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白波対佐藤2

 白波さんと佐藤さんの【魔高の戦い】が始まり、魔法を撃ち合った。


「ここからだと、2人の声が聞こえないね」


「ああ」

(ああ、そうだね)


 そう、やっぱり、観客席からでは、声が聞こえないのだ。

 

「あっ!? そうだ!」


 と、三木さんが言うと、スマホを操作しだす。何か、思いついたようだ。


「一ノ瀬くん! このイヤホンを耳にさして!」


 と、三木さんが俺にイヤホンの片っぽを差し出してくる。

 どうしたのだろうか? と、俺は、思いながらも、三木さんが差し出してきた、イヤホンを耳にさした。 


『【氷剣】! 【氷槍】!』


『【風球】! 【風球】!』


 と、2人の声が聞こえてくる。ん? どういうことだ?


「驚いた?」 


 と、三木さんは、俺を見ながら、エヘヘと、いたずらっ子のように笑っている。

 びっくりした、俺を見て、笑っているようだ。


「ああ」

(ああ、驚いたよ!)


「そっか~! エヘヘ! これはね、【魔高の戦い】観戦アプリなんだよ。アプリでね、この戦いを生放送で、見ることが出来るの。それに、アプリだと、声も聞くことが出来るんだよ。だから、声だけをアプリで聞いて、戦いは、ちゃんと見よ!」


「ああ」

(ああ、ありがとう)


『【風刃】! 【風弾】! 【風槍】!』


『【氷壁】!』


『強いですね、佐藤さん。思っていたよりもずっと』


『ありがと! 白波さんも強いね。でも、私が勝つよ! 【アイスゴーレム】!』


『いえ、勝つのは私です。【風球】!』


 白波さんが、発動した、【風球】は、通常のものよりも大きかった。

 前に見た、【魔高の戦い】を参考にしたのだろうな。

 あの時、見た先輩たちは、魔法の大きさを自由に変えていた。

 

 それを見て、魔法の大きさを自由に変えられるとしった白波さんは覚えたんだろう。 

 だから、俺との【魔高の戦い】では、魔法の大きさを変えることは出来なかったのに、今では、出来ている。 

 強くなったんだろう。早く白波さんと戦いたいな。


 大きくなった、【風球】は、【アイスゴーレム】を壊した。


「な、なんか、綺麗だね……」


「ああ」 

(ああ、凄く綺麗だ……)


 白波さんが、壊した【アイスゴーレム】は、宙を舞い、美人な白波さんが凄く綺麗で幻想的だ。  

 

「綺麗だね。白波さんは、美人だから、壊した氷で、幻想的になるんだ!」


 キラキラと、氷が白波さんの周りを舞っている。それが、美人な白波さんに、凄く合っているのだ。


『強いね~。さすがは、白波さんだ』


『ありがとう。【風槍】!』


『【氷壁】! 【氷剣】!』  


『【風球】!』


 魔法を撃ち合っているな。まだ、どっちが、勝つか、予想がつかない。

 どっちが、勝ってもおかしくはないのだ。


 


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