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「流星の玄曜観察日記」 ― 休みの日の過ごしかたについて ―
とは別の【玄曜観察日記】です。
後宮での日常や、本編では描けない
流星と玄曜の、細かい一面を綴っています。
息抜き感覚で読んでいただけたら嬉しいです。
玄曜は、休みの日は基本、離れから出ない。
朝はまず起きてこない。
寝たいだけ寝て、お腹が空いたら起きてくる。
ご飯を食べたら、また二度寝。
その後は、胡桃を食べながら書物を読んだり、
たまに倉庫へ行って
龍霊雨器たちと話したりしている。
天気がいい日は、離れにある小さな庭園の
椅子に寝そべって、書物を読むのがお決まりだ。
お腹が空くと、
「腹減った」とだけ言ってくる。
まったく、わがままな子供である。
なぜか、玄曜が休みの日は
オレも休みになる。
そんな日は時間もあるので、
甘味を作ることにしている。
玄曜は、素朴な甘さのお菓子が好きだ。
今日は杏仁羹を作っていたら、
甘い香りにつられて、
玄曜が厨房までやってきた。
どうやら気に入ったらしく、
何度もおかわりをしていた。
その後は、
夜までたっぷりだらだら過ごす。
仕事の日との落差が、あまりにも激しい奴だ。




