文化祭で商売根性出しちゃダメですか?
すいません。文化祭の時期からは少し外れてます。
9月ごろの話だと思って読んでください。
碇矢先生「さて、今年の文化祭の出し物だが…」
志村「はい!!かき氷がいいと思います!!」
碇矢先生「何か意見はあるか??」
志村「やっぱり、9月とは言えまだまだ暑い日が続きます。残暑をかき氷で吹き飛ばそう!!」
碇矢先生「遠慮なく言ってくれ。話し合おう」
志村「かき氷!!かき氷!!かき氷!!」
碇矢先生「何かないかー?他。」
志村「かき氷!!かき氷!!かき氷!!」
碇矢先生「お前は少しは遠慮しろ!!」
志村「なぜ僕の意見は聞いてくれないんですか!?」
碇矢先生「だってお前、利益出すことしか考えねえじゃん」
志村「はい。商売ですから」
碇矢先生「前も言ったが、学祭っていうのはみんなが協力して1つのことを達成する行事だ」
志村「はい」
碇矢先生「だから協調性を乱して、利益のみを考えるお前のような奴は困るんだ」
志村「はい。なので今年は僕1人で店をやります」
碇矢先生「は??」
志村「前回の失敗で僕は学びました。協力や信頼なんてクソ喰らえです。最後に信頼できるのは自分だけ。なので今度は僕1人で全て行います。」
古手川「コイツ、なんてことを!?」
高木「クズの極み!!」
碇矢先生「いや、認められないが」
志村「では退学します」
碇矢先生「何がお前をそうさせるんだ!?」
志村「いえ、僕ではなく異常なのは他のクラスメイトです。コイツらはおかしい」
加藤「なんだと!?」
古手川「自分のあたおかを棚に上げんな!!」
志村「いーじゃん。みんなは和気あいあいとやってくれ。俺は1人で死ぬ気で頑張って、利益も独り占めする」
加藤・古手川「「結局そこじゃねえか!!」」
志村「当たり前だ!!山分けなんてクソ喰らえ!!」
碇矢先生「あーもういい。お前は勝手にしろ」
志村「よっしゃ!!」
北野「流石は親友だ!!感動した!!」
志村「は??」
北野「先生!!俺も独立して店出したいです!!」
古手川「なんか違う勢力が現れた!?」
志村「はあ??お前なんていらねーよ」
北野「勘違いするな。俺はお前と一緒に店をやるわけじゃない。残念だっt」
志村「あ、そうなの?良かった〜」
北野「え??」
志村「お前と一緒だとロクなことねえからな。邪魔だし足は引っ張るしで、むしろいない方が良い」
北野「おいおい。ツンデレはやめろってー」
志村「いやガチだけど」
北野「そんなこと言って、後で仲間になってくださいって言っても遅いからな!?」
志村「死んでも言わんから安心してくれ」
北野「絶対後悔するから!!お前マジで、俺がいないと絶対繁盛しねえから!!グスン」
古手川「泣いてる!?」
北野「もういいし!!だったら杉本と森田と3人で店やるし!!」
森田「なんか巻き込まれた!?」
北野「え?やるよね?」
森田「絶対嫌だ!!ねえ杉本k」
杉本「感動したでござる!!絶対やろうでござる!!」
森田「はあああああ!?」
杉本「涙を流してまで店をやろうとするその熱い心意気、拙者めちゃくちゃ感動したでござる!!」
森田「いや違うから!!この涙はただ志村君に相手にされなかったメンブレの涙だから!!」
北野「わかってくれるか、杉本!!」
森田「おい嘘つくな!!」
北野「森田もやるよな?」
森田「やんねーよ!!」
杉本「森田、どこまで薄情でござるか?」
森田「え??」
杉本「これまであれほど北野くんにお世話になっておいて、いざお願いされたら断るでござるか??」
森田「いやいやいやいや!!え??君は記憶でも改ざんされてるの!?迷惑をかけられたことは何度もあるけど、助けてもらったことは一度もないよ!?」
碇矢先生「はいはい。もうどーでもいいから、お前達も別の店を開くってことね」
森田「待って待って!!全然違う!!」
北野「それで問題ない」
森田「大アリだ!!」
~移動中~
森田「あのさ、僕はやらないからね?」
北野「さて、どーすっか」
杉本「奇をてらった出し物がいいでござるね」
森田「聞けや!!」
