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懊悩の淵  作者: 粘土
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命ってのは解り難いです。

 人の生ってのは、頭で理解したものだけだろうか。僕は、其れは違うと思う。何しろ、人には如実に表される心と云うものが有るからだ。他の動物にも観られるものだが、いかんせん言葉が通じない。其れは非常に残念だ。凡てと解り合えたなら、きっと争いなど起こりはしないだろうから。けれども、通じ合う事なら出来る。詰まり、想いの相乗効果と云えるんじゃないだろうか。僕等は其れを手にしているんだ。だからして、其れを手放してしまうのは、とてつもない過ちであると思うよ。逆行しても好い。間違っても好い。傷付けあっても好いんだ。最期に感じられる心と心が握手出来れば。きっと、泣きたくなる位に温かい筈さ。冗談を云う積りはない。其れ程、心って物は尊いんだ。何時か焼かれて、或いは果てて、砂に成ったなら混ざり合う事なんて簡単な筈だよ。レミングだって、其の為に河へ飛び込んで行くんだろう? 果てて、何処かへ辿り着いた先で誰かと笑い合う為に。そうして、満足したなら、風に吹かれて次の大地を目指せば好い。あの世とか何とかってのはタブーさ。生きてる内から考える事じゃない。誰にも聴こえない口笛を吹いて、風に乗って気儘な旅さ。夜に成れば知らない星座に名前を付けて、僕等だけの物にしようぜ? 辿り着いた其の先で退屈しないようにさ。そっか、一度生まれ変わって初めて始まるんだ。生きるって事。何だよ、気楽じゃないか。今までの苦労がまるで無駄。ちょっとだけ面白いな。無駄ってのが無ければ、簡単も気楽も無いんだ。愛なんて詰まらない言葉は要らない。恋で好い。生きる事に恋をして、出会う事に恋をして、そして、混ざり合う事に恋をするんだ。勿論、心が、だよ? 素晴らしいよ。とても素敵だ。そんな風にフィルムを、命のコマ送りが出来たなら云う事なんて無い。僕は、そう思うよ? 皆は何うかな。違ってても好いんだ。答えなんて一つだけじゃない。人の、命の数だけ有るんだ。でもね、僕はそう生きたいって事なのさ。

でも、向き合って見たら成程と思います。

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