第4話 独白
アートが作った土のドームの中で、一行は沈黙を保っていた。深く息を吸い、外で炸裂する攻撃の渦に耳を澄ませる。衝撃が来るたびに構造物は震え、狭い内部に埃が舞い上がった。
「俺を見失うな……三で行くぞ!」
若い《ストライカー》はささやいた。声は落ち着いているが、アドレナリンで速まっていた。
「いち……に……さん!」
障壁が土の破片となって崩れ落ちた。長い赤髪の《シールダー》、シルヴェインが最初に立ち上がった。素早い動きで赤い盾を頭上に掲げ、魔力を帯びた矢の雨の、最初の衝撃を受け止める。
攻撃の轟音が金属に響き、爆発のたびに彼女は一歩ずつ後退させられた。赤黒く銀の細工が施された鎧が全身を覆い、彼女と盾を一つのものにしていた。あらゆる属性の魔法が彼女を襲った――水、風、炎、大地――何としてでも、その防御を突破しようとしていた。一本の矢が兜に跳ね返り、彼女は歯を食いしばって、その場に踏みとどまった。
金色の瞳に薄紫色の髪の《アーチャー》、ダイアナは、小さな光の手榴弾を三つ、前方へ投げた。閃光が戦場の一部を呑み込み、敵の間に道を開いた。
アートはその場で身を翻し、一度の動きで周囲に風の波を放った。敵は後方へ吹き飛ばされた。時間を無駄にせず、前進する。水の刃を作り出しては、彼らを囲もうとする者たちへ放った。
ダイアナは後ろに続き、木々の間に隠れた弓兵を狙った。矢は次々と的確に命中し、敵を後退させる。隊列の最後尾にいたシルヴェインは、前線を食い止めながら、最も重い攻撃を盾で防ぎ続けた。
自分の倍の大きさの火球が飛んできた。彼女は勢いをつけて地面に足を踏ん張り、衝撃が来る前に、身体を包む灼熱を感じた。衝撃で後ずさり、膝が崩れかけた。
「あいつら、追ってくるのをやめない! 追いつかれる!」
《シールダー》が喘いだ。
「行け! 下水道はもうすぐだ!」
アートは《ストライカー》と《サポート》の役割を同時にこなしていた。盾は作れないが、自分の魔法の力で攻撃を防げると信じていた。
数分間、必死に走り続けると、攻撃は次第に止み、一行は深い森の中で敵を振り切ったと思った。息を切らしたシルヴェインは、肩越しに視線を投げ、安堵のため息をついた。
「置いてきたみたい」
「気を抜くな! 簡単すぎる気がする!」
アートは周囲を警戒して振り返っていた。
「木々の間には、もう何も見え……!」
言い終える前に、矢が空気を裂き、《アーチャー》の肩の防具に命中し、彼女はバランスを崩した。若い彼女は鈍い音を立てて葉の間に倒れたが、頭が木の幹にぶつかる前に、水の障壁が立ち上がって衝撃を和らげた。
アートは心臓を高鳴らせながら、心配して近づいた。
「ダイアナ!」
「彼女、大丈夫?」
《シールダー》が、張りつめた表情で尋ねた。
《アーチャー》は眉をひそめ、かすかな呻きとともに座り込んだ。
「大丈夫! 今の矢、遠くから来た……まだ距離はある」
彼女は手を借りて立ち上がった。
シルヴェインは鋭い目つきで、敵の気配を探していた。顎を引き締め、盾を強く握り、仲間たちを見据えた。
「行って! 私が残って、足止めする」
ダイアナは目を見開いた。短い間のあと、一歩前へ出た。
「誰も置いていかない」
「時間がない!」
アートが友人を驚かせた。本当に彼女を怯えさせるほどで、それは次に言うことの前触れだった。彼は指さし、近づいてきて、再び道を塞ぎ始めているフードの敵を示した。その声には、ひらめきのような鋭さが宿っていた。
「シルヴェインの言う通りだ」
若い《ストライカー》は、似た計画を考えていた。しかし、すべての詳細を話せば、仲間たちは反対するだろう。
「いい案がある、助かるかもしれない。シルヴェイン、付与魔法が使えるって言ってくれ……」
「できる……風なら! でも、すぐに力が尽きる」
「選択肢はない!」
アートは宣言した。位置につくため再び走り出し、仲間たちが列になって続いた。
「でも、作戦は?」
《シールダー》が尋ねた。
「俺たちをここに飛ばしたキャノンをまねる……ダイアナがお前の盾に飛び乗って、お前が投げる。付与魔法を使えば、楽勝だ……」
「人間の推進装置……うまくいくの?……」
「ダイアナ! 俺を信じて!」
「わかった……もう、いいわ!」
シルヴェインは言った。歩調を落として距離を取る。
「ウェントゥス・ウェロクス!」
彼女は唱えた。
風の流れが彼女の周りで枯れ葉と埃を巻き上げ、魔法が形を取っていく。風のオーラが身体を包み、速度を二倍に引き上げた。目に見えない渦のように脈打ち、髪をなびかせた。
