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百年後に蘇った勇者は、自らが遺した三本の聖剣を破壊する  作者: situ725


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第9話 聖剣を壊した男

 フレイムベルグが砕けてから、三日が過ぎた。


 アルトたちはノーゼンを離れ、ルミナス王国との国境へ向かっていた。


 正規の街道は使えない。


 ガルディア軍はアルトを追い、ルミナス軍も国境で三人の行方を警戒している。


 三人は人通りの少ない林道や、農民しか使わない細い道を選んで進んでいた。


 それでも、噂の方が先に進んでいた。


 昼を過ぎた頃。


 三人は山裾にある小さな宿場へ立ち寄った。


 宿場と呼ばれてはいるが、並んでいるのは数軒の家と、小さな食堂、馬を休ませる厩舎だけだった。


「長居はしない方がいいわ」


 フィオナが周囲を見回す。


「分かってる」


 アルトは深くかぶっていた外套の頭巾を直した。


 黒髪は隠れている。


 腰の無銘の剣にも布を巻き、目立たないようにしていた。


「食料だけ買ったら、すぐ出よう」


「なら、私が行ってくる」


 リナが言った。


「二人はここで待ってて」


「一人で大丈夫か?」


「アルトが行く方が危ないでしょ」


「顔は隠してる」


「声でばれるかもしれない」


「俺の声まで知られてるのか?」


「噂だと、雷みたいな声で敵を倒したことになってるかも」


「それは便利だな」


「冗談を言ってないで」


 リナは荷袋を持ち、宿場の中央へ向かった。


 アルトとフィオナは、少し離れた林の中で待つことになった。


 食堂の前には、十人ほどの旅人が集まっていた。


 商人。


 荷運び人。


 戦場を避けて移動している家族。


 誰もが、入口脇に立てられた掲示板を見ている。


 リナも人の隙間から中をのぞいた。


 掲示板には、三枚の紙が貼られていた。


 どれも正式な布告そのものではない。


 街道を行き来する商人や伝令から得た情報を、宿場の主人が旅人向けに書き写したものだった。


 一枚目には、ガルディアがアルトを国家の敵に指定したと書かれていた。


 アルト・レイヴァンを名乗る黒髪の青年。


 第一聖剣を破壊し、帝国の安定を脅かした危険人物。


 発見した者は軍へ報告すること。


 協力者も処罰の対象とする。


 二枚目は、ルミナス王国から伝わってきた警戒情報だった。


 聖剣を破壊する能力を持つ、所属不明の人物を警戒せよ。


 黒髪の青年。


 銀白色の髪を持つ女性。


 弓を携えた十代半ばの少女。


 その記述を見て、リナは反射的に自分の弓を外套で隠した。


 三枚目には、セルディア聖教国の教会から出された通達の内容が記されていた。


 勇者アルトの名を騙る者は、神と英雄を冒瀆する異端者である。


 接触せず、聖堂騎士へ報告すること。


 三国すべてが、異なる理由でアルトを警戒していた。


 味方として迎えようとしている国は、一つもない。


「見たか?」


 近くにいた商人が声を潜める。


「聖剣を壊した男だってよ」


「帝国の将軍を一撃で倒したらしい」


「俺は、炎の中を平然と歩いたと聞いたぞ」


「素手で聖剣を折ったんじゃないのか?」


「違う。身の丈ほどもある黒い剣を持っていたそうだ」


「いや、剣なんか持ってなかった。百年前の勇者なら、魔術だけで何でもできるだろ」


 話すたびに、内容が変わっていく。


 実際のアルトを見た者が、ここに何人いるのか。


 おそらく、一人もいない。


「本当に勇者なのか?」


「百年前の人間が生きているわけないだろ」


「でも、聖剣を壊せる人間なんてほかにいるか?」


「帝国が隠していた魔術師かもしれない」


「ルミナスが送り込んだ刺客じゃないのか?」


「だったら、どうしてルミナスまで警戒してるんだ」


「自分たちの聖剣も壊されるからだろ」


 周囲が少し静かになった。


 ルミナス王国には、第二聖剣アクアレギアがある。


 フレイムベルグとは違い、王都と国民を守る聖剣だと聞いている。


「炎の剣は壊して正解だったかもしれない」


 一人の旅人が言った。


「フェルナを焼いた剣だからな」


「だが、水の剣まで壊されたらどうなる?」


「ルミナス王都の結界が消える」


「セルディアや帝国が攻め込むかもしれない」


「聖剣を全部壊すつもりだって噂だぞ」


「本物の勇者が、そんなことをするか?」


 リナは掲示板を見つめた。


 本物か偽物か。


 英雄か危険人物か。


 人々は、好き勝手にアルトを語っている。


 だが、誰も彼自身を知らない。


 敵兵にも手当てをすること。


 町を守るために炎へ飛び込んだこと。


