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今日もダンジョンでレベルアップ!貧乏無課金でも金持ちを蹴散らし、ざまぁ復讐そしてハーレムを作る!?  作者: まめたろう
33章「六階層へ」

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第332話「突進の正体」

#第332話「突進の正体」


 黒澤さんとエリナさんに開いてもらった記念パーティーの中で、田嶋さん、黒澤さん、エリナさんから六階層最大の脅威――ミノタウロスについていくつか教えてもらった。


 単純にレベルが高い。

 スピードも大きさもパワーも、五階層のオークより明らかに上。まずはオークと同様に大きさが脅威だ。しかし五階層を攻略した俺たちならばさほど問題はないだろう。田嶋さんもすぐに慣れるだろうと言っていた。


 しかし問題はミノタウロスにはオークにはない三つの特徴があるということだ。それは突進、咆哮、耐久性。


 それぞれの特徴について一つずつ対策を考えるしかない。ということで、俺たちはマンションに戻り実際の戦闘映像を見ることにした。


 最初は突進の場面からだ。映像の中でミノタウロスが急加速し、一直線に突っ込んでいく。

 その加速は確かにとんでもなく早い。ぶつかったら大変なことになりそうだ。かなり恐ろしい。


 そうして何度か突進の場面を見たのだが……。これは思ったより脅威じゃないかも?俺はそう感じた。

 理由は単純だ。

 突進の方向がほぼミノタウロスの正面への一直線だからだ。


 リスクがあるのは基本的に正面のみ。ならば、正面に立たなければいいだけの話なんだよね。


 俺がそう考えていると、ルナも同じことを思ったらしい。


「突進は特に問題ないかな?」


「えっ、そうなの? かなり怖いと思うけど」とひより。


「ルナさん、特に問題ないというのはどういうことですか?」とラム。


「私も知りたいです」とリン。


 他の使役モンスターたちも不思議そうだ。そこで俺は映像を止めて説明した。


「突進で危険なのは正面にいる人間だけだよ。直線だからな」


「ああ……なるほど。言われてみればそうですね」とルフ。


「ならば、常に斜めから攻撃すればいいということですね?」とクー。


「そういうことだね」


 ミノタウロスの正面に立たないことがまずは基本かな?常に斜めから攻撃すればいい。もちろん横や背後からの攻撃でもOKだ。そう考えるとそこまで脅威ではない。

 ただし、問題もある。


「ただし問題もあるよな。正面に立てないということは足止めが難しいんだよな」


 正面に立てないとなると誰かを庇おうと思った時が難しい。常に斜めから切りつけて注意をこちらに向ける必要があるが、そうも言ってられない場面が出てくるかもしれない。

 だから、やっかいなのは間違いない。あくまでも通常時にそこまでの問題はないという意味合いになる。


 基本的には斜めから切りつける。そこで、おそらくは切りつけた側にミノタウロスが方向転換するだろう。その際にはこちらも正面を避ける位置取りを変える必要がある。

 そして面倒ではあるが、その先にいる仲間も同様に動く必要がある。そうしないと少し離れていたとしても突進の餌食になってしまう可能性があるからだ。

 少しでも連携が崩れれば、誰かがミノタウロスの正面に入ってしまう。それは避けなければいけない。


「ミノタウロスと直接対峙していない人も、常にミノタウロスの位置を把握する必要がありますね」とルフ。


「ああ。足止め担当以外も常に動く必要がある」


「そう考えると数が増えるときついな」とルナ。


 確かに。

 一体なら問題なく管理できるだろう。二体以上は一気に難易度が跳ね上がる。

 だが逆の視点もある。

 俺は呟いた。


「ミノタウロスの突進直後はチャンスじゃないか?」


 映像を巻き戻す。突進後、しばらくしてミノタウロスは体勢を立て直す。その瞬間は防御が甘そうに見える。


「確かに突進は攻撃全振りのように見えるな。その直後は隙が多い。これはボーナスタイムかもしれない」とルナ。


「ただし実戦でそこまで余裕があるかは別だけどな」


 これは映像で見ているからこそ分かる話だ。理論と現実は違う。必死にやっている中で、突進後のミノタウロスの隙を付く余裕があるかどうかは分からない。だが狙い目ではありそうだ。


「予備動作が分かれば簡単なんだけどな」と俺は呟いた。


 映像を何度も確認する。ミノタウロスは突進前にわずかに力を溜めるような動きはある。

 だが他の攻撃でも似た動きをするから判断は無理かな?


「完全な判別は難しいな……」


「今後の課題ですね」とラム。


 うん。まずは突進。正面に立たないというのが基本。それは直接対峙している人間だけでなく他の人間もそうだ。

 そして突進後は隙がありそうに見えるからそこを一気に叩くのはありかもしれない。この辺りは実戦で少しずつ試していけばいいだろう。


「それにしてもレンとルナは凄いね。映像を見ただけですぐに対策を考え付くんだな」と透子さん。


「まあ、それもゲーム脳のせいかな?」と俺は答えた。ルナも頷く。


 俺たちはゲームをやっている時に相手の弱点を探すのは日常だったからね。少しでも効率よく敵を倒して次に行く。その繰り返しだった。

 課金ユーザーは強い武器とか仲間を持つからそんな細かいことをしなくてもよく、どんどん先に行っちゃうのだけど俺たちはそうもいかなかった。

 でもその観察力がここで生きている。そう思うとあの無課金での戦いも無駄じゃなかったよな。


 とりあえず突進の対策は大まかに決まった。あとは実戦で確認すればいい。でもミノタウロスの特徴は他にもあるのだ。ここで満足しているわけにはいかない。

 俺は映像を切り替えた。そこではミノタウロスが大きく口を開いている。


「……次は咆哮だな」


 部屋の空気が、少しだけ変わった。こちらはどう対策を取ればいいのだろう?

いつも読んで頂いてありがとうございます。毎日12時ごろ、20時頃の2話投稿を限界まで続けていく予定です。


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べ、べつに何も無くても頑張るけどね、、、 (^O^)/

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