ブーツはほとんど地面に触れず、薄い空気の層が接触を妨げていた。一つ一つの動きが、一瞬の残像となった。力が血管の中で震えるのを感じた。
シルヴェインはためらわなかった。ダイアナへ向かって駆け出し、瞬きの間に二人の距離を詰めた。
「行け、ダイアナ! 援護する!」
アートは横へ滑り、土の障壁を築いて、追いつき始めた攻撃を防いだ。
「うあああああっ!」
シルヴェインは跳躍の勢いとともに叫んだ。空中でダイアナと合流し、彼女を森の上へ、王国の下水道を目指して投げ飛ばした。彼女は膝をつき、息を整えようとしながら言った。
「今度はあなたの番!」
「いや! お前の番だ!」
「え?」
彼女は瞬きし、戸惑った。
「お前が先に行け。俺には考えがある! 俺のほうへ走って、跳べ、急げ!」
《シールダー》は歯を食いしばり、一瞬ためらい、そして頷いた。
「あの汚い場所で待ってるから!」
彼女は冗談めかして言い、再び加速した。
彼女は速度を保ったまま素早く近づいた。最後の踏み込みで脚を深く曲げ、全力で跳んだ。アートは腕に頑丈な岩を纏い、激しい風の渦で彼女を押し上げた。《シールダー》は、深い森の木々の間に消えた。
「ぐっ……!」
彼は片膝をついた。魔力が、指の間から砂がこぼれるように抜けていくのを感じた。
「くそ……」
彼は敵が数メートル先にいるのを見た。戦わずに逃げることは、もはや選択肢ではなかった。
「少なくとも、二人は助か……」
彼は、突然の鋭い痛みが頭を貫くのを感じて、言葉を止めた。目に見えない何かが、鋭い爪を頭蓋骨の内側に突き立てたかのように。膝が崩れ、うなじから額へと鋭い衝撃が走った。呼吸することさえ、困難な作業になった。
若い魔法使いは頭に手を当てた。指は皮膚に食い込むほど曲がり、圧倒的な感覚を抑えようとしていた。呼吸は乱れ、途切れ、精神の中で脈打つ、疼くような熱に遮られた。まるで生きた熾火がこめかみに広がるようだった。遠くのシューッという音が耳の中をうねり、鈍いうなりになるまで大きくなった。
一瞬、周囲が遠のいた。森、あまりに近い敵、足元の地面、自分の呼吸の音さえも、すべてが苦しい麻痺の中で歪んでいった。より強い痛みが彼を喘がせた。電流が神経を貫くかのようだった。そして、声が来た。低く、しなやかに、冷たい影のように、彼の思考の中を滑ってくる。
――あなたが必要なの! それらを一つにして! 再び、あの見知らぬ女性の声が響いた。
「頭が……! くそ、よりによって今かよ!?……」
アートは木に寄りかかり、めまいを振り払おうとした。足音が大きくなった。目を上げたとき、包囲はすでに完成していた。
十人ほどのフードの者が彼を取り囲んでいた。気絶したオリバーとケンノを担いでいる。
「何が目的だ?」
若い魔法使いは尋ねた。彼らのフードの色の違いを観察した。
一部は苔緑色のマントをまとい、森の闇に溶け込んでいた。三人は濃紺で、他の者たちの中でも際立つ、堂々とした姿勢を保っていた。集団の中心には、黒を身につけた者が一人だけおり、最も威圧的な気配を放っていた。フードの者たちは答えなかった。声なき影のように、微動だにせず、重苦しい沈黙の中で彼を取り囲んでいた。唯一の音は、森の冷たい風に揺れる衣の、かすかな衣擦れだけだった。
オリバーとケンノの持ち方がすべてを物語っていた。気絶した体は、少しの配慮もなく担がれ、彼らにとってはただの肉の袋にすぎなかった。腕はだらりと垂れ、頭は横に傾き、フードの一人はケンノの髪を掴む手を持ち替え、落ちた頭を持ち上げたが、すぐにまた手を離した。
「答えないなら……話させてやる!」
アートは拳を握りしめて脅した。指の間で火花が踊っている。腰に付けた金属の帯から短剣を引き抜くと、一瞬で、貪欲な炎が彼の腕を包んだ。熱が空気を揺らし、周囲のフードの者たちの暗い顔を照らした。
敵は、一言も発さずに脅しに反応した。示し合わせたように揃った動きで、武器を抜いた。先進技術で強化された装備だ。いくつかのワンドは魔法の回路で光り、術者の力を増幅していた。剣は周囲の魔力を吸収し、魔法を貪る準備ができていた。強化された手袋は使用者の魔力を導き、使われる属性を強化していた。彼らが手にしていたのは、従来の枠を超えた力だった。
アートは顎を引き締めた。数の上で不公平だったが、退くつもりはない。一歩前へ踏み出し、戦いを始めた。
最初の攻撃は速すぎて、目で追えなかった。水の鞭が彼に向かってうねり、冷たい飛沫が顔に当たった。彼は体をひねって衝撃を和らげ、動きながら、周囲に浮遊する水を集めた。液体はねじれ、伸び、手の中に槍が形を成した。その槍は短い口笛のような音を立てて距離を貫き、敵の一人の肩に突き刺さった。
