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別れ  作者: 上方葵
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第3話-B

朝起きて、携帯を手繰り寄せる。

いつものように「おはよう」って打ち込む。

「いつも」と違うのは送る人。

普段朝の挨拶なんかしないくせにって、相手も思うだろうし、自分でもそう思って、少し笑ってしまった。

朝食を取りながらテレビを見ていると、昨日起きた殺人事件が取り上げられていた。どうやら別れ話が原因らしい。

殺されなくてよかったーなんて、我ながら馬鹿だなぁと呆れて、でも、私は彼にとったら殺心犯なんだよなぁって、ちょっと上手いな、なんて思ったりして、家を出た。雲ひとつ無い青空の下を、私は歩き出した。

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