前へ目次 次へ 7/22 2年生 夏③ 光と音の足元で 唇を重ね合わせた 日野「…!?」 「・・・」 言葉が浮かんでは消え、 音と光に流されていく。 花火と君、どっちを見ればいいか分からない。 戸惑った顔で、花火がうるさくて、声が通らなくて、 眩しくて、夏だから、眩しくて、 だから、花火を見上げてた。 いつまでも、いつまでも終わってほしくない。 終わってしまったら、 この気持ちと向き合わなきゃいけないから。 答えを知るのが、怖いから。 だから、花火を見上げ続けた。