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懊悩の淵  作者: 粘土
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弱者=一般市民

僕等は上の連中の云う事なんか聴かなくてもいいのです。

 此の国は弱者に対して、其れは其れは恐ろしい程のていで以って接する。親が居る子供達ならまだしも未来が有ると云えるが、そうで無い者にとっては途轍とてつも無い苦しみを与えて知らん顔の奴等の国だ。実際僕がそう見られているのだから、断言出来る。何故、健常者以外はゴミ扱いにする? 本当に其れが正しいと云えるのか? 違うだろう。歴史を紐解いて見たならば、僕等は“ジュ―ダス”と見做されている。別に何もしなくとも。此方からも云わせて貰うと、主従の関係は貴様等の造った生きる、いや、贅沢をする為の仕組みではないか。贅沢がしたいなら、例えば『トラフグ』を素人の料理人に調理して貰え。付け合わせには、“ツマ”ではなく、“トリカブト”を喰え。相応しい末路を迎えられる筈だ。其れが嫌なら、クマやマムシの居る夏の山へ行け。そして、半パンのサンダル穿きで散歩しろ。堪えられない苦しみを味わう事が出来るぜ? 僕等を蔑視するなら、其れ位の覚悟を以ってしろ。戦争中に手を組んだ祖先とは別に、自分の未来は自分で切り拓け。其の上で物を云え。

 僕等は等分に自由でなければならない。然し、人の創った様々な“しきたり”に因って、差別化され、味わうして手に入れた“宝石”も、軽々と取り上げられ、其の代わりに与えられるのがパンの一欠片ひとかけらだ。其れは憤慨もする。怒りの炎が燃え盛る。然し、先述の通りである。しきたりとか身分って全体何だ? 国家を護ると豪語しておいて、民の手の届かない程の給料を貰うのはオカシイんじゃないか? 国を護るのは当たり前の事であって、其処に給与などが発生するのは間違いだ。そう思う事すらかなわない人間には、“舵取り”を任せるきではない。此の国の人達はほとんどが事莫れ主義なので、彼等が調子に乗るのだ。未だに、“明治”の頃の考え方がまかり通っているのを鑑みると、まだ幕府が健在していた方が好かった思う。年功序列を押し通し、“あわ”の湧いた頃には終身雇用も当然とされたが、今現在の状況を視ろ。自由が何処に在る? 判然はっきり云って無いだろう。其処にこそ、答えが有る。『自由無き民主主義』。其れは即ち『社会主義』だろう。もう、くたくただ。疲れ果ててしまった。馬鹿に合わせられる程、僕は器用ではない。一%も無い可能性に賭けて、此の国を潰す。常にそう思っている。君達は民主主義を択ぶか? 其れとも人を殺してでも金を稼ぐ事の出来る社会主義を選ぶか? 君達次第だ。

僕等の命は政治家の物。一度位オカシイと思って事が有るでしょう。

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