 復讐のために矢を放とうとした自分を、身体を張って止めたこと。


 掲示板にも、噂にも、そんなことは書かれていない。


「お嬢ちゃん」


 食堂の主人に声をかけられ、リナは顔を上げた。


「何か買うのか?」


「あ、はい」


 リナは慌てて掲示板から離れた。


「黒パンを三つ。それと、干し肉を少し」


「三人旅か?」


「ええ」


「気をつけな。今はどこの軍も人を捜してる」


 主人は黒パンを包みながら、声を落とした。


「特に、弓を持った若い娘には気をつけろとさ」


 リナの背中に冷たいものが走った。


「どうして?」


「聖剣を壊した男と一緒にいるらしい」


 主人は、リナの外套の下へ隠れた弓を一度見た。


 リナは硬貨を置く。


「ありがとう」


「待ちな」


 立ち去ろうとすると、主人に呼び止められた。


 主人は包みの中へ、小さな水袋を追加した。


「街道の先は水場が少ない」


「でも、お金は――」


「いい」


 主人は周囲を確かめてから、声をさらに落とした。


「ノーゼンには、妹夫婦が住んでいる」


 リナは目を見開いた。


「昨夜、ノーゼンを出た商人がここへ着いた。妹夫婦も無事だそうだ」


 主人は掲示板から目をそらす。


「聖剣を壊した男が、本当に勇者かどうかは知らない」


 それから、リナを見る。


「だが、妹たちを助けたのが誰かは分かってる」


 主人は包みをリナへ押しつけた。


「早く行きな。兵が来る前に」


「ありがとう」


 リナは包みを抱え、急いで食堂を離れた。


     ◇


 林へ戻ると、アルトは木の幹へ背を預けて座っていた。


 フィオナは隣で、布を巻いた無銘の剣を調べている。


「遅かったな」


 アルトが言った。


「掲示板が出てた」


「何が書いてあった?」


「ガルディアでは国家の敵。ルミナスでは危険人物。セルディアでは異端者」


「呼び名が多いな」


「笑い事じゃない」


「深刻な顔をしても、掲示は消えないだろ」


「そういうところが嫌」


「最近よく言われる」


 リナは黒パンを三人へ配った。


「それと、私たちの特徴まで書かれてた」


 フィオナが顔を上げる。


「どこまで?」


「黒髪の青年、銀白色の髪の女性、弓を持った少女」


「ほとんどそのままね」


「少女か」


 アルトがつぶやく。


「気になるところ、そこ?」


「リナは少女と呼ばれるのが嫌なのか?」


「そういう話じゃない!」


 アルトは小さく笑い、黒パンを受け取った。


 リナは自分の分を一口かじった。


 硬い。


 少し酸味がある。


 特別おいしいものではない。


 それでも、三日間の旅を続けた身体には十分だった。


 フィオナも少しずつ食べ始める。


 アルトだけが、パンを持ったまま動かなかった。


「食べないの?」


「食べる」


「昨日もそう言った」


「昨日は食べただろ」


「半分残した」


「量が多かった」


「その前も残してた」


 アルトは黒パンへ視線を落とす。


「監視が厳しいな」


「食べて」


 リナが言うと、アルトは仕方なさそうにパンをかじった。


 一度。


 ゆっくり噛む。


 飲み込む。


 だが、次の一口へ進まない。


「口に合わない?」


「いや」


「じゃあ、どうして食べないの?」


「食べてる」


「端しか減ってない」


「まだ休憩は始まったばかりだ」


「誤魔化さないで」


 アルトの手が止まった。


 リナは三日前の夜を思い出した。


 ノーゼンの避難場所。


 野菜と干し肉のスープ。


 アルトは「うまい」と言った。


 だが、椀の中身はほとんど減っていなかった。


「味が分からないんでしょ」


 アルトが目を上げた。


 フィオナの指も、無銘の剣の上で止まる。


「いつから?」


「何のことだ」


「もういいから」


 リナはアルトをまっすぐ見た。


「いつから味が分からないの?」


 アルトはしばらく黙った。


「フレイムベルグを壊した夜から」


「どうして言わなかったの?」


「言ったところで戻るわけじゃない」


「そういう問題じゃない」


「歩けてる」


「歩けたら大丈夫なの?」


「戦うこともできる」


「戦えたら大丈夫なの?」


 アルトは答えなかった。


「お腹は空いてるの?」


「空いている気はする」


「食べたあとは?」


 アルトは手の中のパンを見る。


「何も変わらないな」


「満たされないの?」


「ああ」


 味がしないだけではない。


 空腹と満腹の感覚まで、曖昧になっている。


 食べ物を口に入れ、飲み込むことはできる。


 だが、それによって身体が満たされたという感覚が戻らない。


 リナはフィオナを見る。


「知ってたの?」


