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神隠し67

以前にアリンさんから聞いた、この国の貴族位なんだが…

ゼショウ皇国では官位を7階級に分けており、第1階級以外には位とか段が存在するそうなんだ。


第1階級は皇族のみだな。

この階級には位や段の区別はない。

皇族のみが属する階級だ。


上から上皇、上皇妃、皇王、皇妃、皇太子、皇子、皇女となる。

皇子、皇女は産まれた順から第1、第2と頭に付くことにな。


次なる第2階級が丞位(じょうい)3家だ。

爵位であれば公爵に値する階級となるのだろうか?


こちらは皇族の遠縁筋が収まった形らしく、過去に6家まで増えたこともあるそうな。

こちらには1位から20位まで存在っと。


次が曹位(じょい)7家だな。

2人が属することとなったロルフ家の階級だ。

恐らくは爵位で侯爵に値する階級だろう。


皇族関係以外で至れる最高階級とのこと。

位と段があり、()は曹主の身内が就く(くらい)で、段は家臣が得る位なんだとさ。


2人は曹下縁5段だから、結構な地位を得たことになるな、


お次が覧位(らんい)30家。

その下に領主の藤位(とうい)で、郷主の儒位(じゅい)、里長の諸位(しょい)と続く訳だ。


「我が国の貴族階級は、このようになっておる訳だ」

そう皇王様の説明が終わる。


2人への官位授与に際し、貴族位について説明してくれた訳だな、うん。

えっ?以前にアリンさんから教えて貰ったんじゃないのか?って?


そらもちろん、教えて貰ったさ。

覚えてなかっただけでな。

っか、複雑過ぎて、覚えられるかぁっ!


「して、葵様なのだがな、ハッキリ言って皇族より上位である最高位の天位となる。

 招かれ人は全て例外なく、この貴族位だな。


 現在、この国にて天位へ就かれておられるのは聖女様と葵様のみ。

 俺を超える最高権力者が、また1人増えた訳だ」


そんなことをさ。

いやな、明らかに俺には過ぎる位だよな。

だからさ…


「ありがたい、お言葉ではあるのですが…辞退することは?」


ったらさ、アリンさんとヒューデリア嬢がギョッね。

皇王様は苦笑い。


「招かれ人の貴族位嫌いとは聞いた話ではあるが、まさか俺が経験することになろうとはな」

そう告げてから溜め息を。


どうやら過去にも貴族位を辞退した招かれ人がいるみたいだな。

まぁ、王族みたいなのが招かれ人で迷い混んだなら受けるだろうが、一般庶民である俺のような者には荷が重い。


「招かれ人と呼ばれてはおりますが、あちらの世界では平民に過ぎませんので。

 しかも権力などと言われても、正直なところ、良く分かりませんしね」


天位など貰っても、正直持て余すだけだ。


そんな俺へ皇王様がな。


「ふむ、権力があれば色々と便利であるんだが?

 葵様は遣りたいことはないのかな?」


遣りたいことかぁ…

「こちらに来て色々と遣ってみたいことは出来ましたが…

 一番に行いたいのは、元の世界へ戻ることですね」

そう告げると、呆気にとられたような顔で見られてしまったよ。


「いや、今迄に招かれ人が戻れたことはないのだが?」

そう言われたが。


「ですが、これからも、そうだとは限りませんよ。

 今迄の常識を覆す、革新的な方法が見付かるやもしれませんし」


誰が鳥車ないで真素感知なしに真素操作が行え、それにより物質創成できると思っただろうか?

あの技術を突き詰めて行けば、あるいは…

そんなことを思ってしまう、俺だった。

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