背徳感
いよいよ魔王が転生する
魔王はフィクサーニックと名乗る男が世界の真理・真実を知っているかのようにしゃべっている姿をみて、この男はもしかしたら、この世界の魔王なのかもしれないと感じ取った。
魔王がいた世界では、ただ、人々をなぶり食い殺し、蹂躙し尽くせばいいだけの存在であり、快楽と背徳感に満りあふれた世界でもあった。
ニックは「魔王様はあちらの世界ではいつから魔王におなられになりましたか」と魔王に聞いた。
魔王は「生まれながらの魔王だ」と答えた。
すかさずニックは「神に背信し堕天して魔王になったわけではないのですか。」と聞き直すと
魔王は「我は先魔王からひき継いだといいなおそうぞ。我には別の意思が存在して肉体が滅びると別の体に乗り継ぐこともできる。だからお主が言う魂という物が融合しているのかもしれんな。しかし、勇者と言われるている奴や我を助けた輩も乗っ取ることもできなかった。」と答えた。
ニックは目を輝かせていた。
「もしかしたら、魔王様も初めはどこかの世界から召喚された転生者だったのかもしれませんね。これ以上は詳しくは話せませんが、魔王様には今まで経験したこともないような、めくるめく甘美で優雅で快楽に満ちたこれ以上ない背徳な日々を過ごしていただきます。」
魔王は不思議そうに
「そんなのは、今までにやり尽したぞ。それに、我は別の肉体に乗り移ることも出来ないから長くは生きれないぞ。もう寿命をつき尽したのかもしれん。」答える。
ニックは更に目を輝かせて
「人が人間を蹂躙することに対して背徳感などを感じます。もし、魔王が悪をするのではなく善、もしくは正義を行うことに対して背徳感を感じるのではないでしょうか。今まで味わったことのない快楽がえられるではないでしょうか。それは、魔王にとってちっぽけな存在である人間がするような些細な幸せをつかむような行いをすることかもしれませんが・・・これは、魔王にした契約とは、この背徳感に満ちた快楽を日々、送ってもらう契約に他なりません。ご覚悟をお決めください。」
魔王は悟ったかのように覚悟を決めた。
「なんで我を助けた。」
ニックは素直に「我々に力を授けてください。」
魔王は「我は人間を愛そう」と慟哭ににた叫びと共に魔王のアバターが輝いた。
魔王の存在が転生天使のような存在に生まれ変わった。
魔王だった男が天使に変わったらどうなるのかな
ぼちぼちアップします。
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