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ネット上では、色々といくらでも誤魔化せる

~正月明け、授業初日~


志村「ハア…マジでダリい…」


加藤「それな…いつまでも冬休みであってくれよ…」


志村「正月、マジで幸せだったな…」


加藤「それな…1日中こたつの中引きこもって、おせちとかお雑煮とか栗きんとんとか爆食いして、本当に最高の正月だったわ…」


志村「それな。近所の余り物のおせち爆食いしてたわ」


加藤「いや、自分で作るか買えよ!!」


志村「あんな高級品、買えるわけねえだろ!?作るのもめんどくせえし!!無料でもらえるもんは徹底的にもらっておくんだよ!!」


加藤「貧乏精神がスゴイな…(笑)」


志村「俺達家族で、近所のおせちをおそらく全部回収して食べつくした」


加藤「は??」


志村「ハロウィンみたいなノリで、「おせちの余りありませんかー?」って近所を訪問して、余ったおせちを回収しつくしたんよね」


加藤「いや、超迷惑!!こんな奴、絶対近所にいて欲しくない!!」


志村「「おせちくれなきゃ、いたずらしちゃうぞ?」の方が良かったかな??」


加藤「どっちにしろウザがられるだけだから大丈夫!!」


志村「なら良かったわ(笑)」


加藤「良くねーわ!!よく近所から嫌われねえな!?」


志村「もう嫌われてるから大丈夫。」


加藤「すでに手遅れ!!」


志村「ま、そのおかげでおせちを爆食いできたから、結果オーライ」


加藤「プライドねえのかお前は!?」


志村「プライドでおせちが食えるかバカ野郎!!」


加藤「そうまでしておせち食わんでいいわ!!」


志村「ハア…おせち、マジでうまかったな…」


加藤「それはマジでそう。幸せだったわ…」


志村「ハア…死にたいわ…」


加藤「それな…なんで終わっちまうんだよ、正月…」


加藤・志村「「ハア……」」


古手川「いや、あのさ…」


加藤・志村「「え??」」


古手川「休み明けの授業で、早々にやる気を失くそうとしてくるのやめてくれる??(笑)」


加藤「いや、そんなつもりはないけど…」


志村「ただただ死にたいなって…」


古手川「いやそれだよ!!どんだけ陰鬱(いんうつ)なんだよ!!見てるこっちも萎えてくるわ!!」


加藤「だって、本当に幸せだったから…」


志村「その正月が…俺達の正月が…終わる」


古手川「大袈裟か!!アンタ達、まだ高校生だろ!?そんな社会人並みに落ち込むな!!」


加藤「関係ねえよ。社会人だろうが高校生だろうが」


志村「そうそう。正月明けは死にたくなる」


古手川「わかったから、口に出すな!!こっちまで気持ちが沈む!!」


加藤「ハア……」


志村「ハア……」


古手川「…………………」


加藤「ハア……」


志村「ハア……」


古手川「…………………」


加藤「ハア……」


志村「ハア……」


古手川「やめろおおおおおおおお!!」


加藤「なんだよ??」


古手川「やめろその連続ため息!!大袈裟なんだよ!!ただ授業が始まるだけだろうが!!」


加藤「その授業がダルいんじゃん…」


志村「そうそう。宿題とか出るし…」


古手川「あ、そういえば…今日提出の宿題、ちゃんとやってきたわよね??(笑)」


加藤・志村「「あ……」」


古手川「は??まさか…(笑)」


加藤「あああああああアアアアアアア!!!!」


志村「忘れたああああアアアアアアア!!!!」


古手川「相変わらずアホすぎ。呆れたわ…(笑)」


加藤・志村「「古手川さん!!」」


古手川「は??」


加藤・志村「「宿題、見せてください!!」」


古手川「いや、絶対嫌だけど(笑)」


加藤「お願いします!!もう古手川さんしかいないんです!!」


古手川「高木君は??」


加藤「アイツは、ギリギリまで学校に来ない!!」


志村「下手すると、遅刻してくる!!だから手遅れだ!!」


