加藤奈々2
「どうした?」
(で、どうしたの? 何か用があるのか?)
俺は、加藤さんに、話しかけてきた理由を聞く。
「一ノ瀬くん、もう一度戦って」
ふっふっふ! はっはっは! 【魔高の戦い】が出来る!
もう1度戦うってことは、そういうことだろ!
「いつやる?」
(いいよ! いつやる?)
早くやりたいな。出来れば、明日がいい。
「明日。今度は私が勝つ」
加藤さんも、早く戦いのか、明日やりたいようだ。
「俺だ」
(勝つのは俺だよ)
「じゃあ、戦うことが決まったから、私は帰る。また明日」
加藤さんは、そう言ったあと、目の前から消えた。やっぱり、凄いな。目の前にいたのに、見えなくなった。
それにしても、やっと、【魔高の戦い】が、出来るのか……。
ふふっ! あ~、明日が楽しみだ。
俺は、寮に向かって歩き出す。早く明日になってほしいと思いながら。
俺は、今、教室にいる。今日は待ちに待った、【魔高の戦い】が出来る日だ。
昨日はワクワクしすぎて、すぐには、寝ることが出来なかったよ。
あぁ~、早く【魔高の戦い】がやりたい~。
そんなことを思いながら、自分の席に座っていると、教室のドアが開く。
ふと、ドアに目を向けると、そこには、三木さんと佐藤さんがいた。
「おっ! 一ノ瀬くん早いね~。おはよっ!」
「おはよう、一ノ瀬くん」
と、三木さんと佐藤さんが俺に挨拶をしてくれた。教室に入ってすぐに、俺に話しかけてくれるの、なんか嬉しいな。
「おはよう」
と、後ろから、誰かに話しかけられた。
ぎゃ!! と、驚きながら、振り向くとそこには、加藤さんがいる。
「きゃ!」
「えっ!」
と、いきなり現れた加藤さんに、2人も驚いている。
「か、加藤さん?」
「す、凄いね、いきなり現れた……」
「おはよう」
「あっ、うん、おはよう」
「お、おはよう」
「加藤奈々」
と、今日もいきなり自己紹介をする。
「えっ、ああ! 私の名前は、三木夏美だよ。よろしく!」
おお! 凄いな、すぐに自己紹介だと、気づいて、ちゃんと自己紹介を仕返したぞ。
「私は佐藤綾子。よろしくね!」
続けて、佐藤さんも、挨拶をする。
「うん、よろしく。あと、一ノ瀬くんもおはよう」
「ああ」
(ああ、おはよう。今日もいきなり現れたね加藤さん)
誰にも、気づかれずに俺の後ろに立ったのか。【クラス対戦】のときは、反射的に殴ったため、倒すことが出来たが、もし、加藤さんが攻撃をしてくれないなら、俺は、攻撃を当てることが出来ないかもしれない。
くくっ! こんなに凄い魔法を使う子と戦うのか。あぁ~。楽しみだな~!
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