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同居八十七日目 



今夜は寝かせねーぜぇぇぇ!!


てか、寝れないんだぜぇぇぇ!!

やべぇっすっよ!!先輩マジやべぇっすっよ!!何がやべぇって……

酔った女の子って破廉恥……

そんな露出度高い服でしどけなく寄りかかられたら拙者……せっしゃぁ飲み会ラリホーーー!!

いや、別にやらしい意味じゃなくてあんまり私には絡んでこない子が来てくれて嬉しかったとかそう言う意味なんだからね!!

勘違いしないでよね!!


そんな大興奮で始まって参りました。

大きな山を乗り越えた後の飲み会。

最近は通常業務と事件の後処理などで忙しかったから少しぐらいはしゃいでもしょうがないと思います。

しかも経費ときたら馬鹿騒ぎになるのも致し方ないわけでありましてねぇ。

男子陣は仕事終わりとは別の意味でテンションあがっているやつがチラホラ。

ロンゲハヤメテオキナサイ。

フサフサナノハワカリマシタカラ。


そんな私はオンリージュースです。

ノンアルコールでこのテンションすげぇだろ?

こんだけ盛り上がっていたらリンゴジュースでも酔えますって。

何より飯がうめぇ。

場所を探してきたのは隊長なんですが良くこんなところを見つけたというぐらい良い店です。

ていうか隊長の実家が経営してるんですけどね!!

そりゃ見つかりますよね。

しかも身内割引があるので経費内で収まるのが嬉しいところです。

隊長様といったところですね。

そんな隊長は先程までうちの隊の女の子どころか従業員のお姉さんまではべらしていたのに今は一人でいるようです。

ちらりと目があったら隣の席を指差してきやがりました。

ご指名はいりまーす!!


ジュース片手に座れば隊長は優雅に赤ワイン飲んでました。

凄まじい色気に浄化されつつ必死にテーブルの上に置いてある食べ物をつまみます。

やだこれ家でも作れそう。

このフルーツも飾り切りが職人の技が光りますわぁ……


あっ、うん。

ガン見されとる。

現実逃避しても駄目だった。

最近隊長おかしくない!?おかしいよね!!

やったらスキンシップが多いし目が合うし笑顔が輝きまくってるやたら物をくれるし。

何か、甘いんや、流石の私でも気付くくらい甘いんやぁぁぁ!!


もしかしてフラグとか…ないよね?



「しばらくは暇になるな」


おっおぉう

いきなり喋らないでくれますか、貴方無口キャラでしょうが。


「そうですね、何もなければ」


何喋れば良いかわからんよ。

普通の日常会話だけど、今の私には日常会話すら恐ろしいものに思えてしょうがないです。

次に何を喋るのかと身構えているとやっと視線を私から逸らしてくれました。


「旅に……」


「はい?」


「旅に出たいな」


あっ、いってらっしゃいませー

いきなり何言い出すと思ったら旅ですか。

何故私に言った。


「どこが、いい?」


小首傾げながら何処からか出してきやがりました、そのパンフレットはよう?

いくよね?見たいな顔して見てんじゃねーよ!!


「いえ、私は」


「行かない…のか?」


しゅんとした顔に陥落したのは私悪くない。

ちっとも悪くないんだからね。

うん、聞いといて休暇届け受理されてるとかどういうことでしょうかね。

あっ、いつものパターンですか。

私の意志は何処へ……



次回、怒涛の旅行編突入





最後の文が書きたかっただけだったりする。

トップ二人が抜けて大丈夫なのかと思ったりすると思いますが出張で二人で居なくなることは良くあるので周りも慣れてるからとか部下が優秀だとか色々あるんです。



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