古手川「そういえば、いつも遅刻ギリギリに来るアンタ達が、今日はやけに早いわね。なんでこんな早くから学校いるの??」


加藤「いや、それは…」


志村「全く眠れなくて…」


古手川「は??」


加藤「冬休みが終わるという恐怖から、一睡もできなかった…」


古手川「いやどんだけ!?だから大袈裟かっての!!」


志村「寝たら終わるんだぞ!?寝れるか!!」


古手川「別に、休日はまた来るわ!!」


加藤・志村「「冬休みは二度と来ねえんだぞ!?」」


古手川「来るわ!!また来年に全然来るわ!!」


加藤「いいから、早く見せてくれ!!」


志村「お願いします!!古手川大明神様!!」


古手川「ダメ。私、一応風紀委員よ??そんな不正、絶対に許すわけないでしょ(笑)」


加藤「畜生…この堅物風紀委員め…」


古手川「堅物は余計だ!!」


志村「クソが…他にいないのか!?」


加藤「出木杉は!?」


古手川「出木杉君は、今日欠席らしいわよ。なんか体調不良だって」


加藤「マジかよ!?なんて使えない奴だ!!」


志村「優等生のくせに、体調不良になるんじゃねえ!!」


古手川「優等生を何だと思ってんの!?体調くらい崩すわ!!」


加藤「ダメだ!!終わった…あと10分しかない…」


志村「もうダメだあ…おしまいだあ…」


花畑「何をギャーギャー騒いでんのよ、アンタ達」


加藤「なんだ、花畑かよ…ハア…」


志村「(成績の悪い)お前には用はない。去るがいい」


花畑「なんかムカつくんだけど!?なんなのコイツら!?」


加藤「だってお前も、どうせ課題やってきてねえだろ??」


花畑「いや、やってきたけど??」


加藤・志村「「は??」」


加藤「え??今なんつった??」


花畑「だから、やってきたわよ??」


加藤「そんなバカな!?志村と並んで宿題を忘れまくるお前が、なぜ!?」


花畑「アタシをナメんじゃないわよ(ドヤ顔)」


志村「なら好都合だ!!見せてくれ頼む!!」


加藤「いや待て志村!!」


志村「なんだ!?」


加藤「コイツの答案だ。間違えまくってる可能性が高い!!」


志村「確かに!!」


花畑「失礼だなこのクズ共!?見せてもらう分際で!!」


加藤「でも実際、課題全然わからなかっただろ??」


志村「そうそう。全部勘で答えただろ??(笑)」


花畑「クックック…忘れたのか??」


加藤・志村「「え??」」


花畑「アタシにはね、ガッキーという女神のような大親友がいるのよ!!」


加藤「ま、まさか…」


花畑「そのまさかよ!!アタシは、ガッキーに頼み込んで課題を全部見せてもらったのよ!!(ドヤ顔)」


古手川「いや、何が「ドヤ顔」だよ!!ドやれねえわ!!」


加藤「す、すげえ…」


志村「お前は天才だ…」


古手川「どこが!?ただのズルい奴じゃん!!許さねえぞ!?」


花畑「あのねえ、ガッキーが許してるんだから、部外者のアンタがギャーギャー騒ぐんじゃないわよ(笑)」


古手川「なんですって!?」


加藤「そうそう。外野は黙ってな」


志村「堅物委員の出る幕はねえ。すっこんでろ」


古手川「なんだコイツら!?急によしこ(花畑)の味方しやがる!?」


古手川「てか、「堅物委員」ってなに!?」


加藤「では花畑さん。」


志村「よろしくお願いいたします。」


花畑「え??何??」


加藤「どうぞ見せてくださいまし」


志村「新垣さんの答案なら、信憑性100%です」


花畑「いいけど」


加藤「よっしゃああああああ!!」


志村「助かったああああああ!!」


古手川「ただし、1000円ね」


加藤・志村「「は??」」


花畑「1人1000円払って」


加藤「えっと…どういうことでしょうか…??」


志村「1000円って、何のお金でしょう…??」


花畑「そんなの、アタシの課題を見せるための金に決まってるでしょ(笑)」


