ハッピーエンドが好きなあなた
私、新井 マコトは、頂光高校に通う女子高校生、新学期を迎えた2年生だ。
今日から新学期が始まり、出会いが待っているという期待感を胸に、
教室へと歩みを進めた。
扉を開けると、
”おは!”よう!”
クラスで仲の良い二人組、日野くんと宮本くんがこぼれそうな笑顔で、元気に挨拶をしてくれた。
「おはよう!」
釣られて私も笑顔で挨拶を返す。
日野「新井さん!同じクラスになれて嬉しいよ~、新井さんみたいな美人と一緒のクラスなんて、マジラッキー!」
宮本「銀太、ずっと新井さんの事を見てニヤニヤしてたもんなw」
日野「うるせえよ!ミノルだって嬉しいくせに」
宮本「まあな~w」
・・・
日野 銀太 (ひの ぎんた) くん。
少しだけ茶色がかった髪が、顔を覆い隠そうとしているけど、
それでも主張をやめない、大きくて、綺麗な瞳。通った鼻筋。
比較的、大きく、伸びた体躯。
いわゆる「モテる人」。
中学生の頃から女子の間では人気だったのに、ミノルくん以外とあまり絡んでいない。
「女子に冷たい人」というレッテルが貼られている。
・・・
宮本 ミノル くん。
日野くんと一番の仲良し。
少しだけ身長が小さくて、
クラスメイトからは「カワイイ」って言われるタイプの男の子。
綺麗な髪色を、優秀な遺伝子による髪質が引き立てている。
・・・
「ちょっと羨ましい…。」
日野/宮本「ん?」
「ううん!なんでもない。1年間よろしくね!」
”マコト~!おはよう!”
遠くからでも真っすぐに届く声。
ボーイッシュな髪型に似合う可愛い顔。
・・・
広瀬 優 (ひろせ ゆう) ちゃん。
私とはタイプが真逆だけど、1年の時から仲良くしてくれてる大事な友達だと思っている。
どうでもいい存在
・・・
優「また同じクラスになれてよかった~!今年もよろしくぅ!」
「ゆうちゃん!今年もよろしくね!」
優ちゃんは数少ない私の友達。
1年生の頃から仲が良くて、毎日一緒に居てくれる大事なお友達。
「同じクラスになれて本当に嬉しい。」
優「へへ、あたしもだよ」
続々とクラスメイト達が教室に入ってくる。
新たに始まる1年
来年には3年生になって、卒業して、大学に行ったり、
2年生なんて、まだまだ高校生活を謳歌出来るなんて思ってたけど、
ほんの少しだけ焦りを感じてたり。
それでも、今近くにいる人達、みんなと素敵な日々を繰り返して行けたらいいなって思う…。
少し遠い席 まだ名前も知らない 顔も忘れた
呟かれた言葉 微かに聞こえた なんだっただろう
《───染──た》