北野「志村のヤローもクラスの奴らも、全員まとめてぶっ飛ばしてやるぜ!!」
森田「ハイハイ頑張って。僕は教室戻るから」
北野「寿司売ろーぜ!!」
杉本「天才でござる!!神アイデアでござる!!」
森田「待て待て待て待て!!寿司!?出店で!?東南アジアか!!」
北野「なんだよ。教室戻るんじゃなかったのか?」
杉本「そーでござる。森田はもう関係ないでござる」
森田「「関係ない」ではほっとけなさそうなレベルのことしてるって自覚ある!?」
北野「はあ!?寿司だぞ??日本人で嫌いな奴がいると思うか??」
森田「そういう問題じゃねえんだよ!!品質の問題なんだよ!!」
杉本「日本の海鮮、ナメんじゃねえでござる!!めっちゃ新鮮でござる!!」
森田「今は新鮮でも、常温だとすぐ駄目になるんだよ!!子供でもわかるわ!!」
〜その頃、志村〜
加藤「かき氷!?今!?」
志村「超高級かき氷を、リーズナブルな値段で提供する」
加藤「相変わらずなんか良さそう!!」
志村「まだ結構暑さが残ってるからな。爆売れするに違いない!!」
高木「それはどうか知らんけど(笑)」
志村「お前考えてもみろ。世間じゃ1杯1500〜2000円もするような、明らかにクソぼったくりゴミかき氷がまあまあ売れてるんだぞ!?」(※個人の意見です)
高木「いや、ボロカス言いすぎだろ!?」
志村「だってお前、かき氷なんて所詮、氷の塊にテキトーなシロップぶっかけただけだぞ!?かかるとしてもシロップ代くらいだ!!」(※個人の意見です)
高木「そのシロップが、高級なんじゃね?(笑)」
志村「いやいやいやいや!!シロップなんて所詮液体だし、果肉があったとしても2000円は取りすぎでしょ!!氷なんてほぼタダだし!!こんなもんに誰がこんな金払うんだよ!!安いバイキング行ったほうが遥かにマシだわ!!」
(※何度も言いますが、個人の意見です)
高木「いやそんな安いバイキングねーわ!!」
志村「あるわ!!ゴム肉しか出さない焼肉食べ放題!!」
高木「あるけども!!そんなとこ行きたくねえよ!!」
志村「お前、それで2日間は何も食べずに済むんだぞ!?コスパ最強だろうが!!」
高木「それはお前だけだし、腹持ちとコスパでしか考えてねえじゃねえか!!」
志村「それが、一番大事ー♪」
高木「やかましい!!」
志村「まあつまり、ゴミみたいな原価のかき氷を1000円くらいのぼったくり価格で売って、ボロ儲けしようというわけだ!!」
加藤「お前もやってること同じじゃねえか!!」
志村「しかも俺の場合は激安シロップだ。さらに安上がりで済む」
加藤「さらに悪質!!」
高木「ほぼ詐欺じゃん!!」
志村「俺にとってはそれでも高級だ」
加藤「やかましい!!」
〜学祭当日〜
志村「…………………」
加藤「…………………」
高木「…………………」
志村「おい!!誰も来ねえじゃねえか!!」
加藤・高木「「知るか!!」」
志村「おかしいだろ!!かき氷だぞ!?」
加藤「どんだけかき氷を信頼してんだコイツ!?」
志村「だって、かき氷嫌いな奴いないだろ!?」
加藤「いや別にいるだろ!?そこまで万人受けする食べ物じゃねえ!!」
「うわ、ここが噂の詐欺店か…」
「いかにも詐欺しそうな店員よね…」
志村「うん??」
「ここの志村って人、人を騙して金儲けすることで有名らしいよ」
「聞いた聞いた。安い食べ物をわざと高い値段で売ってるんでしょ?ひどいよね」
志村「おい!!誰だそんなデマを流した奴は!?」
高木「大体合ってるだろうが!!」
加藤「なんか、ネット(25 ch)の掲示板でこんな情報があがってるぞ(笑)」
志村「なに!?」
加藤「「度◯府高校の志村という男に要注意!!詐欺でお金を稼いでいます!!文化祭で見かけたら要注意です!!彼の売るものを絶対買わないように!!」。だってさ(笑)」
志村「なんだこのクソ掲示板はゴルアアアアア!!」
高木「すげえ、めっちゃ盛り上がってるな(笑)」
加藤「どれどれ…「わかるでござる。志村殿は金に汚い男でござるからな」」
志村「テメエが俺の何を知ってんだ!?」
