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3二、 踏みにじられた希望
だが、世界は彼らが夢を見ることを許さなかった。
ある夜、二人が身を寄せていた宿場町を、この一帯を恐怖で支配する「赤鬼」と呼ばれる盗賊団が襲った。
赤鬼を率いていたのは、かつてルミナスで主人公を嘲笑った執政官アウグストと繋がりのある、残忍な剣客だった。彼は、秩序を乱す「野良犬」を狩ることを愉悦とする、第四の大罪**「憤怒」と「暴力」**の体現者だった。
「逃げろ、あんたはまだ、成すべきことがある!」
カイトは主人公を逃がすため、一人で盗賊たちの前に立ちはだかった。主人公は叫び、刀を抜こうとした。しかし、長年の停滞と怠惰で錆びついた刃は、鞘から容易に抜けなかった。
目の前で、カイトの胸が貫かれた。
「……生きて……」
友の最期の言葉が、夜の闇に溶けていった。




