聖女を捨てた国の末路
残酷な描写あり
私はイザリナ聖国の王子のクロエ・イザリナである。突然だが我が国は未曾有の危機に瀕している
【イザリナ兵士】
「申し上げます!鉱山が全て枯れてしまいました」
イザリナ兵士の伝令に私たちは戦々恐々していた
【イザリナ国王】
「一体、どうなっているのだ!飢饉旱魃が起き、作物も枯れ水も枯れ、今度は鉱石まで枯れてしまった!一体どうすれば良いのだ」
すると一人の大臣が国王に言上した
【イザリナ国大臣】
「恐れながら、此度の出来事は先の聖女のアメリア・ヨーク嬢を国外追放が原因かと心得ます!今すぐにアメリア嬢を探しだし、改めて謝罪の上で身分を返上いたしましょう。またアメリア・ヨーク嬢の実家を伯爵家に戻し、領地を返上いたしましょう!」
こやつは前にアメリアの罪を認めず父上に反抗した大臣、一度は許してやったのに・・・
【クロエ・イザリナ】
「貴様、今の聖女であるクリスティーンの力不足だと言いたいのか!許せん!誰かこやつを捕らえよ」
近衛兵が現れ、大臣を捕らえ連れていこうとした
【イザリナ国大臣】
「陛下、私を罰しても何も変わりません!どうかお考え直しのほどを」
【クロエ・イザリナ】
「貴様、許せん!」
私は剣を抜き、大臣をその場で斬り殺した
【イザリナ国大臣】
「ぎゃああああ」
大臣は血飛沫を上げ、その場で倒れた
死体は近衛兵によって片付けられた
【クロエ・イザリナ】
「くっ、この不忠者が!恥を知れ!」
私は大臣を毒づきながらも次の伝令が到着した
【イザリナ兵士】
「申し上げます!インジェント帝国・セルベックス帝国が我が国に対し経済制裁を発動しました」
次の伝令に私たちは背筋がぞくっとした
【イザリナ国王】
「どうゆうことだ!インジェント帝国とセルベックス帝国が経済制裁などと!」
【クロエ・イザリナ】
「父上、こうなっては仕方ありません!シュヴァリエ王国に使者を送りインジェント帝国とセルベックス帝国を牽制いたしましょう!」
私は父上に言上した後に、次の伝令が驚くべき知らせがきた
【イザリナ兵士】
「申し上げます!シュヴァリエ王国、我らとの同盟を破棄し、我が国に経済制裁を発動いたしました」
突然のことに私たちは膝をついた
【イザリナ国王】
「あぁ、この国は終わりだ、神に見捨てられた」
どういうことだ。私はクリスティーンと一緒になりたかったのに。なぜだ、なぜだ、なぜだ!
私たちはただ、無為に時間を過ごすことになった
【クロエ・イザリナ】
「悪くない、私は悪くない!」
私はそういい続けるしかなかった
ごきげんよう、オリビア・アスファードです
我らインジェント帝国はセルベックス帝国とシュヴァリエ王国とともに経済制裁を下しています。経済制裁なんて誰が進言したのやら、フフフ・・・
イザリナ聖国は相次ぐ天変地異を好機と思い、3国共同でイザリナ聖国を追い詰めております!
いずれ降伏するのも時間の問題です
数週間後にイザリナ聖国は降伏し、王族の身柄は3国で協議することにしました
協議の結果、国王と王妃の身柄はセルベックス帝国が預かり、他の王族の方々はシュヴァリエ王国が身柄を預かり、我らインジェント帝国は例のクロエ王子と自称「聖女」のクリスティーン・シェリーを預かることになった。ちなみに王族の方々が国に到着後は裁判にかけられる予定で場合によっては死刑も有り得ます
アメリア嬢の両親は幽閉先から救いだし、馬車で真っ直ぐインジェント帝国へ向かっているとのことです
イザリナ聖国の領土をどうするかって、災いが起きた土地に3国は誰も手をつけずに、そのまま形だけの保護領となっています
ちなみに我が国はこの二人を死刑にすることに決めました
私は陛下にお願いして例の王子と自称「聖女」の処分を任せてくれました
フフフ、国を滅ぼしたケジメはきっちりとつけてもらいましょうか