加藤「ああん!?ふざけんなテメエ!!」


志村「新垣さんは、お前に無料で見せたんだろ!?」


花畑「ええ勿論。だってガッキーはアタシの親友だからね(ドヤ顔)」


古手川「後でガッキーにくぎを刺しとこ。2度と答え見せないように…(笑)」


加藤「だったら、俺達にも見せろや!!」


志村「そーだそーだ!!」


花畑「それはそれ。これはこれ」


加藤・志村「「ああん!?」」


花畑「ガッキーは優しいから無料だけど、アタシは優しくないから有料♡」


加藤「なんだコイツ!?」


志村「マジでぶっ殺す!!」


花畑「大体アンタ達なんて、親友でもなんでもないし(笑)」


加藤「それは…まあ、うん、そうね」


志村「むしろ関わりたくないしな」


花畑「なんですって!?もうキレた。絶対貸さない!!」


加藤「いやダッル!?」


志村「どう答えて欲しかったんだ!?」


花畑「とりあえず、いいからさっさと1000円よこしなさい♡」


加藤「なんだコイツ!?」


志村「死んでも払いたくねえ!!」


花畑「あーそう、だったらそのまま碇矢に殺されるがいいわ(笑)」


加藤・志村「「グヌヌヌ…」」


古手川「いや、ガッキー本人に見せてもらえば??私が許さないけど(笑)」


加藤・志村「「それはダメだ!!」」


古手川「なんで!?」


加藤「新垣さんに「平然と宿題を写すクズ」だと思われたくない!!」


古手川「いや、めんどくさ!!」


志村「新垣さんに「平然と宿題を忘れるゴミ」だと思われたくない!!」


古手川「もうすでに思われてるわ絶対!!」


花畑「さあ、どうするの??払うの??死ぬの??(笑)」


加藤「……………………」


志村「……………………」


加藤「仕方ない…この手を使うしかないか…」


花畑「な、何??」


志村「お前さ、Xの裏垢で出会い求めてるだろ?(笑)」


花畑「は??な、なんでそれを…」


志村「そこで「完璧美少女」っていうアカウントで、「伝説の超イケメン」っていう奴にDM送ってるだろ??」


花畑「は、はあ!?な、なんでそこまで知って…」


志村「クックック…」


花畑「ま、まさか…」


志村「おう。あのアカウント、実は俺なんだ(笑)」


花畑「嘘だアアアアアアア!!!嘘だ!!嘘だ!!いやあアアアアアアア!!!」


志村「いや、ホントだけど??(笑)」


花畑「明らかに写真アンタじゃないじゃん!!超イケメンじゃない!!嘘よ!!」


志村「バカだなあ。あれはAIが作ったイケメンのフリー画像だよ(笑)」


花畑「なん…だと…??」


志村「このアカウント作ったらすぐに、「完璧美少女」とかいうキモイ奴から突然、「どう??アタシ

と付き合ってみない??」とかいうキショイDMがk」

花畑「いやあああああああああああ!!やめて!!もうそれ以上は言わないで!!」


志村「クックック。これをみんなにばらされたくなかったら、この俺に課題をよこしやがれ(笑)」


花畑「クッソ…ひ、卑怯な…」


古手川「いや、執念がすげえな!!」


加藤「当たり前だろ!?」


志村「俺達は命がかかってんだぞ!?」


古手川「大袈裟か!!てかそんなビビってるなら、ちゃんと宿題やってこいや!!」


志村「それはそれ。これはこれ」


古手川「やかましい!!」


古手川「でもよしこ、そんなことしてたんだ…めちゃくちゃオモロ(笑) しかも「完璧美少女」って(笑)」


加藤「いや、お前も同じSNSやってんじゃん。「女神アホロディーテ」って名前で(笑)」


古手川「え?え?ちょ、ちょちょちょちょっと何言ってんのかわかわかわからないなあ…??」


加藤「とぼけたって無駄だぜ。俺のアカウント、「英雄バカイザー」に連絡してきただろ?(笑)」


古手川「は、はあ!?そ、そ、そそそそんな訳ないじゃない!!誰よそれ!?マージでまったく心当たりないわ!!別人よ別人!!」


加藤「あーそう。じゃあこの、オタクキモ長文DMを読んでもいいのかな??(笑)」


