「流星の玄曜観察日記」最終話 ― 玄曜の愛情表現について―
「流星の玄曜観察日記」最終話
― 玄曜の愛情表現について―
玄曜は、愛情表現がストレートだ。
オレへの好意を、まったく隠そうとしない。
言葉ではあまり言わない代わりに、行動で示してくる。
嬉しい時、楽しい時、オレに触れたい時。
玄曜は、オレを抱きしめて、キスをしてくる。
離れで二人きりの時なんて、それはもう、すごい。
オレは手を握ったり、側にいたり、
隣でくっついたりするだけでも十分なんだけど、
玄曜にはどうやら足りないらしい。
オレの都合など、お構いなしだ。
今日はご飯を作っている最中、
いきなり後ろから抱きしめられた。
触れるだけのキスを、何度もされる。
「玄曜。ダメだぞ」
機嫌を損ねないよう、やんわり止めた……つもりだった。
玄曜は少しだけ考えた後、
また、触れるだけのキスをしてくる。
向きを変えられ、背中と腰に手を添えられる。
ゆっくり、オレの顔に鼻先が近づく。
天青色の瞳が、妖艶に揺れて――
そっと2回、口が重なり合った。
「……どうする?」
吐息がかかりそうな距離で、そう囁かれる。
その手が、ほんの少しだけ強くなる。
逃がさないって言われてるみたいで――
……ああ、これ。
オレが断れないの、完全に分かっててやってる顔だ。
もおぉぉぉー!!
玄曜!!
ズルいんだよ!!
どうするって……!
何する気なんだよ!
おい!
変なとこ触るな!!
バカ!!
「龍霊雨器」第一期はこれにて完結です。
ここまで読んでくださった皆様、
本当にありがとうございました!
5/25からは、別ページにて
『龍霊雨器 創作裏話+SS』が始まります。
キャラクター設定や世界観、制作裏話、
ここでしか読めない書き下ろしSSなどを更新予定です!
そして――
第二期は、6/2(火)より開始予定です!
流星と玄曜の物語は、まだまだ続きます。
引き続き、楽しんでいただけたら嬉しいです!




