06 ステファンの町編 エピソード6(改訂)
アリスの新しいパーティメンバーのミクリが登場します。
めちゃくちゃ真面目な人のつもりなので、という設定なので、会話はそれほど面白くないかもしれませんが、魅力的な人物のはずですので、よろしくお願いします。
水の精霊ウンディーネ(ディネ)
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宿に向かう夜の通りで、賑やかな酒場の明かりが目に飛び込んできた。
アリスはぱっと顔を明るくした。
「せっかくだし、飯でも食べながら話そうよ!」
ミクリが穏やかに頷く。
「いいね」
店内に入り、軽く酒を傾けながら二人は自己紹介を始めた。
アリスはグラスを傾けながら聞いた。
「へえ、17歳なんだ」
ミクリは少し照れくさそうに笑った。
「実はさっき冒険者登録したばかりなんだ。まだ駆け出しだよ」
アリスがにっこりする。
「デビューおめでとう! 私も最初はそんな感じだったな」
ディネが肩の上で即座に突っ込んだ。
「自分だって最近でしょ」
アリスが軽くムッとして肩をすくめる。
ミクリは真剣な目でアリスを見つめた。
「今、パーティメンバーを探してるんだけど……一緒に組まないか?」
アリスは目を丸くした。
「え、いいの?」
ミクリは静かに自己紹介を続けた。
「俺はミクリ。リンデン王国出身の魔剣士だ。騎士団にいたけど、冒険者に憧れて旅に出た。よろしくな」
ディネが腕を組んで評価する。
「イイじゃない。腕もそこそこありそうだし」
サラが少し不安げに。
「大丈夫かなあ……」
ノームが低く頷いた。
「一度試してみる価値はあると思いますよ」
アリスは笑顔で手を差し出した。
「じゃあ、よろしく! ギルドでパーティ登録しよう」
ミクリは175cmの長身で、整った顔立ちの美形だった。
(……私より20cmも高いなんて、ちょっとムカつく)
リンデン王国出身の魔剣士 ミクリ
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その夜、亜空間の会議室では3大精霊が再び集まっていた。
ノームが重々しく切り出す。
「第2回3大精霊会議を始める。議題は新メンバー『ミクリ』について」
ディネが目を細めて微笑む。
「なかなかの美形じゃない」
サラが悪戯っぽく笑った。
「女の子だけどね」
ディネが驚いて声を上げる。
「えっ、見えないわよ!」
ノームが淡々と続ける。
「まあ、腕は悪くない。成長次第で期待できる」
ディネが満足げに頷く。
「アリスと一緒に強くなれそうね」
ノームが締めくくった。
「当面は見守る方向で。以上」
パチパチ(拍手)
---
翌朝、ギルドの受付カウンターで二人はパーティ登録を済ませた。
受付嬢が明るく聞いた。
「パーティ名はどうされますか?」
アリスはミクリと顔を見合わせた。
「どうしよう、ミクリ」
ミクリが少し考え込む。
「そうだな……」
ディネが即座に提案した。
「アルパチーノがいいわ」
アリスが即却下。
「却下」
サラが元気よく叫ぶ。
「マリーアントワネット!」
アリスが慌てて首を振る。
「処刑されたくないから却下」
ノームが真面目に提案した。
「シャーロックはどうでしょう」
アリスは苦笑いしながら。
「探偵はいいけど……」
アリスがぱっと手を叩いた。
「じゃあ……フェニックスにしよう。何度も蘇るっていう意味で」
ミクリが穏やかに微笑む。
「いいね、それ」
アリスは受付嬢に向かって元気よく宣言した。
「決定!」
受付嬢が笑顔で頷いた。
「了解しました」
登録が済むと、二人は依頼掲示板の前に立った。
アリスが指を差す。
「最初は連携を確認したいから、初心者向けダンジョンにしない?」
ミクリが真剣に答える。
「いいよ。俺もスイッチの練習がしたい」
最初のダンジョンでは、1階層のボスが一瞬で倒れ、5階層目でようやく本格的な連携練習が始まった。
ミクリは俊足を活かした速攻型。
アリスは力技で後始末をする役割。
息が合うようになってきたところで、次の未開拓ダンジョンにも挑戦した。
夕方、大量の素材を抱えてギルドに戻ると、ギルド長が待ち構えていた。
「ちょうどいいところに戻った! 東の沼でリザードンが暴れていてな。急ぎの依頼なんだが、引き受けてくれないか?」
アリスが即座に答える。
「他の上位冒険者は?」
ギルド長が肩をすくめた。
「全員出払ってる。今は君たちしかいないんだ」
アリスはミクリと目を合わせ、笑顔で頷いた。
「わかりました。お受けします。ミクリ、いいよね?」
ミクリが静かに応じる。
「ああ、行こう」
二人はすぐに準備を整え、町の東にある大きな沼地へと向かった。
ディネが肩の上でため息をつく。
水の精霊ウンディーネ(ディネ)
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夜の通りを宿に向かって歩いていると、賑やかな酒場の明かりが目に飛び込んできた。
アリスはぱっと顔を明るくした。
「せっかくだし、飯でも食べながら話そうよ!」
ミクリが穏やかに頷く。
「いいね」
店内は活気に満ち、軽く酒を傾けながら二人は自己紹介を始めた。
アリスはグラスを傾けながら聞いた。
「へえ、17歳なんだ」