古手川「やめてええええええええ!!ごめんなさいそれ私です許してください!!」


志村「へえ。古手川もそんなことやってたんだ(笑)」


古手川「違うわよ!?出会い目的とかじゃないわよ!?」


志村「おいおい。今更見苦しいぞ??(笑)」


古手川「本当に違うんだって!!」


加藤「いや、コイツのはマジで違うんよ(笑)」


志村「え??そうなの??」


古手川「実は、好きなアニメがあって、その話を誰かとしたいなって思って…あー恥ずかしい!!」


志村「なんだよ。全然大したことねえじゃん…」


加藤「いやでも、あの長文DMはとても面白かった(笑)」


志村「マジで!?見せて見せて!!」


加藤「いいよ(笑)」


古手川「やめてくれ!!マジでやめてくださいお願いします!!」


加藤「とゆう訳で、諸々(もろもろ)ばらされたくなかったら、俺らに課題を見せるんだ(笑)」


花畑「コ、コイツら…どこまで卑劣なの…」


古手川「ぜ、絶対許さない…」


花畑「でも流石に、加藤のアカウントに釣られるとかウケる(笑) バカじゃん(笑)」


古手川「はあ!?何よアンタ!!「完璧美少女」とか超絶ダサい名前なんてつけて!!笑わせるわ(笑)」


花畑「そういうアンタこそ、何が「女神アホロディーテ」よ!!マジで大爆笑(笑)」


古手川「やかましい!!そういうキャラがいんのよ!!」


花畑「あれ…??でもなんでバレたの??」


加藤「お前がこの間、笑いながら教えてくれた」


花畑「え??」


加藤「アタシ、このアカウントで出会いを求めてるのよねー(笑)」とか言って


花畑「はあああああああ!?アタシ、バカじゃないの!?」


加藤「うん。」


志村「確かに。」


加藤「で、古手川のこともその時に花畑から聞いた(笑)」


古手川「は??」


加藤「花畑が、「唯もこんなキモいアカウントで、出会い求めてるのよねー(笑)」とか言って」


古手川「何を話してんじゃゴルアアア!!ふざけんなテメエ!!絶対誰にも話さないって言ってたじゃねえか!!」


花畑「ご、ごめんてー。つい口が滑っちゃって…(笑)」


加藤「まあでも、これは花畑を信じた古手川が悪い」


志村「そうだな。花畑なんかを信じたお前が悪い」


古手川「ええ!?私が悪いの!?」


花畑「本当にそう。アタシの言葉を信じるなんて、本当にバカね」


古手川「お前はそれでいいのか!?」


古手川「しかも、何がキモいアカウントじゃゴルア!!テメエよりは断然ましだわ!!」


花畑「はあ??アンタよりは全っ然ましだから!!」


加藤「ハイハイ。まあそんな話はどうでもいいんで。」


志村「早く課題の答えを見せてください。女神アホロディーテさん。完璧美少女さん」


古手川「やめろ!!」


花畑「いやー、完璧美少女なんてそんな////」


古手川「お前は照れてんじゃねえ!!バカにされてるだけだからな!?」


加藤「え??どうするの??もちろん、見せてくれますよね??(笑)」


古手川「……………………」


志村「あれ??まさかここまで来て、宿題を見せないつもりですか??(笑)」


古手川「……………………」


加藤「大丈夫かなあ…??風紀委員が、こんなアカウントを作って風紀を乱していたことが、もしもみんなに知られちゃったら…(笑)」


古手川「み、乱してねえし!!べ、別にオタク仲間を探してただけだし!!」


加藤「それを風紀を乱してたと言うんだよ」


志村「ネット上で会話仲間を求めるなんて…とんでもなくふしだらな女だわ…」


古手川「どこがだよ!?いたって普通のSNSの使い方だろうが!!」


キーンコーンカーンコーン


ガララララ…


碇矢先生「よし、授業を始めるぞ。冬休みの宿題を見せてくれ」


加藤・志村「「あ……」」


~完~

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