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第3話-A
朝起きて、いつものように携帯の通知を見る。でも、昨日から「いつも」は変わってしまった。
通知の無い待ち受け画面を見ると、とても寂しくなった。
「おはよう」の無い携帯を放り出して、もうこのまま寝てしまおうかと考えたけれど、自分の弱さを知りたく無いから、ベッドから起き上がる。
朝食を取りながら携帯にスケジュールを打ち込んでいると、予測変換で彼女の名前が出てきて、誰にも言ってない別れたことを、携帯に教えたい。
けれどそんなことはつゆ知らずの携帯は、来週彼女とデートするはずだったスケジュールを主張している。
水族館楽しみだったんだけどな、と悲しくなっても、スケジュールを削除できなかった僕は、きっと、弱いままだ。