二人の距離は消え失せた。戦いは、足音、刃、火花の寄せ集めとなった。アートは地面に手を沈め、岩の杭が敵の足元で炸裂し、陣形を崩し、短い悲鳴を引き出した。短剣から炎が展開し、前方の空間を一掃して、彼らを散開させた。
技術兵器は、彼のリズムに応じ始めた。以前は空間を開いていた打撃も、今では抵抗に遭った。彼らを押し返すはずの魔法は、吸収されるか、逸らされた。アートの息は短くなった。動きから精度が失われた。
炎をまとった剣が顔のすぐそばを通り、肌を焼いた。彼はよろめき、力が体から抜けていくのを感じた。
脇腹への的確な蹴りが彼を地面に叩きつけた。立ち上がろうとしたが、反応する前に、敗北の重圧が彼の上に閉じていった。肩に傷を負ったフードの者が、剣を振り上げ、とどめを刺そうとしていた。
何かが彼らの上で空気を裂いた。
矢が闇を切り裂き、敵の周囲の地面を貫き、注意を逸らした。
混乱の中、人影が最も高い木々の枝から降りてきた。捕食者のような正確さで。《アーチャー部隊》のリーダーであり、この任務を率いるカエラは、雷のように着地し、湾曲した短剣を素早い一撃で回して、攻撃者の一人を即座に武装解除した。
ためらうことなく後ろへ滑り、至近距離からもう一本の矢を放ち、相手の脚に突き立てた。
「何を待っている? 退け!」
しわがれた声が命じた。
次の瞬間、遠くに新たな敵が現れた。濃い紫のフードをかぶっている。歩き去りながら手を上げた。他の者たちは直ちに攻撃を止め、退いた。
アートは息を切らしながら、敵が森の影の中へ消えていくのを見ていた。地面には、部隊の《ソードマン》と《サポート》が気絶したまま倒れていた。
アートはカエラの方を向いた。険しい表情で。
「今まで、どこにいたんだ!?」
《アーチャー》のリーダーは、鋭い視線で周囲を見渡した。そして、もう敵がいないと確信すると、弓を下ろした。答える前に深く息を吸った。
「私は……妨害された……」
声はしわがれ、揺れた。
「脅された」
アートは眉をひそめ、さらなる説明を待った。カエラは一瞬目を閉じた。続ける力を集めようとしていた。短い黒髪が風になびいた。
「私の家族が、私に対して利用された」
指が弓を強く握りしめた。
「家に押し入られ、娘たちと夫を脅された……任務に同行すれば、彼らは殺されると」
アートはしばらく黙っていた。今聞いたことを理解しようとしていた。
「なら、なぜ来た?」
彼女から目を離さずに尋ねた。
「信頼できるチームを派遣して、救出させた。安全が確認されたと連絡を受けて、ここへ駆けつけた」
彼女はため息をつき、アートをしっかりと見つめた。
若い《ストライカー》にとって、《アーチャー》のリーダーが動揺しているのは明らかだった。家族を脅された母親として、予想される態度だった。ただ、それがどこまで本当なのかは、わからなかった。
「失敗したのはわかっている」
彼女は続けた。
「隊長に引き渡したいなら、止めはしない」
アートは拳を握りしめ、視線を逸らした。
「そんな時間はない」
声は、意図したよりも硬くなった。
「他の者たちは無事か?」
彼女は尋ねた。最悪を予想していた。
「今はこの二人を頼む」
彼はオリバーとケンノを指さした。
「俺は『他の者たち』を探しに行く。あの二人はまだ下水道の区域にいる」
「『下水道の区域』?」
「話せば長い……」
「あとで話そう……行け! 援軍が来る。すぐに合流する」
彼女は命じた。どこか気まずそうな眼差しで。
アートは深く息を吸い、まだ体に残る戦いの重さを感じた。だが、今は止まれないことを知っていた。
若い魔法使いがすでに遠ざかる中、《アーチャー》のリーダーは、仲間たちを意識に引き戻そうとしていた。彼女の知る限り最も「優しい」やり方で――顔に強い平手打ちだ。
パシッ! パシッ!
「起きろ、兵士ども! それとも、ジャガイモの袋みたいに基地まで運ばれたいか?」
彼女は怒鳴り、目をぐるりと回しながら、近くに着地したばかりの三人の戦士を見やった。
オリバーは、長い金髪を乱したまま目を開け、数回瞬きした。まだ眠りと現実の間にいた。頭は、強い酒を飲んだあとのように回っていた。
「目が覚めたようだな、殿下!」
カエラは腕を組んで言った。彼を再び戦いへ送り出す準備はできていた。
リーダーと周囲の兵士たちを見て、彼の視界は再びぼやけた。
「うぅ……」
かすかな呻き声のあと、後ろに倒れて、また気を失った。
《アーチャー》のリーダーはため息をつき、額に手を当てた。




