↓ ↑ページトップへ
表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
6/10

2年生 夏②

あれはなんだったんだろう


眩しさと轟音で


かき消された気がする


日野「おまたせ!」


「ううん、待ってないよ」


今日は日野くんと花火大会に行く日。


日野

「待ってくれた人って、みんなそう言うんだよな」

「集合時間までまだ15分くらいあるし、俺の方が先だと思ったんだけどな」

「ぶっちゃけ待ってた?いつ来たの?」


「えっとね…10分くらい前?」


日野「25分前行動はエグいって…俺にはもっと適当でいいんだって」


「う、うん」


日野「じゃ、今後は5分前行動でオッケーだからね?」


「お、おっけー」


日野「おっけ!じゃあ行こ~」


大きな人混みからいくつか道を挟んで


私たちは少し遠回りをして花火大会へ向かった


日野「それじゃあ、なんか買ってくる」


「わ、私も行ってみたい」

「屋台も端っこの方なら人少なそうだし…」


人混みが苦手な私の為に、

日野くんは一人で行くつもりだったと思う。


日野「少ないって言っても結構いると思うけど…」


「い、行こ」


日野

「うーん、はぐれたら流石にマズいし」

「手、ちょっと繋いでていい?」

「あ、もし嫌だったらなんか俺の服つまむとか…」



「い、いいよ」



日野「じゃ、行こっか」


手を繋いで人混みへと向かう


花火への期待感と 夏の暑さと


あなたへの想いで 鼓動が早い


・・・


日野「食べたい物とかある?」


「えっと、たこ焼きとか」


日野「いいチョイスだね~。一緒に食べよ」


いくつかの屋台を巡り、


素早く食料を買い集め、


手早く元の場所へと戻った。


日野「ここさ、結構穴場で人も少な目なんだよね」


「少し離れた…ここって公園だよね?」


日野「そう、遊具とか撤去されまくってて、人来ないんだよね」


「そうなんだ、私、シート持ってきてるから、座って食べよう」


日野「めっちゃ助かる~!」


日野くんに荷物を持ってもらってる間に、

手早く持ってきたシートを広げる。


広げ終わる前に聞こえてきた始まりの音


「「「ヒュルルルルルル」」」


・・・


「「「 ドゴン 」」」


赤、白、黄、青、ピンク、紫


視界を埋め尽くす小さな炎


まだシートを広げてる最中だったから


中腰で、少し横目で見た花火




新井「・・・~・・・・・~~」


声が聞き取れなくて


日野「うん? なになにー?」


耳を近づけたつもりだったのに


新井「・・・」


日野「うん?」


唇が重なるなんて、夢にも思わなかった


評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。