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《2章迄完結済15万文字突破!》リアルとゲームのギャップが凄いが何故か絵になる美男美女  作者: 小春日和
第2章 限定カフェ編

この作品ページにはなろうチアーズプログラム参加に伴う広告が設置されています。詳細はこちら

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第24話 カフェの約束

◈┈◇┈◈┈◇┈◈┈◇┈◈┈◇┈◈┈◇┈◈┈◇┈◈


本作品のキャラモチーフのLINEスタンプ販売中です!


『リアルとゲームのギャップが凄い人達』

で検索してみてください☆


晃、陽奈、実莉、拓郎、海斗のリアルとゲームのキャラクタースタンプです。

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リアギャプメンバーと一緒にLINEトークを盛り上げていきましょう!


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挿絵(By みてみん)


タイムアタックイベントが終了し。


五人はダンジョンを後にした。


いつものようにギルド敷地内へ集合する。


巨大な噴水。


石畳の広場。


夜空の下で揺れるランタン。


五年間見慣れた景色だった。


最近ではログインする度に、新イベントの広告が表示されるようになっている。


画面の端で流れる告知。


そこには大きくこう書かれていた。


【LAST CHRONICLE ONLINE CAFE】


期間限定開催。


ラスクロカフェ。


再現されたゲーム内人気料理や限定グッズ。


そしてドラぴこスイーツ。


イベント会場でも大々的に宣伝されていた企画だ。


その広告を見ながら。


拓郎が口を開いた。


『……で』


『カフェには来ていただけますか』


筋肉ムキムキの老人アバターがカフェの話をしている。


未だに違和感しかない。


だが


もう慣れてきた。


人間、慣れるものである。


カフェに行くということは、つまりまた顔を合わせることになる。


が。


記念イベントで顔を合わせてしまった以上。


今さら身バレを恐れる必要も無かった。


そんな空気の中。


一番最初に返事をしたのは。


意外にも貝類だった。


『いく』


即答。


あまりにも潔い二つ返事だ。


ハルが驚く。


『はやっ』


『貝類さんが即決とか意外すぎる』


『行きたいから』


短い。


相変わらず短い。


だが。


五年一緒にいるメンバーだから分かる。


明らかに変化していた。


以前の貝類なら。


「まあ予定次第」


「考えとく」


そんな返事だったはずだ。


だが今は違う。


行く。


と言った。


それだけ。


それなのに。


なんだか少し嬉しそうに見える。


そんな変化だった。


そして。


意外にも返事を躊躇った人物がいた。


アキである。


『あー……』


『ちょっと俺』


『行けないかも』


その言葉に。


一番先に反応したのは。


すい♡だった。


『えっなんで』


打った瞬間。


実莉自身が固まった。



リビング。


会社支給のノートパソコン。


仕事終わりの静かな部屋。


画面を見つめながら。


実莉は頭を抱えた。


「なんでって何ーーー!!」


思わずソファに突っ伏す。


誰もいない。


だから叫べる。


「なんでって何よ私!!」


自分で言って。


自分でツッコむ。


意味が分からない。


来られないなら来られないで仕方ない。


社会人なんだから。


仕事があるのも当然。


そんなこと分かっている。


分かっているのに。


アキが来られない。


その事実を聞いた瞬間。


反射的に指が動いていた。


実莉は顔を覆う。


最近おかしい。


本当に。


おかしい。


イベントで顔を合わせてから。


ゲームと現実が完全に切り離せなくなっている。


ログインして。


アキを見る。


すると。


脳内に浮かぶのは。


グレージュのマッシュヘア。


眠そうな瞳。


少し猫みたいな表情。


コンビニ前でのナンパ


ドラぴこ抽選


自分が困っている時に現れるのは


何故か決まっていつも晃だった。


思い出したくなくても思い出してしまう。



陽奈が貝類と海斗のギャップに混乱しているなら。


実莉もまた。


アキと晃のギャップに振り回されていた。



「なんなの……」


ぽつりと呟く。


当然返事はない。



『あー、今晃突然忙しくなってるもんね』


ハルが言った。


もう普通に名前を出している。


ゲームも現実も何もあったものではない。


ここにもプライバシーの概念が無い人間がいた。


だが誰もツッコまない。


慣れた。


『そーなんだよ』


『仕事』


アキが返す。


『珍しいね』


『こんな忙しいの』


ハル。この発言に悪気は無い。


だが。


『バカにしてるな』


『一応ちゃんとイラストレーターしてんの』


『今貰ってる依頼終わったら落ち着くんだけどな』


アキが言う。


『そうですか』


拓郎。


返事は淡白そのものだった。


いつも通りである。


『そのカフェって今月限定?』


ハルが聞く。


『ええ』


『開催は四月限定ですね』


拓郎が答えた。


『なるほどなぁ』


『間に合わんことはないと思うけど』


アキ。


『まあ最悪俺抜きでやって』


『えー』


ハル。


『来なよ』


貝類も言う。


『行けそうなら行くから』


『それ来ない人が言うやつなんだよね』


ハルが呆れる。



実莉はそのやり取りを眺めていた。


そっか。


来れないかもしれないんだ。


なんとなく。


モヤっとする。


理由は分からない。


いや。


分かりたくない。


だから考えないようにする。



そんな時。


ハルがこちらを向いた。


『すいちゃんは?』


『来れるの?』


『えっ』


突然話を振られ、一瞬反応が遅れる。


『あ、うん』


『土日なら行けるよ』


『よかったー!』


ハルが喜ぶ。


『じゃあ一旦』


『貝類さんと』


『すいちゃんと』


『私かな?』


『え?』


拓郎が言った。


『え?』


ハル。


『私なんか間違えた?』


『私も行く予定なのですが』


拓郎。


本気で心外そうだった。


『え』


『私たちと一緒に?』


ハルが聞く。


『不服ですか?』


『いやそういう訳じゃないけど』


戸惑う。


すると。


貝類がハルを代弁した。


『拓郎、店側じゃないの?』


『うん!私もそう思ったの!』


ハルが即同意する。


『今回は客として行きます』


『担当外なので』


『仕事とプライベート基準分かりにく』


アキがツッコんだ。


全員頷く。


『ということで』


『今回は四人で参りましょう』


拓郎がまとめる。


『賛成ー』


ハルと貝類が同意する。


『いや』


『行けたら行くって』


完全に人数から外されていることに気付いたアキが言う。


『念押ししとくけど』


『まだ不参加決まってないからな』



チャット欄が少し賑やかになる。


いつも通りの五人。


いつも通りの会話。


なのに。


少しだけ前とは違う。


画面の向こうに


相手の顔が浮かぶようになってしまったのだから。


実莉は賑やかなチャットを眺めながら


ホットコーヒーを一口飲んだ。


そして


誰にも見られていないのを確認してから


小さく呟く。


「……せっかくなら来てほしいんだけどな」


聞こえる人はいない。


チャットにも打たない。


ただ本当に小さな本音だけが


静かな部屋に溶けていった。

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ご覧頂きありがとうございます!

少しづつではありますが、お話の更新を頑張って参ります。是非ブックマーク登録で最新話の更新をお待ちいただけるとありがたいです( *´꒳`*)


「面白い!」「続きが気になる!」と思ってくださったら、ページ下部にある【☆☆☆☆☆】を【★★★★★】にして応援していただけると、執筆の励みになります!星1つ頂けるだけでもモチベーションめちゃくちゃ上がります!


皆様、応援よろしくお願い致します(>人<;)


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