ミクリは少し照れくさそうに笑った。
「実はさっき冒険者登録したばかりなんだ。まだ駆け出しだよ」
アリスがにっこりする。
「デビューおめでとう! 私も最初はそんな感じだったな」
ディネが肩の上で即座に突っ込んだ。
「自分だって最近でしょ」
アリスが軽くムッとして肩をすくめる。
「うるさいなあ……」
ミクリは真剣な目でアリスを見つめた。
「今、パーティメンバーを探してるんだけど……一緒に組まないか?」
アリスは目を丸くした。
「え、いいの?」
ミクリは静かに続けた。
「俺はミクリ。リンデン王国出身の魔剣士だ。騎士団にいたけど、冒険者に憧れて旅に出た。よろしくな」
ディネが腕を組んで評価するように頷いた。
「イイじゃない。腕もそこそこありそうだし」
サラが少し不安げに声を潜めた。
「大丈夫かなあ……」
ノームが低く、しかし落ち着いた声で言った。
「一度試してみる価値はあると思いますよ」
アリスは笑顔で手を差し出した。
「じゃあ、よろしく! ギルドでパーティ登録しよう」
ミクリは175cmの長身で、整った顔立ちの美形だった。
(……私より20cmも高いなんて、ちょっとムカつく)
リンデン王国出身の魔剣士 ミクリ
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その夜、亜空間の会議室では三体の精霊が再び集まっていた。
ノームが重々しく切り出した。
「第2回3大精霊会議を始める。議題は新メンバー『ミクリ』について」
ディネが目を細めて優雅に微笑む。
「なかなかの美形じゃない」
サラが悪戯っぽく笑った。
「女の子だけどね」
ディネが驚いて声を上げる。
「えっ、見えないわよ!」
ノームが淡々と続ける。
「まあ、腕は悪くない。成長次第で期待できる」
ディネが満足げに頷いた。
「アリスと一緒に強くなれそうね」
ノームが締めくくった。
「当面は見守る方向で。以上」
パチパチ(拍手)
翌朝、ギルドの受付カウンターで二人はパーティ登録を済ませた。
受付嬢が明るく聞いた。
「パーティ名はどうされますか?」
アリスはミクリと顔を見合わせた。
「どうしよう、ミクリ」
ミクリが少し考え込む。
「そうだな……」
ディネが即座に提案した。
「アルパチーノがいいわ」
アリスが即却下。
「却下」
サラが元気よく叫ぶ。
「マリーアントワネット!」
アリスが慌てて首を振る。
「処刑されたくないから却下」
ノームが真面目に提案した。
「シャーロックはどうでしょう」
アリスは苦笑いしながら。
「探偵はいいけど……」
アリスがぱっと手を叩いた。
「じゃあ……フェニックスにしよう。何度も蘇るっていう意味で」
ミクリが穏やかに微笑む。
「いいね、それ」
アリスは受付嬢に向かって元気よく宣言した。
「決定!」
受付嬢が笑顔で頷いた。
「了解しました」
登録が済むと、二人は依頼掲示板の前に立った。
アリスが指を差す。
「最初は連携を確認したいから、初心者向けダンジョンにしない?」
ミクリが真剣に答える。
「いいよ。俺もスイッチの練習がしたい」
最初のダンジョンでは、1階層のボスがあっという間に倒れ、5階層目でようやく本格的な連携練習が始まった。
ミクリは俊足を活かした速攻型。
アリスは力技で後始末をする役割。
息が合うようになってきたところで、次の未開拓ダンジョンにも挑戦した。
夕方、大量の素材を抱えてギルドに戻ると、ギルド長が待ち構えていた。
「ちょうどいいところに戻った! 東の沼でリザードンが暴れていてな。急ぎの依頼なんだが、引き受けてくれないか?」
アリスが即座に答える。
「他の上位冒険者は?」
ギルド長が肩をすくめた。
「全員出払ってる。今は君たちしかいないんだ」
アリスはミクリと目を合わせ、笑顔で頷いた。
「わかりました。お受けします。ミクリ、いいよね?」
ミクリが静かに応じる。
「ああ、行こう」
二人はすぐに準備を整え、町の東にある大きな沼地へと向かった。
ディネが肩の上でため息をつく。
「また面倒なことになったわね……」
サラが少しテンションを上げて。
「沼かあ、濡れそう」
ノームが低く注意した。
「気をつけろよ」
アリスは剣の柄に手を置きながら、隣を歩くミクリをチラリと見た。
(この子……意外と頼れそうだな)
沼地に近づくにつれ、空気が重く淀んでいくのがわかった。
湿った土の匂いの中に、どこか不自然な腐臭が混じっている。
アリスは眉を寄せた。
「なんか……変な感じがしない?」
ミクリも剣の柄に手をかけ、警戒を強める。
「確かに……ただのリザードンにしては、気配が濃すぎる」
ディネの声がわずかに緊張を帯びた。
「アリス、気をつけなさい。何か、ただの魔獣とは違うわ」
その言葉に、アリスは胸の奥に小さなざわめきを感じた。
(……まるで、誰かがこちらを狙っているような……)
遠くの沼の奥で、何かが蠢く影が一瞬だけ見えた気がした。
それは、単なる魔獣の影ではなかった。
(続きは次話で)
---たわね……」
サラが少しテンションを上げて。
「沼かあ、濡れそう」
ノームが低く注意した。
「気をつけろよ」
アリスは剣の柄に手を置きながら、隣を歩くミクリをチラリと見た。
(この子……意外と頼れそうだな)
(続きは次話で)




