合宿 - カウント『0』
今回は短めです。
2日目、なんとか試合に勝利した俺たちは、パーティー同然の夕食を終えて、部屋に戻り...枕投げをしていた。
まだ就寝時間まではだいぶ時間がある。
隣の部屋からも似たような騒ぎ声が聞こえるし、夕食のときといい、みんなテンションが高くないか...?
そんなことより、今日でカウントが0になったはずだ。
試合中も気になって仕方なかったけど、まだその時は来ていないみたいだ。
いっそのこと、あの数字が幻覚ならいいのに。
「なにぼーっとしてんだ、よ!」
強い衝撃。咄嗟に枕をキャッチする。
「一筋縄ではいかないか」
唐突に役者気取りでセリフを言い出した結斗。
でも、地味に雰囲気があって面白い。
あと少しだけ、忘れていよう。
あと少しだけ、楽しんでいよう。
神様、どうか、もう少しだけ、待ってください。
その後、突然真面目な話をはじめたり、枕を投げ合ったり、とにかくハチャメチャな時間を過ごした。
そして真夜中。消灯時間が過ぎたにも関わらず、皆でこっそりと話していたのは、また別の話。
最後まで読んでいただき、ありがとうございます!
真夜中のside storyはいくつか出す予定です。
次回までしばしお待ちください。
感想・リアクション・アドバイス等々お待ちしています。
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