「味覚に異変が出ていることは、フレイムベルグを壊した夜から気づいていたわ」


「原因は?」


「まだ断定できない」


「フレイムベルグを壊したせい?」


 フィオナは一瞬だけ黙った。


「可能性はあるわ」


「危険なの?」


「まだ分からない。だから調べているの」


「ほかに何か隠してる?」


 フィオナの表情がわずかに固くなった。


「確証のない仮説を話すつもりはないわ」


「どうして?」


「不確かな情報で、アルトの判断を急がせたくないから」


「俺の判断?」


 アルトが口を挟んだ。


「次の聖剣をどうするかという判断よ」


「壊す必要があるなら壊す」


「ほら」


 フィオナが冷たく言う。


「まだ何も聞いていないのに、もう答えを決めている」


「必要がある場合の話だ」


「あなたは必要だと判断すれば、自分の状態なんて考えないでしょう」


 アルトは反論しようとしたが、フィオナが先に続けた。


「だから、確かめる時間をちょうだい」


 リナは二人を見比べる。


「新しい異変が出たら、必ず話して」


 アルトとフィオナは黙った。


「二人とも」


「分かった」


 先に答えたのはフィオナだった。


 アルトは少し遅れてうなずく。


「約束する」


 それでも、リナには分かった。


 フィオナは何かを隠している。


 身体の異変だけではない。


 次の聖剣に関わる、もっと重大な何かを。


「それで」


 リナはアルトの黒パンを指さした。


「全部食べて」


「この流れで、そこへ戻るのか?」


「感覚がなくても、身体には必要でしょ」


 フィオナもうなずいた。


「リナの言う通りよ。今の身体も、食事から力を得ている」


「分かった」


 アルトは黒パンをかじった。


 一口。


 また一口。


 味はしないのだろう。


 それでも、時間をかけて食べ続ける。


 リナは、アルトがすべて食べ終えるまで見張っていた。


     ◇


 宿場を離れた三人は、正規の街道を避けて山道へ入った。


 道と呼べるほど整えられてはいない。


 傾いた地面。


 伸び放題の草。


 木の根が何度も足へ引っかかる。


 それでも、人目を避けるには都合がよかった。


 先頭をアルトが歩く。


 少し後ろにリナ。


 最後をフィオナがついてくる。


 普段なら、フィオナはアルトの隣にいることが多い。


 だが今日は少し離れていた。


 何度も無銘の剣を確認し、ときどきアルトの左手首へ視線を向けている。


「フィオナ」


 リナが歩調を緩めた。


「何?」


「アルトのこと、どれくらい分かってるの?」


「異変が始まった時期だけよ」


「ほかは?」


「まだ確かめている」


「アルトのために隠してるの?」


 フィオナはすぐには答えなかった。


「そのつもりよ」


「そのつもり?」


「守ろうとして、逆に傷つけることもあるでしょう」


 リナはグレンへ弓を向けたときのことを思い出した。


 アルトは、リナが一生背負うかもしれないものを恐れて止めた。


 だが、その選択が正しかったのか、今でも分からない。


「フィオナも迷ってるの?」


「当然でしょう」


 フィオナは前を歩くアルトを見た。


「同じ後悔を繰り返すために、蘇らせたわけではないもの」


 その言葉が、リナの胸へ引っかかった。


「後悔って?」


「昔の話よ」


 フィオナはそれ以上話そうとしなかった。


 リナも追及しなかった。


 ただ、フィオナが恐れているものが、単なる体調不良ではないことだけは分かった。


     ◇


 夕方。


 三人は山道から少し離れた林の中で、野営の準備を始めた。


 アルトは薪を集める。


 リナは水袋の残量を確かめる。


 フィオナは無銘の剣を布から出し、刀身へ手をかざしていた。


 表面だけなら、フレイムベルグ戦の損傷はほとんど見えない。


 だが、刀身の奥には深い亀裂が残っている。


「また調べてるの?」


 リナが尋ねた。


「少しだけね」


「何か分かった?」


「表面の補修は安定しているわ。すぐに崩れることはない」


「アルトの方は?」


 フィオナの目がわずかに揺れる。


「今から確かめる」


 薪を抱えたアルトが戻ってきた。


「何を確かめるんだ?」


「手を出して」


「またか」


「いいから」


 アルトが左手を差し出す。


 フィオナは手首に浮かぶ翠色の契約印へ触れた。


 淡い光が少しだけ強くなる。


 リナには、何を調べているのか分からない。


 フィオナは目を閉じたまま、自分の精霊力を少しずつ送っていた。


「どう?」


 アルトが尋ねる。


「黙って」


 しばらくして。


 アルトの冷たかった指先へ、わずかに血の色が戻った。


「温かくなった?」


