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今日もダンジョンでレベルアップ!貧乏無課金でも金持ちを蹴散らし、ざまぁ復讐そしてハーレムを作る!?  作者: まめたろう
33章「六階層へ」

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第334話「耐久性の攻略法」

#第334話「耐久性の攻略法」


 ミノタウロスの三つの特徴について、俺たちは改めて動画を見ながら研究を進めていた。

 突進と咆哮については、すでにある程度の対策と方向性を見出している。そして残る三つ目――耐久性についても、注意深く確認を行った。

 ハンターがミノタウロスを攻撃していく、そして次の瞬間に動きが変わった。そのミノタウロスの姿は防御に専念しているように見える。

 俺はその状況をみんなと共有した。


「確かにダメージを受けた後に、防御の形を取り出したように見えるな……」


 映像の中のミノタウロスは、激しい攻撃を受けた直後に動きを止め、体勢をやや低くして守りを固めている。その目はハンターを捉えて放さないが、攻撃をする体制には見えない。専守防衛という感じか。


「でも本当に回復している……のかな?」


 ひよりの言葉に、俺は首を傾げた。そこははっきりしないからだ。ぱっと見た感じでは判断ができない。


「もしかしたら回復というよりは休憩し息を整えているだけかもしれないな。ボクシングでいうところのガードを固めて相手に打たせる感じ。その間、多少なりとも被弾はあるだろうからデメリットもあるけどね」


 急所への攻撃だけはがっちり防ぎ、その他の攻撃はできるだけ受け流す。そして相手が攻撃に疲れたところで反撃に転じる――まさにそんな戦い方に見える。

 俺と同じことを考えていたのだろう。ルナが話を続けてくれた。


「敵が守りに徹すると攻撃する方がきつい場合も多い。そしてこちらが攻撃に疲れたところを見計らってミノタウロスが反撃するという感じかもしれないな」


「ぱっと見では判断できないが、回復というよりは攻めているハンター側が疲弊しているだけなのかもしれない。疲弊すれば相手が回復しているように感じるからな。それにしても……これも厄介だな」


 思わずため息が漏れた。がちがちに守りに入った敵を倒しきるのも大変なのだ。

 特にミノタウロスのような敵はもともと攻撃が通りにくい。もともと防御力が高いわけだ。そこへ更に防御中心の構えをとられるとしんどい。


「でも徹底的に守りを固めているという感じならば……その構えを取ったら放置もありかな?」


 俺がそう言うと、ルナが頷いた。


「それはありだな。でも完全放置だとさすがにまずいだろう。すぐに防御を解いて反撃に転じてくるかもしれない。適当につつく程度はした方がいいかな」


「どういうこと? ミノタウロスのような強い敵を放置なんてあり得るの?」


 ひよりが驚いた表情で問い返した。普通に考えると、あり得ない話だから不思議に思うのは無理がないだろう。

 そこで俺が説明した。


「ああ、動画を見たら分かると思うけど、ミノタウロスは一定のダメージが入ると身を固めて動かなくなるんだよね。こうやって防御に専念されるとダメージが通りにくい。攻撃するのもしんどい。ならば放置して他のモンスターを倒す方がいいかなと思ってね」


「それはそれで怖いわね」とひより。


「もちろん全く放置するというわけではなく、チェックしながら他のモンスターを倒すという感じだけどね。さっきルナが言っていたように適当につつきながらの放置がいいかもしれない。こちらは疲れない程度に牽制する感じだね」


「で、復活してきたら、すでに他のモンスターを倒しきっていたら、一斉攻撃で倒せばいいかな? そこは状況に応じて変える」


「一番強い敵を放置するとかって……まさしくゲーム脳という感じね」


 ひよりが苦笑するが、作戦としては合理的だと思う。無理に強い敵と戦う必要はないのだ。効率よく安全に倒すのが一番。

 はめ技とかに近いかも。時には卑怯と言われる時もあるかもしれないが、そんなことは言ってられない。

 その時、ラムが手を挙げた。


「あと一撃の威力を高める訓練とかはできないですか?」


「確かにそれはいいです。守りに入る暇がないぐらい、一気に攻撃で倒しきれるならそれが一番楽です」とリンも同意した。


「ああ、その辺りも考えてはいるよ」


 ルナが頷いた。さすがルナだ。ミノタウロスの耐久性対策として攻撃力アップも考えてくれているらしい。

 できれば、防御の姿勢に入ったミノタウロスでも一人で倒しきれるほどの火力があれば理想だ。

 もちろんたくさんの人数でタコ殴りにできればいいが、そんな理想的な展開にしようとすれば討伐に時間がかかるだろう。


「訓練で攻撃力のアップを図る。しばらくは半日を訓練に当て、もう半日は実戦で試すことにしよう」


「威力が高くなるのは嬉しいかな。訓練、頑張るよ」とロアが意気込みを見せた。


 いい感じで気合が入っているようで何よりだ。


「ミノタウロスの特徴は分かったけど、何か弱点とかはないのかしら?」


 ルフが首を傾げる。そうだな。今回はミノタウロスの強いところばかりをチェックしていたが、できれば弱点を見つけたいところだ。

 しかし、今のところは弱点らしいところが見当たらないのだよね。


「確かに何か弱点があればいいのだけど……まあ守りの姿勢に入った時に動かなくなるのは、弱点と言えば弱点かもしれない。最初の突進も終わった後は無防備に近いから攻撃しやすい」


「それ以外にも何かあるかもしれない。動画はもちろんのこと実戦でもチェックしていこう。やはり実践でしか見えないところもあるだろうからね」


 こうして、おおまかな方針は固まった。

 明日からは訓練と実戦を組み合わせた日々が始まる。まずは敵が強いので大変。 

 更には訓練にも時間を割くので、当面は歩みが遅くなりそうだが――それでも一歩一歩、確実に前進していくつもりだ。

いつも読んで頂いてありがとうございます。毎日12時ごろ、20時頃の2話投稿を限界まで続けていく予定です。


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べ、べつに何も無くても頑張るけどね、、、 (^O^)/

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