ひかりがちゃん逃走⁉︎
ひかりちゃん…
もしかして福田くんの事好きだったり?
じゃあ、なんで告白断ったんだろう…。
なんてボーっと考えてたらグギッ。
体育の時間うっかり足を挫いちゃった。
「あかりちゃん大丈夫⁉︎」
「あっ、うん…大丈夫じゃないかも…。」
私は、ひかりちゃんの肩を借りて保健室に
向かった。
「先生いないね。」
「うん。」
「なら、私シップ貼ってあげるね。座って」
「ありがとう。」
ひかりちゃんは、シップを貼りながら福田
くんの話を始めた。
「私さっき部長の福田くんが女の人と話して
てやきもち妬いちゃった。」
やっぱり。
「ひかりちゃん、なんで告白断ったの?」
「うん。前にさ心臓の持病の話したじゃん。
やっぱり持病持ちなんていずれ迷惑かけち
ゃうかもしれないじゃん。好きだからこそ
どうしてもさ。でも、辛い…このまま先輩
が卒業しちゃったら私、ずっと先輩を忘れ
られないんだろうな。」
ハンカチで涙を拭うひかりちゃん。
あ…
今更だけどカーテンひとつ閉じてる。
誰かいたんだ。
何年生かわからないけど今の聞かれちゃっ
てた⁈
って、上靴に名前…⁈
うわっ‼︎
よりによってよりによって一番聞かれたら
まずい人。
ひかりちゃんは、気づいてないっぽいと思
った瞬間先生が入ってきた。
「あらあら捻挫ね。」
「はい。でももうシップ貼ったので大丈夫で
す。」
「そう。じゃあ、今日一日あんまり無理しな
いようにね。」
「はーい。」
「じゃあ、失礼しました。」
先生は、カーテンの向こうの人のところに
向かっていた。
「福田くん。どう?調子」
あー…ひかりちゃんにバレた。
そう。カーテンの向こうにいたのは、部長
の福田くん…。
ちょうど保健室を出るか出ないかくらいだ
ったからひかりちゃんには、聞こえなかっ
たかな?
大丈夫だよね⁉︎
昼休み福田くんが教室にやってきた。
ひかりちゃんのところに来たんだ。
ひかりちゃん…って。
さっきまでいたひかりちゃんがいつのまに
かいない。
アレ?
そして放課後また福田くん…
えっ⁉︎
ひかりちゃん…⁈
完全に福田くんから逃げてる。
やっぱり保健室での事気づいちゃってたん
だ…。
次の日
「ひかりちゃん。もう一度福田くんと話した
ほうがいいんじゃない?」
「うん…でも…」
するといきなり
バン‼︎
えーーッ‼︎‼︎
福田くん!
あのクールな部長福田くんがひかりちゃん
に、まさかの壁ドン⁉︎
よっぽどひかりちゃんを逃したくなかった
んだね…。
見てるこっちが恥ずかしくなるよー。
「もう逃げないでよ。ってか逃がさない。保
健室の話聞いちゃってごめん。」
「えっ…うん…」
「僕は、ひかりさんがやっぱり好きだ。あの
話聞いてもそれでも大好きなんだ。それも
含めてひかりさんだ。だから、一緒にこれ
から乗り越えていきたい。それじゃだめか
な?」
「ありがとう。なら…ならこれからもよろし
くお願いします。」
ぎゅー。
ひかりちゃんの言葉に福田くんは、ひかり
ちゃんを抱きしめた。
やるじゃない。
朝から二人とも。
その場にいたみんなから祝福の拍手が送ら
れた。
そして我に返る福田くん。
朝から幸せのお裾分けいただきました‼︎
よかったね。
ひかりちゃん。
休み時間
「きいたよー。ひかり朝から壁ドンされて抱
き合ったんだってぇ。やるぅ。」
「もう、りかのちゃんからかわないでよー」
「ごめん、ごめん。でもおめでとう。」
「うん。ありがとう」
放課後みんなでひかりちゃんおめでとう会
をしようってなってみんなでカフェに行こ
うとしていた。
すると正門にすっごくかわいい女の人が立
っていた。
うわー。
すっごいかわいい。
彼氏この学校にいたりするのかな?
相手どんな人なんだろー。
ってか、この制服りかのちゃんの弟と同じ
制服だ。
三人が楽しくおしゃべりしているなか、私
は、かわいい女の人に釘づけ状態になって
いた。
女の人、りかのちゃんをじっとみてる。
そして、その女の人はりかのちゃんを呼び
止めた。
「あのっ。りかのさん?」
「えっ、私?うん。りかのだけど誰?」
「あ、申し遅れました。海斗くんのクラスメ
イトのエミリです。」
エミリさんは、にっこりした。
笑顔もめちゃくちゃかわいいんですけど⁉︎
ってか一体エミリさんはりかのちゃんに何
の用事だろう?
するとエミリさんがバックから何やらゴソ
ゴソと取り出した。
かわいくラッピングされている。
「あの、これ海斗くんにお姉さんから渡して
もらえないかしら?」
「えっ?何コレ?」
「チョコ」
えー‼︎
りかのちゃんどうするのー⁉︎
続く。