加藤「金に汚いところだろ(笑)」
高木「しかしこの変なしゃべり方、なんかどっかで聞き覚えあんな…?」
加藤「「志村とかいう奴、マジで口臭いし、うるさいし、性格悪いしでみんなから嫌われてる」」
志村「マジなんだコイツ!?」
高木「すげえ、だいたい合ってる」
志村「合ってねえ!!」
加藤「「そうでござるね。志村殿は最低最悪の男でござる。人間のクズでござる」」
高木「これもあってるな…」
加藤「それな…」
志村「少しは否定しろ!!」
加藤「「こんな奴の出す料理なんて、たとえかき氷だろうが絶対食べちゃダメだ。質が悪すぎて腹を壊すに違いない!!絶対マズイし。」」
志村「マジなんだコイツ!?」
加藤「「そーだそーだでござる。詐欺師の出す詐欺飯なんて絶対に食べちゃダメでござる」」
高木「…なんか、さっきから同じ奴が何回もしゃべってない?」
加藤「それな。この2人がずーっと似たようなこと言ってるよな」
志村「待てよ…ござる??」
加藤「あ、そーいえば北野と杉本の出店、どうなったのかね?(笑)」
高木「無理だろアイツらじゃ。場所取りもオワコンだったらしいし(笑)」
志村「アイツらだああああああああ!!」
加藤・高木「「は??」」
志村「アイツらだ、こんなことをするのは、間違いない!!アイツらが上手くいかない腹いせに、俺の店の評判まで落とそうとしてるんだ!!」
加藤「いや、何のために!?」
志村「そうと決まれば、行くぞお前ら!!」
加藤「いやなんで俺らも!?」
高木「関係ねえだろ!?」
志村「友達のピンチだぞ!?」
加藤「あんだけ1人で商売やりたがってたのに!?」
志村「ピンチの時は駆けつけて、後は使い捨て。それが友達ってもんだろ!?」
加藤・高木「「ただの便利屋じゃねえか!!」」
〜5分後〜
加藤「なんだここ…森の中じゃん…」
高木「アイツら、こんなとこで店出してんのか??」
北野「グヘヘ…ざまあみろ志村…」
志村「うん??」
杉本「北野くん。また悪口言ってやったでござるよ」
北野「よくやったぜ杉本。これであの店も終わりだ(笑)」
志村「やっぱりテメエらか!!このクズどもが!!」
北野「げえ!?志村!?」
杉本「ござござる!?」
北野「なんでお前がここに!?」
志村「怪しいと思ったんだ…テメエらなら、こういう陰湿なことするだろうってな」
北野「陰湿だと!?ただただネットで誹謗中傷してるだけだろうが!!」
志村「それを陰湿と言うんだ!!」
加藤「大体、なんでこんなことしてんだ?(笑)」
高木「それな。お前と志村は大親友じゃん(笑)」
志村「こんな奴と勝手に大親友にすんな!!」
北野「そうだな…簡潔に言うと、深すぎる愛情が憎しみに変わってしまったと言うべきか…」
加藤・高木・志村「「「は???」」」
北野「大親友志村を思う心が強すぎたがゆえに、裏切られたショックで、その気持ちが強い憎悪に変わってしまったのだ…」
志村「いや、あの、何いってんの??」
加藤「わけわかめ」
志村「まあとにかく、今からお前の掲示板を荒らしてやる。覚悟しろ」
加藤「やり返しがしょぼい!!」
志村「大体テメエは何の店してんだよ?」
北野「よくぞ聞いてくれた!!俺達は他の人が絶対にマネできない出店にした!!」
志村「へえ。何売ってんの?」
北野「寿司だ!!」
加藤・高木・志村「「「は???」」」
北野「どーだ!!驚いただろ!?」
加藤「いやまあ、そりゃ驚くけど…」
高木「頭悪すぎん?出店で寿司って…」
志村「冷蔵庫にでも入れてんのか?」
北野「いや?冷蔵庫なんて買う金ないけど」
加藤・高木・志村「「「は???」」」
加藤「じゃあどうやって保存してんの?」
北野「いや、そこにそのまま置いてある」
加藤「東南アジアか!!」
高木「嘘だろコイツ…」
志村「バカすぎてモノが言えない…」
加藤「腐るって言葉を知らんのか…?」
北野「チッチッチ。甘いな君たち」
加藤・志村「「あ??」」
北野「この俺様が鮮度のことを知らないと思ったか?当然対策してある」
加藤「へえ、どんな?」
北野「この場所だ!!」
