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2年生 春①
私たち2-5組は、手始めに"テスト"という洗礼を受ける事になった。
”来週テストするから、そのつもりで”
淡々と、だけど後ろまで届く声で田中先生が全員に告知した。
その声が終わると同時に、
教室の東西南北、ありとあらゆる方角から嘆きの声が、
机に骨が当たる音が、聞こえてくる。
私も勉強は好きではないと思うが、得意な方だと思う。
前回のテストはTOP20に入ってたし、今回も大丈夫だと思う。
《鮮烈な黒》
日野「新井さん新井さん、もしよかったらなんだけど、テスト勉強とか、一緒にしてくれたり…する?」
「私でよければ…」
日野くんは、言葉が終わる前から笑顔を滲ませていた。
「いつにしますか?」
少し照れくさそうに、焦りにも似た感情を抱きながら、日野は新井に言葉を渡す
日野「本当!?俺はいつでも大丈夫だけど、今日の放課後…とか、空いてたりする?」
「きょ、今日ですか?私は大丈夫ですよ」
釣られて私も少しだけ恥ずかしくなった気がする。
日野「ありがと…じゃあ放課後、ファミレスでいいかな?」
勉強会を、二人っきりで
「うん…大丈夫です」
日野「じゃあ…、放課後、一緒に行こ」
目が合う事はなかった
うつむいていて、普段より声も、身体も、小さくなっていた
顔は見えなかったけど、きっと笑顔だった




