エレメント
エレメント登場
地球連合国家の交渉人のカイトJrがサラ研究所につき、いよいよオーマが異世界に旅立つ日が目前になった。サラとオーマは交渉人のカイトJrは支給した機器操作や今回の作戦について打ち合わせをした。しかし、これはあくまでも表向きのことであった。なぜならば、相手の正体がつかめない状態での交渉など危険が伴うからである。
オーマはサラから指導してもらった情報処理能力を生かし、シャドーフィクサーとなった今でも、裏の裏まで計算するように独裁国家を効率的に攻略していった経緯もあり、今回の交渉の作戦にあったっても、ひそかに交渉シュミレーションをハイパーコンピュータで行っていた。しかし、完ぺきではなかったので、交渉人が集めた情報でもどんな情報でも必要であった。交渉人程度がもたらす情報程度では期待しなかったがカイトJrの優秀さを見せつけるようなかなり有益な情報だったため、あらたな、予想シュミレーションができた。
オーマはシュミレーション結果から、密かに転生天使として予言に似た未来予想を重ねたが若干の違和感を感じていた。交渉時の運命は、その時感じたもので対応することを交渉人のカイトJrには言わなかった。
運命の当日きたが、オーマが感じている違和感がぬぐい切れていなかった。シュミレーションで得ていた確率をもとにオーマが率いるチームを分散させ、異世界での交渉の舞台が始まろうとしていた。
しかし、交渉場所に近づけば近づくほど、ひしひしと感じる違和感にオーマが出した結論は先手必勝だった。カイトJrと協力し、交渉場所である魔王城に限らず、異世界の星全体にわたる魂の捕獲を決行したのであった。それを機に、たまらず時空のハザマが無数にあらわれ、それにともない、月面に設置したハイパーコンピュータサーバの仮想空間に、大量のハザマからあふれる魂を捕獲し転送しまくった。もはや、交渉の余地は仮想空間で安全に行おうとオーマは決めたのであった。オーマはサラから聞いていた。別次元の異世界の状況を危惧した。なぜならば、別次元の異世界でも同様に起こる可能性があったからである。ちなみに地球には何かあれば、サラを含め地球連合国家が対応できる。もし別次元の地球でも同様ならば、転生天使の仲間たちも含め倍返しもできるからである。しかし、別次元の異世界では一歩遅れてします可能性があった。しかし、オーマはあえて、優秀な仲間を別次元に送っておいたが、今回の進軍と呼べる魂の数が異常なため、すぐさま別次元に向かった。別次元に向かうために、時空を通り抜けようとしたとき、今まで感じた魂より少し違和感がある魂を感じた。別次元の時空のはざまを抜け一直線にその魂のところに向かうとオーマの仲間を確保した一人の精霊みたいな女神がいた。エレメントとわかったオーマは、転生天使の能力でエレメントを確保した。仲そして、仲間のアバターBODYと魂を取り返したのであった。戦いの火ぶたがあがっていた別次元の異世界で仲間たちの戦いを感知し、オーマはエレメントともつれて仲間と合流したのであった。しばらくして、オーマ率いる地球連合国家の仲間たちはエレメントたちに圧勝した。サラからの連絡もあり、拘束状態にあるエレメント1人をつれてサラの研究所に確保したエレメント魂の確認に向かおうとした。しかし、思わぬ誤算があった。サラがこちらの部隊に話しをしているといきなり大声でパニクリ始めた。
「オーマおじ様助けて~。」
「何事じゃサラ。」
なんと、地球と別次元の地球、異世界と別次元で大量に進行したエレメント魂の軍隊がハイパーコンピューターサーバ内にある仮想空間で結合し始めた。仮想空間で安全装置が働いていたが、あまりにも急激な情報量だったために一瞬だがダンプを起こしかけたのだが、その状態のときに、外部から少しの情報操作をしようとしたことがおもな原因になってしまったようだ。オーマの横で確保されたエレメントが話しを理解したようにオーマに向かって話しかけた。
「私は時空のはざまに住む民の将軍イースと申します。私たちは魂を扱うプロフェッショナルです。我らの同志の魂を救えるは私たちだけです。どうか信じてください。もし、信じられないときは、もう一つの異世界に降臨する私たちの王妃ソフィアが今回の事態をすべて解決してくれます。私のこの魂はどうにでも好きにしてください。どうか私たちの魂を救えるように手を打ってください。」
オーマはうそをついていないことが分かった。
オーマはアバターBODYをイースの魂を定着させ拘束した。仲間とともにイースは地球連合国家のサラの研究所に向かわせた。オーマはそのまま異世界のカイトJrのところによってエレメントのソフィアを探そうと決めたのであった。
異世界に戻ると既にカイトJrはソフィアと接触して交渉をしていた。オーマはソフィアと確認できたので急遽、イースの話を出して、ソフィアとカイトJrをつれ、丁重に地球連合国家のサラの研究所に向かうのであった。
研究所につくとサラがオロオロしていたが、オーマの顔を見るとほっとしたかのように落ち着き始めた。
「オーマおじ様。さっきはごめんなさい慌てちゃって!」
「サラよ。どういうことか説明してくれるか。エレメントのソフィアを連れてきたぞ。」
「ありがとう。カイトJrは別室で待ってて!今から片づけなければならないことがあるから別室に待機してていいわよ。」
「俺は女神のソフィア様と交渉しなけばならないだけど・・・」
と言いかけたところでサラが
「もちろん、片付いたあとでね、カイトJrには2人の女神様と交渉してもらうから、今のうちに体力を補給しといたほうがいいんじゃないの?」
「っば、ばかなことを言うな。いつでも俺は体力も気力も満タンだ。まあ、少し交渉の準備をする時間をいただくことができればこちらもやぶさかでないよ。ではあとでな。サラ。」
小声でありがとうと言っているようにサラにウインクしてみせたカイトJRが別室にたちさっていった。
「何なのよあなたは?イースはどこなの?みんなは?」
サラは申し訳なさそうにオーマの顔色をうかがっていた。
「実はあなたたちの魂はハイパーコンピュータサーバ内の仮想空間に避難していただいたんだけど、一緒にいろいろな魂がサーバー内に同時に入ってしまったのよ。通常であれば、簡単に仕分けて他の魂を選別できるんだけど、今回はあまりにも異常ともいえる魂がサーバー内に入ったせいでサーバ処理が遅くなって・・・なんかの原因で保護してある魂同志が無限に結合し始めたの。慌てて、サーバーの情報処理速度を遅くしたんだけど・・・」
「イースは何をしてるんだ!」
「イースどのは今、こちらの研究員と対処の仕方を検討しています。何せ、時空のハザマで起きたのではなく仮想空間と呼ばれるサーバ内の出来事ゆえ。」
「このソフィアもイースのもとへ案内してくれ。」
なにやらいっそう不安の顔になったソフィアに、アバターBODYをオーマがサラに指示をしソフィアの魂を定着させて、イースのいる研究室に向かった。
ぼちぼち更新します。