加藤「は??」
北野「ここは、森の中だろ??」
加藤「うん」
北野「つまり、涼しい!!」
加藤「は??」
北野「森は涼しい!!この涼しさで、刺し身の鮮度を保つことができるんだ!!」
加藤「バカすぎる…」
高木「義務教育の敗北だな」
北野「だから冷蔵庫を買う金もいらない!!そこで俺達は、全財産を寿司に注ぎ込んだ!!」
加藤「は??」
北野「見ろ!!これが話題の超高級寿司だ!!」
加藤「いやもう、バカがすぎる!!」
北野「一貫1万円。全部で100万円かかった」
杉本「社長の息子、奮発したでござる」
加藤「その金で冷蔵庫買え!!」
高木「で、それ売れてんの?」
杉本「今のところ、2貫売れたでござる」
高木「たったの2貫!?大赤字!!」
加藤「でもよく売れたな!?買ったやつ勇者だろ!?」
杉本「あまりにも売れないから、自分で金払って買ったでござる」
加藤「それは1つも売れてないって言うんだよ!!」
高木「どーすんだよ!?100万円が無駄になってるじゃねえか!!」
杉本「まあ、その時はその時でござる(笑)」
高木「なんだコイツ!?」
加藤「流石は社長の息子!!余裕がちげえ!!」
志村「超ムカつく!!金よこせ!!」
志村「でもこのままじゃ、せっかくの超高級寿司が無駄になっちまうな…」
杉本「大丈夫でござる。先程無料キャンペーンを始めたので、間もなく客が押し寄せるはずでござる」
加藤・高木「「来ねーよ!!」」
杉本「なんででござるか!?」
北野「そーだよ!!100万円の寿司だぞ!?」
加藤「こんな長い間常温にさらされた寿司なんて、誰が食べたいと思うよ!?」
高木「金もらってもいらねーわ!!」
志村「マジ!?無料で食えんの!?」
加藤「なんか釣られたバカがいる!!」
高木「マジで死ぬほど腹壊すぞ!?」
杉本「大丈夫でござる。拙者達が既に実食済みでござる」
加藤「全然大丈夫じゃねえ!!」(※マジで大丈夫じゃないので絶対やめてください)
北野「食べてからめまいと吐き気が止まらないけど、美味しかったから大丈夫」
加藤「大丈夫じゃねえじゃん!!」
高木「志村お前、絶対やめろよって…」
パク
志村「うめえええええええええ!!!!」
加藤「おいいいいいいいい!?なんなんだテメエは!?」
高木「バカなのか!?マジでバカなのか!?」
志村「いやだって、一貫1万円の超高級寿司だぞ??そんなもん、これからの人生で一度でも食べる機会があると思うか??これは、腹をブチ壊してでも食べる価値がある!!」
加藤・高木「「いや、ない!!」」
志村「てかマジでうまい、ヤバい。これが無料!?そんなの食べない理由がない。嘘だろ?てかマジでうますぎる、やべえええエエエ!!」
北野「だろだろ??味はマジでお墨付きだぜ!!」
杉本「超一流の超高級寿司屋から100万円で取り寄せたでござる!!」
加藤「その超高級寿司が、こんな扱いを受けるなんて寿司屋可哀想!!」
志村「いやいや。こうして俺の胃袋に収められてるから」ムシャムシャ
北野「ずりいぞ志村!!俺も食べる!!」
志村「はあ!?これはもう、全部俺のもんだ!!」
北野「ふざけんな!!俺の店だぞ!?」
ムシャムシャ
バクバク
志村・北野「「うめええええええええ!!!!」」
加藤「…………………」
高木「…………………」
ゴクリ
加藤「なんか、美味そうに見えてきた…」
高木「普通に、ちょっと食べたいんだが…」
北野「あーうめー、こんな美味いもんを敬遠して食わないなんて、マジでもったいねえわ。バカだなー」
志村「うめえうめえうめえうめえ!!!!」
バクバク
ムシャムシャ
加藤「…………………」
高木「…………………」
北野「流石は一貫1万円の寿司だ!!回転寿司とは比べものにならないうまさ!!深い味わい!!」
志村「うめええええええええ!!」
加藤「ヤベエ、うまそう…」
高木「もうダメだ!!俺も我慢できねえ!!」
パク
加藤・高木「「うっめえええええええ!!!!」」
そして、1時間後全員腹を壊しましたとさ。
みんなも、衛生面には気をつけよう!!
〜完〜




