表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
15/16

破滅の使い手

これで完結です。

番外編みたいなのも後に書きたいと思います。


国家騎士団

最年少23歳の班長就任年齢を大幅に更新した見た目麗しい少年がいた。齢15歳で第三班の班長に上り詰めた強者だ。

名前をオーウェン・ジェルディア。

ジェルディア公爵家の次男であり、第二王子ルーカスの専属従者の位も与えられている。

童顔で綺麗に切り揃えられた小豆色の髪を揺らし、可愛さと洗練さを感じさせる顔をしている少年は剣の腕前だけではなく魔法も扱えるという。




「オーウェン班長!」


班員の中で比較的最近に入ってきた青年が尋ねてきた。俺は15歳に班長になってからずっと班長を務めている。副団長への昇格の話が来たが、ルーカスの専属なので断ったのだ。


「どうした?」


青年が竜討伐中に話しかけてくる為、竜を倒しながら尋ねる。今日はルーカスが来ている為皆んな活躍しようとする為仕事がスムーズだ。


「なんで班長はこんなにも剣が上手いのですか?班長の固有スキルって剣技系じゃないっスよね?」

「えー。違うよ。なんでか?分かんない。才能があったんじゃない?」

「そうでしょうけどっ!てか班長はなんで破滅の使い手って呼ばれているんですか?」

「なんででしょうねぇ?」

「笑ってないで教えてくださいよー!」


破滅の使い手


今じゃ俺の名誉なあだ名となっている。


「てかなんで班長が倒した竜とか魔獣とか、場所とかたまにめちゃくちゃに破裂してるんスか?」

「えーそれは…ちょ!前見て!竜が突っ込んで来てる!」


青年は俺との会話に夢中で向かってくる竜三匹を認識していなかった。


「うわぁぁぁっ!やばい!」


青年だけでは間に合わなかったので俺は仕方なく剣を構え、切り倒した。


「はっ班長!まだ二匹!」


迫ってくる竜二匹に背を向けていたため焦ったのか青年が俺に叫んでいる。叫ばなくても分かるというのに。



「『破滅』」



手を掲げると固有スキルで竜の内部を爆破し、被害を少なくした。

竜はお腹から破裂する様に爆発し、血や臓器をぶちまけた。おかげで俺は血塗れだ。



「オーウェン。」


ルーカスがゆっくりとやってきた。そして青年の方を見た。青年は混乱している。他の団員達も全員見ている。公に俺の固有スキルを知らせるのは初めてかな?

俺は微笑みながら言い放つ。


「俺の固有スキルはこれ、『破滅』だよ。」


団員は黙り込んでしまった。やっぱりこの固有スキルは怖いだろうか…


「すげぇ!カッコいいです!」

「まじすごい!」

「え!いいなぁ。」

「固有スキルまじかっこいい!」

「だから破滅の使い手!」

「ピッタリ!」

「強いっ!」


差別や嘲笑、畏怖は無かった。

俺は驚きながらルーカスを見つめた。ルーカスは笑いながら


「やっぱり俺がサポートしなくても大丈夫だっただろ?破滅の使い手」


と言い放った。俺に着いた竜の血をルーカスは自分の顔に一筋塗りながら。


「血塗れ王子、ありがとな。」


俺の実力や固有スキルを求められ、必要とされる快適なこの空間で俺は幸せを噛み締めながら生きていく。ルーカス・ヴィルディストとオーウェン・ジェルディアは澄み渡った空を二人一緒に見上げる。湖に浮かんでいた花が二つ、同時に空に舞った。

それはまるで二人の繋がりを表している様だった。

騎士団第三班班長、破滅の使い手。

そしてルーカスの専属従者、ルーカスの親友として、いつ途切れるか分からない、人より散るのが早いかもしれない命と身体を持ちながら生きていく。


本編終了です!

番外編みたいなのも後に書きたいと思っています。

読んで頂きありがとうございました!

章ずつ切らずに全てまとめたものも出すので一気に読みたい人は短編の孤独の公爵子息を読んでください。

番外編は章ずつ切ったこれに書こうと思います。

その後の学園生活など第2章として書こうと思います。

評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

↑ページトップへ