 リナが尋ねる。


「少しな」


 フィオナが手を離す。


 契約印の光が弱まった。


 間もなく、アルトの指先は再び冷たさを取り戻していく。


 フィオナの表情が曇った。


「駄目なの?」


「一時的には補える」


「じゃあ、ずっと力を送り続ければ?」


「私の力にも限りがあるわ」


 フィオナは自分の手を見る。


「それに、失われたものを戻しているわけではない。ただ、弱った身体へ外から力を流しているだけ」


「治ってないってこと?」


「ええ」


 一時的に身体へ力を補うことはできる。


 だが、それで異変の原因が取り除かれたわけではない。


 リナにも、それだけは分かった。


「次の聖剣を調べれば、何か分かる?」


「可能性はあるわ」


 フィオナはアルトを見る。


「アクアレギアに残る魔力の痕跡を調べれば、蘇生術との関係を確かめる手掛かりが得られるかもしれない」


「それを調べれば?」


「今回の異変について、もう少し詳しく分かるかもしれない」


 アルトは焚き火へ薪を置いた。


「なら、ルミナスへ行く理由が一つ増えたな」


「聖剣を壊すためだけではなく、調べるためよ」


「分かってる」


「本当に?」


「努力する」


「信用できない」


 リナとフィオナの声が重なった。


 二人は顔を見合わせる。


 アルトが困ったように笑う。


「息が合ってきたな」


「あなたのせいよ」


 フィオナが言う。


「そうだよ」


 リナも続けた。


 久しぶりに、三人の間の空気が少しだけ軽くなった。


     ◇


 翌朝。


 三人は夜明けとともに歩き始めた。


 山道を越えれば、ルミナスとガルディアの国境地帯へ入る。


 水の国。


 アクアレギアによって守られた王国。


 リナは、その国について多くを知らない。


 フェルナが滅びたあと、難民を受け入れてくれた国。


 食料と保護を得る代わりに、働ける者は軍の補助部隊へ入ることを求められた。


 優しいだけの国ではない。


 それでも、リナに生きる場所を与えてくれた。


 フレイムベルグとは違う。


 アクアレギアは、人を焼くためではなく、国民を守るために使われている。


 宿場で聞いた噂を思い出す。


 水の聖剣を壊せば、王都の結界が消える。


 敵国の侵入を防げなくなる。


 多くの人が危険にさらされる。


 本当に壊してよいのだろうか。


「どうした?」


 前を歩くアルトが振り返った。


「何でもない」


「顔が難しいぞ」


「考えてたの」


「何を?」


「アクアレギアのこと」


 アルトは歩調を緩め、リナの隣へ並んだ。


「三本とも壊すと決めたんじゃないの?」


 リナが尋ねる。


「決めた」


「なら――」


「だが、噂だけで壊すつもりはない」


 アルトは前方へ目を向ける。


「まず、何に使われているのか確かめる」


「本当に国を守るためだけの剣だったら?」


「そのときは、破壊以外の方法をもう一度考える」


「返してもらうとか?」


「ああ」


 後ろから、フィオナのため息が聞こえた。


「また話し合いで返してもらえると思っているの?」


「話してみないと分からない」


「百年経っても変わらないわね」


「それは前にも聞いた」


 リナは二人のやり取りを聞きながら、少しだけ安心した。


 アルトは三本を壊す決意を捨てたわけではない。


 だが、結論ありきで剣を壊そうとしているわけでもない。


 まだ、アクアレギアを残せる可能性はある。


 守るための剣なら、破壊以外の道を選べるかもしれない。


 アルトの身体に異変が起きている今、そうであってほしかった。


 もう一度、聖剣を壊す必要などなければいい。


 人々を守ることと、アルトを守ること。


 どちらか一つを選ばずに済めばいい。


 そのとき。


 山道の先から、風が吹いてきた。


 リナは足を止める。


「どうした?」


 アルトが尋ねる。


「変な匂いがする」


 水の匂いではない。


 湿った土でもない。


 乾ききった地面。


 枯れ草。


 砂埃。


 そんな匂いだった。


 三人は山道の終わりへ進む。


 木々が途切れ、ガルディア側の国境地帯を見下ろせる場所へ出た。


 その先に広がっていたのは、乾いた大地だった。


 川らしき筋はある。


 だが、水はほとんど流れていない。


 川底がひび割れ、岸辺の草は茶色く枯れている。


 遠くの畑も、土がむき出しになっていた。


「ここが、水の国との国境?」


 リナがつぶやく。


 誰も答えなかった。


 水の国へ向かっているはずなのに。


 風は、土と枯れ草の匂いだけを運んでいた。


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