事と関係ねえし!!」
執事長「いやー、流石はお嬢様でした。お嬢様のマッサージは、本当に最高のものでした。御館様もワシも、とっても気持ちよくなりました/////」
志村「おいスケベジジイども!!一体アイツに何をさせたんだ!?エロマッサージめっちゃ気になるんだけど!!」
執事長「じゃ、もうアンタはいらないんで。全てお嬢様が自分でやりたくなったみたいなんで」
志村「いや、ちょ、まだまだでしょ!!絶対俺の力が必要なはず!!俺のプロの家事スキルを」
ガチャ
ツーツーツー
志村「…………………」
加藤「…………………」
高木「…………………」
志村「あの、お金貸しt」
加藤・高木「「死ね」」
〜完〜




